とびひにテラコートリル軟膏を使う時の注意点!効能と副作用も

画像1とびひは、あせもなどの皮膚炎のかゆみを手で?くことによって、細菌が入り込み症状が現れる感染症の病気です。

そして、病院で受診すると、年齢や症状に応じて薬を処方され、特に幼児への軟膏薬にはテラコートリル軟膏を処方されることが多いようです。

そのため、テラコートリル軟膏の効果や効能や、副作用はないのかといったことや、テラコートリル軟膏はステロイド配合薬のため使用上の注意点も知っておきましょう。

そこで今回は、とびひにテラコートリル軟膏を使う時の注意点や、効能と副作用について詳しくお伝えしていきます。

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とびひにテラコートリル軟膏を使う時の注意点!効能と副作用も

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とびひは、皮膚炎でかゆい部位を手で?き、傷口に細菌が入り込んで現れる症状ですが、この菌は黄色ブドウ球菌や溶連菌と言って普段から人の皮膚に存在する常在菌です。

そのため、とびひで病院を受診すると、皮膚の中で繁殖した細菌を駆除する抗菌作用のある内服薬と、皮膚の化膿やかさぶたを治す抗生剤入りの外用薬の併用を勧められます。

それから病院では、内服薬には原因菌によく効くペニシリン系の抗菌薬などを処方する所がほとんどですが、軟膏薬は症状や年齢に応じて適切なものを処方されます。

そして、幼児の場合、とびひが初期の段階であれば、テラコートリル軟膏を処方されることが多いのですが、この薬の効果・効能や便利な点は次の通りです。

・抗生物質のオキシテトラサイクリンという成分を配合し、細菌感染を防ぐため、皮膚の下で繁殖する細菌を退治し、炎症の悪化を抑える。

・炎症による腫れや赤みを抑え、かゆみや痛みを和らげる。

・ステロイド外用薬の中でも5群【弱い】に分類されるため、顔など皮膚の薄い部分などデリケートな患部に使用できる。

このように、テラコートリル軟膏は炎症を抑えるステロイドと、抗菌力をもつオキシテトラサイクリンがバランス良く配合されていて、子供も安心して使えることが特徴です。

また、ステロイドは一般的に、免疫力を低下させ、細菌を繁殖させてとびひの炎症を悪化させることが多いのですが、テラコートリル軟膏にはその心配がありません。

そして、副作用が出る可能性も比較的少ないようですが、次の使用上の注意を守って、適量を使用するようにしましょう。

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・テラコートリル軟膏はデリケートな部分にも使えるとされていますが、顔のような特に皮膚が薄い部分に使用すると、かゆみを伴って赤く染まることがあるので使用しない

・使用期間は長くても1週間とされていて、それ以上になると皮膚がステロイド焼けして黒ずんできたり、効果がなくなるので、1週間を目処に使用を中止する

・テラコートリル軟膏はとびひの初期症状に適しているため、化膿したり炎症があちこちに広がって悪化している場合は使用しない

このように、テラコートリル軟膏にも注意点が様々あり、使用上のルールを守らないと副作用がでる場合もあります。

また、テラコートリル軟膏を使用してもとびひが治らず悪化する場合は、さらに抗菌力の強い別の薬が必要になる場合があるため、再度病院で受診するようにしましょう。

そして、テラコートリル軟膏は子供にも使えるとされていますが、心配であればステロイド非配合のものを処方してもらえるよう、医師に相談することをオススメします。

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とびひには飲み薬も必要!とびひの種類も

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とびひでも、初期症状であれば塗り薬だけの処方で治り、体の中の細菌が自然に駆除されることもあるようですが、それは稀なケースだそうです。

そして、特に子供の場合は無意識のうちに?いてしまって炎症が悪化しやすく、一方、大人の場合は感染すると症状が重くて治りにくいとされています。

そのため、基本的にはとびひは塗り薬だけでなく、中から細菌を退治する飲み薬の併用が必須となりますが、とびひの原因菌によって薬が異なるので、タイプ別に紹介します。

1) 水疱性膿痂疹

炎症部位に水ぶくれができ、だんだんと膿を持ってやがて破裂し、内容液に手が触れることで他の部位に炎症が広がっていく症状です。

そして、特に7歳以下の幼児が夏にかかりやすく、治療期間は7?10日程度とされています。

そのため、病院で受診すると、症状に応じて適切な塗り薬を処方される他、黄色ブドウ球菌によく効く抗菌薬の内服薬を処方され、3~4日程度飲むように言われます。

そして、処方通りに薬を服用し、かさぶたが取れて皮膚もきれいになったら、完全に治ったとして良いでしょう。

2) 痂皮性膿痂疹

炎症部位に膿を持った水ぶくれができ、すぐに厚いかさぶたができて、炎症が強く痛みやかゆみ、発熱、のどの痛みを伴う場合もあるそうです。

そして、子供よりも大人がかかりやすく、1年を通して流行し、細菌が根強く体に残るために治療期間は約2週間程度と比較的長くかかります。

そのため、病院で受診すると、塗り薬のほか、原因菌の溶連菌に効くペニシリン系の内服薬の他、黄色ブドウ球菌の感染も考慮して混合薬を処方される場合もあります。

そして、このタイプはかさぶたが取れてもまだ細菌が体の中に残っているため、さらに10日ほど服用を続け、病院で受診して検査を受けてから完治ということになります。

もしも服用を途中でやめると症状が再発する可能性もありますし、特にアトピー性皮膚炎をもつ方はかかりやすいので、注意するようにしましょう。

こうして、とびひは種類の応じて治療法も異なり、場合によっては重症化する恐れのある病気のため、初期症状が現れたらできるだけ早く病院で受診すると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、とびひにテラコートリル軟膏を使う時の注意点や、効能と副作用について詳しくお伝えしました。

まず、テラコートリル軟膏は炎症を抑えるステロイドと、オキシテトラサイクリンの抗菌力がバランス良く配合されており、子供にも効果的とのことでした。

そして、ステロイドも弱いので、ステロイド特有の細菌を繁殖させて炎症を悪化させる心配がなく、副作用の心配がほとんどないため、皮膚が薄い部位にも使用できるのでしたね。

ただし、顔に使用すると赤らんだり、1週間以上使用するとステロイド焼けなどの恐れがあるため、使用上の注意は必ず守るとのことでした。

それから、とびひの種類別の飲み薬も紹介しましたが、タイプによっては重症化する恐れがあるので、必ず医師の指示に従って飲みきることが大切でしたね。

塗り薬は家庭に普段からある方も多いと思いますが、とびひの場合は個人で判断せず、必ず病院で受診して治療するようにしましょう!

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