赤ちゃんの突発性発疹は大人にうつる?感染経路や症状!兄弟は?
突発性発疹は、生後6ヶ月から2歳くらいまでの赤ちゃんが一度は経験する病気で、突発性発疹と言えば赤ちゃんの病気とも言われています。
そのため、突発性発疹は兄弟など子供同士でうつるのかといったことや、感染経路や症状などを知っておきたいですよね。
また、大人でもうつることはあるのか、うつるとしたらどのような症状なのかも気になりますよね。
そこで今回は、赤ちゃんの突発性発疹は大人にうつるのかといったことや、感染経路や症状、また、兄弟にもうつるのかについて詳しくお伝えしていきます。
目次
赤ちゃんの突発性発疹の症状は?大人にもうつる?
突発性発疹とは、ヒトヘルペスウイルスの6型と7型の2種類のウイルスによって生じる感染症で、生後6ヶ月から2歳くらいまでの赤ちゃんがかかりやすいです。
そして、特に風邪を引いている赤ちゃんに多く、症状としては38?39℃くらいの高熱を出し、熱が下がった頃に全身にプツプツとした小さな発疹が現れます。
さらに、多少下痢気味にはなることがありますが、その他の症状は現れず、赤ちゃんは高熱の割には元気が良く、比較的機嫌が良いことが特徴です。
それから、熱が下がる頃から胸やお腹、背中を中心に発疹が現れ、手足や顔は少なめで、それ以外の体の部位に多く、この頃になると赤ちゃんの機嫌が悪くなります。
また、突発性発疹は2、3歳までにはほとんどの子供が感染する病気で、そのうち6?8割の子供に症状が現れ、2歳以上でかかることは稀な例とされています。
そのため、2歳までに感染の経験があり、免疫がついている大人に赤ちゃんの突発性発疹がうつることはないとされているため、看病の際は感染の危険などを気にすることなく普段通り接して問題はないようです。
突発性発疹の感染経路!兄弟にはうつる?
突発性発疹の原因となるウイルスの感染力は弱いですが、周りの子供で特に風邪を引いている子供にうつることが多いです。
そして、ウイルスは2種類あるため、兄弟で突発性発疹に感染したことがない子供や、感染したことがあってもウイルスの型が違う場合は再度感染する可能性があります。
それから、次の3つの感染経路があるので、周りの子供や家庭内で兄弟にうつさないよう気をつけましょう。
1) 経口感染
特に小さなお子さんは唾液のついたおもちゃを他の子供と共有して遊ぶことが多いので、その唾液が口に入ってうつる経口感染が最も多い感染経路とされています。
2) 飛沫感染
くしゃみや咳などの飛沫感染も、感染経路となることがあります。
3) 接触感染
唾液をつけた手で他の子供に触れると、それを通じて粘膜にウイルスが入り、感染します。
そのため、保育園や幼稚園などに通う場合は、マスクをつけるか、先生に事情を話し、子供が遊ぶ様子を見てもらって、おもちゃの共有の際など気をつけてもらいましょう。
また、家庭内でも赤ちゃんが突発性発疹にかかったらおもちゃは別々にし、マスクをつけて、こまめに空気の入れ替えをすると良いでしょう。
ただ、突発性発疹のウイルスはお風呂のお湯で感染しないので、兄弟と一緒に入浴できますが、高熱が出ているなら赤ちゃんの体力も考慮して控えるようにしましょう。
また、ごく稀に入浴によって体が温まると発疹にかゆみを感じる赤ちゃんもいるので、入浴を嫌がったり期限が悪くなるのであれば、タオルで体をふく程度でも良いでしょう。
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突発性発疹の一般的な対処法はコチラ!病院にはいつ連れて行く?
突発性発疹の場合、発疹は痛みやかゆみなどを伴わず、膿むこともないため、発熱に対する対処法をとると良いでしょう。
・お風呂は控える
体力を消耗しているので、高熱が出ている間は、お風呂は控えましょう。
ただし、あせもやオムツかぶれを防ぐためにも、温かくしめらせたタオルで全身を拭いてあげると赤ちゃんも気持ちが良く、喜んでくれますよ。
・こまめに水分補給する
熱によって汗をたくさんかいて体の水分が大量に失われるため、麦茶やスポーツドリンクを薄めたものをこまめに飲ませて脱水症状対策を行いましょう。
また、赤ちゃんの場合は乳児用イオン水が出ているため、大人用のスポーツドリンクを与えるのは控えると良いでしょう。
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・こまめに着替えをする
汗をかいたままの衣服をずっと着ていると気持ちも悪く、あせもの原因となるので、こまめに衣服を着替えるようにしましょう。
・首の前側とわきの下、足の付け根の3箇所を冷やす
上記の3箇所を冷やすと、体温をほどよく下げることができるので、熱さまシートや保冷剤などをガーゼでくるんで当てるようにすると良いでしょう。
・熱があがって暑がっているときは、衣服やふとんで体温調整する
風邪を引いて熱があがると、厚いふとんをかぶりたくさん汗をかいて治すと良いと思う方が多いようですが、夏など暑い季節には適切な対処法とは言えません。
そして、感染した者が暑がっているときにはガーゼ素材などの通気性の良い衣服や布団に替え、寒がっているならよく温めるようにするなど、症状によって対応しましょう。
こうして対処すると、突発性発疹は2?3日程度で治まるとされていますが、次のような症状が現れた場合は、できるだけ早く小児科を受診してください。
・39℃以上の発熱が下がらず、不機嫌でぐったりとしている
・嘔吐や下痢を繰り返している
・顔色が悪く、苦しそう
・熱痙攣を起こしている
・呼吸が乱れている
・3ヶ月未満の乳児に高熱と発疹が現れている
こうした場合は、突発性発疹ではなく別の病気にかかっている可能性もあるので、無理をしないで十分に注意するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、赤ちゃんの突発性発疹は大人にうつるのかといったことや、感染経路や症状、また、兄弟への感染について詳しくお伝えしました。
まず、赤ちゃんの突発性発疹はウイルス性の感染症で、39℃近い高熱を2?3日出し、熱が下がったあたりから全身に小さな発疹が現れ、熱が出ている間は赤ちゃんの機嫌が良いですが、発疹が現れる頃から機嫌が悪くなるのが特徴です。
そして、大人に感染することはありませんが、原因のウイルスが2種類あるため、保育園で風邪を引いている子供にうつしたり兄弟でも感染することがあり、経路は経口感染が多いのでしたね。
そのため、自宅で安静にし、お風呂は控え、こまめに水分補給しながら休めば2?3日で治りますが、ぐったりしているなど様子がおかしい場合はすぐに病院を受診すると良いのでした。
赤ちゃんの突発性発疹は一度はかかる病気ですが、かかったらできるだけ早く治るように安静にしてあげましょうね!
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