突発性発疹の発症する年齢は何歳まで?小学生でもなる?
突発性発疹は小さい赤ちゃんが1度はかかるウイルス性の感染病と言われていますが、何歳までの子供がかかる病気なんでしょうか?
そして、突発性発疹には小学生でもなるのか、年齢は?といったことも気になりますよね。
また、突発性発疹にかかる時の感染経路や、予防法などについても知っておきたいですよね。
そこで今回は、突発性発疹の発症する年齢は何歳までかということや、小学生でもなるのかについて詳しくお伝えしていきます。
目次
突発性発疹を発症する年齢は?
突発性発疹とは?
突発性発疹は、乳幼児のほとんどが生後6ヶ月から2歳くらいまでの間に一度は経験する病気で、「突発性発疹といえば赤ちゃんの病気」と言われています。
そして、原因となるウイルスはヒトヘルペスウイルスの6型と7型、もしくはエンテロウイルスの3種類に分かれ、全体の85%はヒトヘルペスウイルス6型への感染で発症します。
ただし、突発性発疹はうつるため、1度かかった子供でも、のちに友達や兄弟から別のウイルスの突発性発疹をうつされて、2度目の感染を経験する子もいます。
そのため、感染したウイルスを把握しておくためには、病院で血液検査を行うと良く、自費にはなりますが、どのウイルスに免疫がついているかを知っておくと安心ですね。
それから、突発性発疹の症状には次のような特徴があるとされています。
・38~39度くらいの高熱が2~3日続く
・熱が下がる頃に全身にブツブツとした赤く小さな発疹が現れる
・湿疹は胸やお腹、背中を中心に現れ、手足や顔は少なめで、かゆみや痛みは伴わない
・熱が下がる頃、発疹が現れる前に下痢や嘔吐の症状が現れる場合もある
・発疹が現れたら「完治のサイン」で、さらに2~3日すると痕も残らずキレイになる
このように比較的軽度の症状で、抗ウイルス薬はないものの、基本的にはきちんとホームケアを行っていれば治る病気とされています。
ただし、中には40度近い高熱が続くことによって熱けいれんを起こしたり、脳炎などと合併する危険性もあるため、ぐったりしていたり、白目になって意識障害を起こしていたら、早急に病院を受診して適切な処置を行うようにしましょう。
もしも、脳炎などへの手当が遅れると、重い後遺症が残る場合もあり、最悪のケースは死に至ることもあるので、軽い病気だからといって安易に考えるのは危険です。
小学生でもなる?
突発性発疹は、遅くても3歳までには感染する病気で、それ以降の感染はほとんどないのですが、ごく稀に6歳で突発性発疹のような症状が現れる子がいるようです。
ただし、突発性発疹は熱が下がった後の発疹の段階でようやく診断ができるので、誤診である可能性も一概には否定できず、単なる風邪の可能性もあります。
そして、それ以上大きくなった大人の場合は、免疫がついているために突発性発疹にうつることはまずないとされているので、赤ちゃんの看病の際は感染の危険などを気にすることなく普段どおり接しても問題はないようです。
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突発性発疹の感染経路は?予防法も!
突発性発疹の原因となるウイルスは感染力は弱いものの、特に経口感染で周りの子供へもうつる病気なので、保育園で遊ぶときや、家庭内での注意が必要です。
突発性発疹の感染経路は?
突発性発疹の感染経路は、ほとんどが経口感染といって、ウイルスのついた唾液などが口に入ってうつります。
そして、赤ちゃんや小さな子供は他の友達と唾液のついたおもちゃを共有して遊ぶことが多いので、気づかぬうちに感染してしまうのです。
また、突発性発疹のウイルスの潜伏期間は長くて2週間ほどかかると言われているので、気づかぬうちに感染する可能性があります。
それから、くしゃみや咳などの飛沫感染や、唾液のついた手で他の子供に触れ、それを通じて粘膜にウイルスが入る接触感染でもうつるとされています。
突発性発疹の予防法!
突発性発疹については、予防用のワクチンがまだないため、確実な予防は難しいのですが、特に風邪を引いていて免疫力が弱っているときにかかりやすいとされています。
そのため、基本的なことですが、日頃から免疫力低下を予防するために、十分な睡眠をとり、栄養もたっぷりとって、健康であることが大切です。
また、特に夏はエアコンの効きすぎで体温調節ができなくなったり、冷たい食べ物で体を冷やすと夏風邪にかかり、他の細菌にかかりやすい環境を作ってしまいがちです。
そのため、暑い季節でも適温を意識し、水分補給をこまめにとりながら、赤ちゃんの元気な体づくりを大人がサポートしてあげるようにしましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、突発性発疹の発症する年齢は何歳までかということや、小学生でもなるのかについて詳しくお伝えしました。
まず、突発性発疹は生後6ヶ月から2歳までの間にほとんどの子供がかかるとされていて、それ以上大きくなり、小学生でかかることはほぼないとのことでした。
ただ、原因のウイルスは3種類あるため、1度かかった子供でも別のウイルスをうつされると2度目の感染を経験する可能性があるのでしたね。
そして、突発性発疹のウイルスは感染力は弱いものの、主に経口感染といって唾液のついたおもちゃの共有などでうつってしまい、潜伏期間も長くて2週間あるので、特に風邪をひいて免疫力が低下している子供が感染しやすいとのことでした。
そのため、基本的なことですが、赤ちゃんの日頃からの健康を意識し、免疫力の高い元気な体を作れるように、大人が意識してあげましょうね!
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