とびひと手足口病の違いと注意点!指や唇や口の中の時は?
とびひは、特に7歳以下の乳幼児がかかりやすい皮膚のウイルス性の病気ですが、手足口病との違いが分かりづらいので注意する必要があります。
そのため、とびひの症状は唇や指、口の中にできるのかなど、手足口病との違いを知っておきたいですよね。
また、とびひや手足口病の時、学校や保育園などへの登校・登園判断も気になりますよね。
そこで今回は、とびひと手足口病の違いと注意点や、指や唇や口の中の時について詳しくお伝えしていきます。
目次
とびひと手足口病の違いと注意点!指や唇や口の中の時は?
とびひは、あせもや虫さされなどの肌の炎症のかゆみに耐えきれず、手で掻いてしまうことで皮膚の中に細菌が入り込み、感染するウイルス性の病気です。
そして、とびひのほとんどのタイプは水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)といって7歳以下の乳幼児が夏にかかりやすく、次のような症状が現れます。
・皮膚にできた水ぶくれがだんだんと膿を持つ
・水ぶくれが破けて皮膚がただれ、手を介して目や鼻・口の周りから全身へと広がる
一見すると、他の皮膚炎と見分けづらく、特に手足口病と間違えるケースが多いようですが、手足口病の症状は次の通りです。
・夏に流行しやすく、7歳以下の乳幼児がかかりやすい
・38℃程度の微熱が出てから、喉の痛みを感じ、口の中に水ぶくれや口内炎ができる
・さらに手のひら、足のうら、膝、お尻などに小さなサイズの発疹や固い水ぶくれができる
このように、とびひと手足口病の症状はとてもよく似ていますが、とびひの場合、水ぶくれが柔らかくすぐに破れ、手足口病の場合は固く破れないという大きな違いがあります。
そして、体の部位については、とびひは細菌を持った手で触った場所はどこにでも炎症が広がりますが、手足口病は手と足、口の周りや中によく症状が現れます。
ただ、発熱については、とびひでも痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)のタイプにかかると熱や痛みを伴うことがあるため、発熱で見分けることは難しいと言えます。
また、唇に症状が現れた場合は、手足口病と同じウイルスが原因菌のヘルパンギーナの可能性もあります。
なので、症状が現れたら個人で判断することなく、早めに病院で受診しましょう。
そして、どちらとも感染力の強い病気のため、周囲へのマナーのためにも、医師の指示に従って早めに対処して感染の拡大を防ぐと良いでしょう。
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とびひや手足口病の時、学校や保育園へはいつから行ける?完治の判断も
とびひと手足口病は両方とも、文科省で学校感染症の第三種の伝染病に指定されていて、手足口病の場合は条件によって登園や登校が停止となります。
そして、手足口病だと接触感染に加え、飛沫感染(くしゃみや咳)や糞口感染(便に含まれるウイルス)などの感染経路がありますが、とびひの場合は接触感染のみです。
つまり、とびひについては、皮膚の炎症部分が膿んでいるとその部分に手で触れたり、タオルの共有でうつりますが、かさぶたとなって乾燥していれば登校・登園可能とする学校が多いようです。
ただ、学校や保育園によって個別のルールを設けている場合があるため、必ず入学の案内などを見るように注意しましょう。
それから、手足口病もとびひも感染している子供にとっては辛く、重症化する危険性もあるため「人にうつすから」という判断だけでなく、子供のためにも無理をさせないようにしましょう。
そして、大人もかかる可能性がある病気なので、家庭内でのホームケアを徹底し、手洗いうがいを行い、タオルの共有や一緒に入浴することは避けることをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
とびひと手足口病の違いと注意点や、指や唇や口の中の時について詳しくお伝えしました。
まず、とびひと手足口病は両方とも7歳以下の乳幼児が夏にかかりやすい病気とのことでした。
ただ、とびひの水ぶくれは簡単に破けやすく体のあちこちにできるのに対し、手足口病のは固く簡単には破けず、手と足、口の周りや中にできやすいという違いがあります。
また、唇の場合はヘルパンギーナの可能性があり、手足口病は発熱することが多いのに対しとびひはあまり熱が出ませんが、タイプによっては出ることもあるという注意点がありましたね。
このようにとびひと手足口病は見分けづらく、条件によっては学校への出席停止になる伝染病であるため、個人での判断をせず病院で受診し、できるだけ早く治療をすると良いということでしたね。
夏は子供が様々な皮膚病にかかりやすい時期なので、充分注意して元気に夏を乗り越えられるようにしましょう!
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