ノロウイルスの症状で夏の場合!季節による原因や症状の違いも

画像1ノロウイルスは牡蠣などが原因で起こることの多いウイルス性胃腸炎なので、牡蠣が旬を迎える冬の寒い時期にかけて流行するイメージが強いですよね。

ただ、ノロウイルスは夏に起こることもあるのをご存じでしたか?

また、ノロウイルスの症状で、季節による原因や症状の違いについても知りたいですよね。

そこで今回は、ノロウイルスの症状で夏の場合や、季節による原因や症状の違いについて詳しくお伝えしていきます。

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ノロウイルスで夏の場合!季節ごとの原因や症状の違いは?

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ノロウイルスでは、牡蠣などの二枚貝が原因になることが多い一方で、同じ二枚貝でもアサリやシジミなど、加熱して食べる二枚貝が原因になることはないことから、生食で食べることで起こることが多いとされています。

そして、実は牡蠣そのものがノロウイルスを持っているわけではなく、原因は海水にあると考えられていて、牡蠣などの二枚貝は海水を体内に吸い込み、エサとなるプランクトンやウイルスを内蔵に蓄積して、海水だけを吐き出しています。

それから、私達が日々排出している下水が処理しきれず、海水にわずかなウイルスが流れていき、そこにノロウイルスが含まれていれば、二枚貝の内蔵に蓄積されてしまうという仕組みで、つまり元を辿ればノロウイルスの原因は私達の生活にあるのです。

こうしたことから、牡蠣が旬を迎え、生食で食べることの増える冬の季節にノロウイルスが流行し、加えて冬の寒さで人の体温が下がり。免疫機能が下がるので、ウイルスが感染しやすい状態になっていることも感染の引き金となっていると考えられています。

ノロウイルスで夏の場合もある?

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ただし、厚生労働省のデータによると、ノロウイルスの食中毒の発生件数は圧倒的に秋から冬に多いとされているものの、春や夏が全くのゼロというわけでもないことが分かります。

そして、ノロウイルスは冬に限らず1年を通して飛散しているため、牡蠣などの原因食材を直接食べること以外にも、不衛生な調理環境で作られた料理や、感染した人のウイルスが付着した手が接触することでもうつるそうです。

それから、夏も冬と同じように、高温多湿の環境によって夏バテを起こし食欲不振になることで体の免疫力が下がるので、ノロウイルスをはじめ様々なウイルスに感染しやすくなることも原因の一つと考えられています。

また、ノロウイルスで夏の場合の症状は、冬の時と同じで感染から2日間と短期間の間に発症し、下痢や嘔吐、37~38度程度の症状が現れるそうです。

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夏のノロウイルスの予防策は?

夏のノロウイルスの時は、冬と同じで、手洗いやうがいなどを徹底することが大事です。

また、夏はバーベキューなどで加熱処理が十分でない料理を食べてしまったり、お弁当も夏の暑さで腐ってしまうことが多いので、調理の際には調理環境を清潔にすることと、十分に加熱するように注意しましょう。

そして、十分な睡眠と栄養を摂り、免疫力を高く保つことで、症状を少しでも和らげることができます。

それから、夏の暑い時期には日中に浴びた紫外線や、高温の環境での移動などで体は強いダメージを受けているので、無理をすることなくしっかり休養し、できれば22時以降は早めに眠ることで体を回復させると、ウイルスなどに感染しにくくなりますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、ノロウイルスの症状で夏の場合や、季節による原因や症状の違いについて詳しくお伝えしました。

まず、ノロウイルスでは冬の牡蠣がウイルスを含んだ海水で呼吸することでノロウイルスなどを蓄積し、それを生食で食べることで、元々気温が下がり免疫力が低くなった体に感染しやすくなることから冬に流行しやすいのでしたね。

ただ、ウイルスは年中飛散していて、夏など高温多湿の環境で免疫力が低くなり、調理環境などが不衛生になることで感染することもあるのですが、症状は冬も夏も同じということでした。

そのため、夏も手洗いやうがいなどを徹底し、食材は加熱処理をしてから食べた方が良く、日中受けたダメージは夜早めに睡眠を摂り、栄養を摂取することで予防すると良いとのことでした。

このように、ノロウイルスでは1年を通して免疫力が鍵になるので、その免疫に関する次の記事もチェックしましょう!
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「ノロウイルスへの免疫をつける効果的な方法!」についての記事はコチラ!?

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