虫刺されでノミの時の症状や特徴!対処法や薬についても!

暑くてジメジメした季節が始まると、色々な虫に刺されて困ってしまいますが、朝起きた時に足の辺りがあちこち痒いのだとしたら、それはノミが原因かもしれません。

ただ、室内で起きる虫刺されにはダニによるものなどもあるので、ノミの特徴や症状を知っておいて見分けられるようにしたいですよね。

また、虫刺されでノミの時にオススメの対処法や薬も気になるのではないでしょうか?

そこで今回は、虫刺されでノミの時の症状や特徴と、対処法や薬について詳しくお伝えしていきます。

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虫刺されでノミの時の症状や特徴は?

室内でよく被害にあう虫刺されは、蚊とダニ、ノミの3種類があり、比較的症状が似ているのですが、ノミの場合の症状や特徴にはどのようなポイントがあるのでしょうか?

1) 被害の部位がほとんど足

蚊の場合は、手や顔や首など、露出している部位にあちこち刺しますが、ダニの場合は逆にあまり露出しておらず、服の下の軟らかい部位を好むので、お尻やお腹や胸などが被害に遭うことが多いです。

それに対し、ノミの場合は徹底的に足を刺すので、膝から下の下半身に刺された痕が集中していたら、ノミが原因と考えて良いでしょう。

2) 1箇所だけでなく、何カ所も刺す

ノミはジャンプしながら移動するので、咬まれた痕があっちもこっちも…と複数箇所目立つことも特徴です。

3) 大人よりも子供の方が刺されやすい

ノミは体温が高い体を狙ってくるので、大人よりも子供の方が被害に遭いやすいです。

4) とにかく痒くてたまらず、水ぶくれができる

ノミによる虫刺されでは、蚊とは比べものにならないほどの痒みが生じ、放っておくと赤く腫れて水ぶくれになり、大きくふくれあがることも多いそうです。

そして、痒みがすぐには出ない「遅延型アレルギー」というタイプで、数時間経ってノミがいなくなってから痒みに気づき、この痒みは1週間ほど続くそうです。

このように、ノミに刺されるとこうした辛い症状がでるのですが、ノミは犬や猫に寄生して卵を産み、犬や猫から滑り落ちたノミは家の中でも繁殖し、カーペットや畳やベッドなどで生息します。

なので、動物を飼っている家庭では、よりノミによる虫刺されに注意した方が良いでしょう。

ノミの虫刺されへの対処法や薬は何がオススメ?

ノミによる虫刺されの場合は、とにかく痒みがひどく、子供の方が刺されやすく我慢ができずに手でかいてしまって、あっという間にとびひになる危険性があります。

そのため、ノミの虫刺されに気づいたら、できるだけ早く皮膚科を受診して、次のような薬を処方してもらって対処しましょう。

・セレスタミン

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セレスタミンは、ひどいかゆみを抑える時に処方される抗ヒスタミンとステロイド配合の飲み薬で、塗り薬のように、子供がぬぐってしまう心配がありません。

ただし、強い眠気や口の渇きなどの副作用が生じることが多く、その他にも倦怠感や発熱、頭痛や抑鬱、下痢などに悩まされる方も多いようなので、困った時には医師に相談すると良いでしょう。

また、ステロイド配合薬のため、使用は1週間程度までと医師から指示を受けるはずなので、処方通りに使用し、長期間使い続けることは控えるようにしましょう。

それから、アレグラといって、第2世代の抗ヒスタミン薬が処方されることもあり、比較的眠気などの副作用が少ないとされていますが、個人差があるので、大人が服用する際には注意して、服用の前後に運転などはしないようにしましょう。

・マイザー軟膏

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ステロイドの中では2番目(非常に強い)の強さに属する塗り薬のため、比較的痒みがひどい場合に処方されることが多いです。

そして、使用する際には必ず適量にとどめ、使用期間も守り、もしも皮膚が薄くなったり、毛が濃くなるなどの副作用が現れた場合には、すぐに使用を中止するようにしましょう。

(関連記事:マイザー軟膏の強さや効能と副作用!陰部ややけどには使える?

ただ、こうした対処を行っていても、痒みが我慢できなくて子供が患部をかいてしまう危険性があります。

そして、手でかくことによって紛れ込む細菌は、実は健康な人の肌や鼻の中などに普段からいる常在菌だということをご存知でしょうか?

そのため、虫刺されの時に限らず、手の爪は丸く短く切り揃え、手洗いを徹底して、清潔な状態を保つようにすることで、とびひを予防することができますよ。

また、既に虫刺されの痕をかきむしって水ぶくれが破け、化膿している場合には、塗り薬を塗った上で、ガーゼなどをかぶせ、テープで固定して保護すると安全です。

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ノミ退治で基本の対処法はコチラ!

ノミは姿が見えず、一度発生すると大量に増殖してしまうので、なかなか対処が難しいのですが、咬まれると気が狂うくらい痒いので、できるだけ事前に対処しておきたいですよね。

そこで、気になる方は次の基本の対処法を実践することをオススメします。

1) 体や衣服を清潔に保つ

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ノミの幼虫は、人間やペットのフケや、落ちた皮脂を食べて成長するとされています。

そのため、当たり前のことですが、体や衣服は常に清潔に保つことが大切で、特に洗髪は念入りに行うようにしましょう。

2) 布団乾燥機で高温乾燥をする

ノミはダニなどと同じで、布団で生息していることが多いのですが、日干しにするだけでは殺菌することができないと言われています。

そのため、コインランドリーなどを活用して布団乾燥機にかけ、高温乾燥処理を行うことで、ノミを一気に駆除することができますよ。

3) レイコップで吸い取る

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布団乾燥機で駆除した後は、布団に残った死骸をレイコップで一気に吸い取ると良いでしょう。

そして、レイコップでなくても、布団用のノズルさえあれば対応できるので、別売りで購入すると良いですよ。

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4) バルサンをたく

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ノミやダニと言えばバルサンというイメージが強いですが、最近はあまり効果が期待できないと聞くことも多いですね。

ただ、部屋中のダニやノミを一気に退治できることもあるので、説明書をしっかり読んでから行い、使用後は必ず換気や掃除機がけを行うようにしましょうね。

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以上が基本の対処法ですが、前述の通り猫や犬などのペットがいると、よりノミが増殖しやすいので、長毛の猫であれば、定期的にペットクリニックでお風呂に入れてもらったり、家庭でもシャンプーをしてあげてキレイに保つようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、虫刺されでノミの時の症状や特徴と、対処法や薬について詳しくお伝えしました。

まず、虫刺されでノミの時には、ひざより下に集中的に刺されていて、1箇所だけでなく複数箇所のことが多く、大人よりも体温の高い子供が狙われやすくて、気が狂うほどの痒みに襲われるのでしたね。

なので、ノミによる虫刺されにあったら、できるだけ早く病院を受診し、セレスタミンなどの飲み薬の服用か、マイザー軟膏で対処すると良いのですが、特に飲み薬は眠気などの副作用が強いので、服用の前後は運転を控えるなど注意しましょう。

また、ひどい痒みでとびひしないよう軟膏薬を塗った後にガーゼで保護するのでしたね。

さらに、ノミの基本の対処法もお伝えしたので、本格的に梅雨入りする前に試してみて、辛いノミの虫刺されにあわずに済むように、早めに対処しましょう!

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