ノロウイルスは病院だと何科?点滴の効果や入院期間についても!

画像1ノロウイルスは、感染すると突発的な下痢や嘔吐の症状に襲われて、ひどい場合だとトイレから離れられないほど苦しい症状が現れます。

なので、ノロウイルスの場合は病院だと何科を受診したら良いのか、また、ウイルスの検査方法などについても知っておきたいのではないでしょうか?

さらに、ノロウイルスの治療で点滴をするとどのような効果があるのか、また入院するとしたら期間はどれくらいかも気になりますよね。

そこで今回は、ノロウイルスだと病院は何科かといったことや、点滴の効果や入院期間についても詳しくお伝えしていきます。

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ノロウイルスでは病院の何科を受診すべき?検査方法など

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ノロウイルスは冬から春にかけて流行しやすく、牡蠣などの二枚貝が原因食材となって、乳幼児から大人まで様々な年齢の人が感染します。

そして、症状はその人の体の免疫力によって個人差があり、嘔吐や発熱は出ない場合もありますが、下痢は必ず現れるので、突然下痢症状が出たら注意するようにしましょう。

そして、下痢というのは、腸管から正常に水分を吸収できなくなってしまう状態なので、腸管の病気の専門は正確に言えば消化器内科や胃腸科となります。

ただ、急に起こる下痢のほとんどがノロウイルスのような感染性の腸炎で、専門的治療は必要とせずに回復することができるので、突発的な下痢に襲われて、ノロウイルスの疑いがあるのなら、一般的な内科を受診するようにしましょう。

ノロウイルスの検査方法は?

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ノロウイルスでは、検査方法が二通りあり、一つは簡易的なキットを使ってその場で結果が出るもので、もう一つは電子顕微鏡などで検査を行い、数日間かけて結果を出すものですが、後者は食品従事者など検査を必須とする方にのみ実施されます。

なので、今回は簡易的なキットについてご紹介しますが、これは迅速検査といって、便を綿棒で採取し、検査を行う方法で、15~20分程で結果が出るので病院に行った当日に診断結果が分かります。

ただし、具体的な症状が現れる前だと、感染していても陰性反応が現れたりと、診断結果が不確定なため、確実な検査方法とはされていないそうです。

また、3歳以下の幼児か、高齢者の場合は保険適用になり3割負担で済むため、自己負担額は1,500円程度ですが、保険が適用されない場合は5,000円ほどかかってしまいます。

その上、ノロウイルスはウイルスに根本的に効く特効薬がないため、抗生物質の処方などはしてもらえず、基本的には自宅で安静にして、ウイルスを便から排出しきるまで待つしか治療方法がありません。

そのため、ノロウイルスでは脱水症状が現れ、点滴治療が必要となるまでは無理をして病院に行って検査をするよりも、自宅で安静にしながら1日も早く回復するように対症療法を行う方が良いと言えます。

ただし、下痢の症状があまりにひどく、血便まで起きたり、腹痛が続いているようであれば他の病気を合併している可能性もあるので、できるだけ早く病院の内科を受診するようにしましょう。

ノロウイルスで病院での点滴の効果や入院期間について

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ノロウイルスでは、下痢の症状が必ず現れ、ひどい場合だと1日に20回以上もトイレに行かなければならなく、嘔吐もするので体から大量に水分が失われてしまいます。

そして、自分自身で水分を摂ることができなくなり、尿が出なくなったり、体がぐったりして動かないようであれば脱水症状にかかっている可能性が高いため、できるだけ早く病院へ行って点滴治療を受けましょう。

ちなみに、病院でノロウイルス感染症のために処方される点滴には2種類あり、様々な栄養分を含んだものと、水分やミネラルを多く含んだものがあり、特に脱水症状がひどい場合は後者を先に投与し、その後前者の点滴を投与させて体を回復させます。

これによって、体から失われた体液を、口から摂れない場合に血管を通じて吸収させ、脱水症状を回避させる効果があるのです。

そのため、ノロウイルスの点滴では、しばらくの間入院することがあり、期間としては3泊4日程度が多いのですが、長引く場合は1週間ほどになることもあるそうです。

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ノロウイルスの時の脱水症状対策は?

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ノロウイルスに限らず、突発的な下痢に襲われたら、とにかく意識して水分をとることが大切です。

その際、体から失われる水分は体液といって、水分だけでなく塩分(イオン)も含むので、梅干しや塩など、簡易的に摂れる塩分も同時に摂るようにしましょう。

そして、下痢や嘔吐が続くと体の中も冷えるので、冷たい水を飲んでさらに冷やさないようにし、温かいほうじ茶などで体を温めながら、梅干しなどを合わせると良いでしょう。

もし、ポカリスエットなどスポーツドリンクを飲むなら、一気に飲まずこまめに少量ずつ飲むようにし、冷蔵庫で冷やさず常温の状態で飲むと良いでしょう。

そして、水っぽい便が出ている間は食事を無理して摂らなくて良いので、少し回復してきたら、水分の比率が多い重湯などを少しずつ食べるようにすることをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、ノロウイルスだと病院は何科かといったことや、点滴の効果や入院期間についても詳しくお伝えしました。

まず、ノロウイルスでは病院の内科を受診すると良く、検査をするなら迅速検査といって簡易的でその場で結果がわかる検査方法がありますが、不確定要素が多く、保険適用でないと5,000円ほどかかるのでしたね。

そのため、基本的には自宅で安静にするのが良いのですが、脱水症状の可能性があればすぐに病院へ行き、点滴を受けると失われた体液を血管を通じて吸収し回復でき、入院する場合は3泊4日から1週間ほどかかるとのことでした。

そして、脱水症状にならない限りは、自宅で温かいお茶と梅干しなど、体を温めながら水分と塩分をバランス良く摂ると良いとのことでしたね。

ただ、ノロウイルスは一度かかっても再度感染する可能性があるので、体の免疫力をつけて感染を予防する方法について、次の記事もチェックしましょう!
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「ノロウイルスへの免疫をつける効果的な方法!」についての記事はコチラ!?

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