インフルエンザでの体温の推移と低い時の原因と対処法や注意点!
インフルエンザの中でも代表的な症状に体温が上昇する熱がありますが、一度体温が下がったため治ったと思ったらまた上昇して高熱になってしまうということがあります。
このようにインフルエンザによる体温の推移は何パターンか種類があり、中には熱が全くでないで体温が低いままというケースもあるのです。
これでは風邪との区別に熱を目安にしている人には困りものですし、そのような場合インフルエンザであると気が付けずに他の人にうつしてしまっているかもしれません。
そこで今回は、インフルエンザの体温の推移と低いときの原因、並びに対処法と注意点を詳しくお伝えします。
目次
インフルエンザの体温の推移は何種類ある?
インフルエンザの症状として最も大きな症状が38℃を超える急な発熱であり、そこが風邪との見分け方として判断している方も多くいるでしょう。
確かに、一般的なインフルエンザの体温推移は発症してから一気に上がって3~5日経過した後で平熱に戻るというものです。
しかし、それ以外の体温推移も存在しており、一度平熱に戻ったはずなのに再度熱が出ることや、逆にまったく熱が出ないということもあるのです。
つまり、体温の推移は大きく分けて「一般的なケース」「ぶり返すケース」「体温が変わらないケース」の3種類になりますね。
◇インフルエンザの体温推移パターン①:一般的なケース
まず一般的なケースは、関節痛や体のだるさといった症状が出てから半日の間に体温が急上昇していきます。
この時の体温は38℃から39℃、高い人では40℃程になり、この高熱が3~5日経過した後に、平熱まで下がります。
ここでの熱が下がるサインは黄色い鼻水が出ることで、この鼻水が出てから半日から1日程度で熱が下がるのですが、もちろん体調や年齢である程度の個人差はありますので注意してくださいね。
これが世間での一般的なインフルエンザの体温推移となっており、熱を風邪との区別としている人にとっても非常にわかりやすいケースと言えるでしょう。
◇インフルエンザの体温推移パターン②:ぶり返すケース
先に説明した①で、体温が通常に戻ったはずなのに再度熱が出てしまうことがあり、これを医学用語で「二峰性発熱」と呼んでいます。
このようなぶり返しは0~15歳の子供や幼児に多くあらわれ、免疫力が低い子供ほど高確率であらわれます。
実はぶり返しは熱が出なかった場合にこそ注意すべきものと言われていて、低い体温のままインフルエンザの症状が治まった時ほどなりやすい傾向にあるのです。
その理由としては、熱が出ている状態というのは免疫が働いている状態となっていて、熱が上がらないとインフルエンザを免疫が倒しきれないことがあり、倒しきれなかった生き残りがぶり返し熱を引き起こしてしまうのです。
また、再度出る熱は平熱まで下がった半日~1日後に症状として見られることが多いので、子供がインフルエンザに感染した場合に熱が下がったからといって、治ったとすぐ判断しないで必ず様子を見てぶり返しが無いかを確認しましょうね。
◇インフルエンザの体温推移パターン③:体温が変わらないケース
ある意味一番危険なのはこの熱が出ないケースで、熱を判断基準にしている場合に気が付けないことが多くあります。
この原因には、まず感染したインフルエンザはあまり熱が出ない種類のタイプであったことや、既に予防接種を受けていて熱が出ないこと、または風邪薬を飲んで一時的に熱を抑えていること、それ以外では免疫力が低すぎて発熱する力がないことが考えられますね。
注意点としては、自覚症状に気が付かずに普通に外出してしまいインフルエンザウイルスがばらまかれることでしょう。
そのため、風邪とは違う症状である関節や筋肉の痛みや脈泊の早さでインフルエンザであると気が付くことが大切で、少しでも怪しいと思ったら病院で検査をしてもらうようにしてくださいね。
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インフルエンザの種類と発熱パターンの関係
実は人に感染するインフルエンザウイルスはA型・B型・C型と3種類に分けられていて、そのうちよく流行するのはA型とB型となっています。
まず、インフルエンザA型とは季節性インフルエンザとも呼ばれていて、抗原性が変異して毎年必ず流行してしまいます。
そして、このA型は非常に感染力が高い上に、熱などの症状が重篤になることもあり、世界的な大流行によって多くの死者を出すこともあります。
次に、インフルエンザB型はA型と比べて症状が軽く、予防によってほとんど症状を防ぐことができる驚異度がA型に比べて低いインフルエンザで、感染力もA型より低く、限られた地域で流行することが多いようです。
実は、このB型は症状が軽いため熱がそんなに出ないことがあり体温の変化がほとんどないインフルエンザになることがあります。
最後に、インフルエンザC型はほとんど流行することが無く、症状も鼻風邪程度であり驚異度が一番低いインフルエンザとされています。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか?
今回は、インフルエンザの体温推移からいくつかのケースに分けて原因や注意点について詳しくお伝えしました。
お伝えしたように一番怖いのは、体温が低いままであるためインフルエンザであることに気が付けずに外出してインフルエンザウイルスをばらまいてしまうことでしょう。
そのためにも、風邪以外の症状である関節痛や脈拍の変化に気が付いて病院を受診することが大切であるということでした。
もし、家族の誰かに関節痛などの症状があった場合はすぐに脈拍が早いのかを確認して病院に連れて行き、他の人への感染を防ぐとともに、しっかりと自分も感染しないように予防を行うようにしましょう。
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