毒蛾の種類と湿疹などの皮膚炎の症状!薬や治療の仕方と対策も

木が生い茂り、草むしりや虫とりなどの機会が増える夏場に注意したいのが、毛虫の成虫である毒蛾(ドクガ)です。

なので、毒蛾の種類や幼虫と卵、湿疹など皮膚炎の症状、時期について知りたいのではないでしょうか。

それから、毒蛾に刺されたらどうすれば良いか、薬や治療の仕方と対策についても気になりますよね。

そこで今回は、毒蛾の種類と湿疹などの皮膚炎の症状、また、薬や治療の仕方と対策などについても詳しくお伝えしていきます。

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毒蛾の種類や症状は?

毒蛾は毛虫の成虫で、さなぎだからといって安易に触ってしまうと刺されてしまいますし、一番毒が少ないように見えてさなぎの状態が実はもっとも毒性が強いとされているので注意が必要です。

そして、毛虫は全身に毒のもとである毒針を持っていて、中には毛の目立たない毛虫であっても毒を持っている場合があるそうです。

それから、毛虫はもともと毒を持っている種類は一部に過ぎず、日本にいる毛虫ではドクガ科、カレハガ科、イラガ科などに限られるのですが、日本でよく見かける毛虫のほとんどはドクガ科の毛虫なんだそうです。

こうしたドクガ科の毛虫は日本のどこにでも生息しており、主に庭先の葉や樹木など身近なところにたくさんいるので、ふとした時に刺される可能性があります。

そして、毒蛾の毛虫の特徴として毒を持った毛が非常に抜けやすく、刺された場合、瞬間的に激しい痛みを生じさせることがあります。

それから、毛が抜けて落ち、ヒスタミンという毒針内部にある成分が放出されると、激しいかゆみと腫れが現れ、赤いブツブツとした皮膚炎の症状が現れます。

このあと、刺された箇所がプチプチと腫れて、じんましんのようになってくるのが特徴だそうです。

また、稀に何度も毛虫に刺されてしまった場合、呼吸困難や意識障害などのアナフィラキシーショックを起こす可能性があり、特にもともとアレルギー体質の方は生命の危機に関わる大変危険な状態に陥るため、たかが毛虫といえども安易に考えず慎重に対処しましょう。

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毒蛾に刺されたら?治療の仕方や対策についても

毒蛾は、時期的には5~9月頃の発生が多く、樹木などに近づく場合は長袖やズボンを着用し、肌を露出しないように対策することがポイントになります。

そして、卵や幼虫なども毒針毛があり、サクラやクヌギ、梅、バラなどに好んで散乱すると言われているので、見つけたらむやみに触れずに葉ごと切り落として駆除するようにしましょう。

それから、毒蛾は卵、幼虫、さなぎ、成虫へと成長するのですが、卵から成虫になるまでには一年を要し、幼虫で越冬するので、卵の状態で発見したらその時点で駆除すると良いでしょう。

そして、万一刺されてしまったとして、痛いと思い不用意に刺された箇所を触ると、毒針がさらに皮膚に食い込んだり、他の箇所にも刺さり2次被害を発生させる危険性があるので、慌てて触らないようにしましょう。

なので、まずは水で洗い流すか、粘着テープを刺された箇所に押し当て、毒針毛を慎重に抜き取ってください。

その後、皮膚科を受診すると、病院ではステロイド成分を配合している外用剤を処方してもらえるので、それを塗るとだいたい1時間程度で症状が緩和されるそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、毒蛾の種類と湿疹などの皮膚炎の症状、また、薬や治療の仕方と対策などについても詳しくお伝えしました。

毒蛾は毛虫の成虫のことで、ドクガ科以外にもカレハガ科、イラガ科などもありますが、そのほとんどがドクガ科とのことで、刺されると針が抜け落ちやすく、そのタイミングで激しい痛みと、腫れ、じんましんのような皮膚湿疹が現れることが特徴なのでしたね。

そして、慌てて針を抜こうとすると2次被害に遭いやすいので、まずは水で洗い流すかテープで針を抜き、その後病院を受診してステロイド外用薬を処方してもらうと良く、放っておくとアナフィラキシーショックを起こす可能性などもあるので注意が必要なのでした。

こうした毒蛾は5~9月頃に多く、梅などの木の葉っぱに寄生して成長するのですが、卵や幼虫でも毒針毛はあるので、見つけたらすぐに葉っぱごと切り落とし、樹木のそばに行くときは長袖、長ズボンを着用して対策するようにしてくださいね。

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