全身に湿疹や発疹が出る時の原因と病気!かゆみなしの時も
全身に湿疹や発疹の症状が発生すると何かの病気なのかと非常に心配になってしまいますよね。
しかし、全身の湿疹についても色々と疑問点があり
・大人、子供、赤ちゃんで原因は異なるの?
・かゆみがある時やなしの時もあるの?
・熱が発生するなどのほかの症状も出るの?
・性病などの病気、ダニ、ストレス、薬などと関わりがあるの?
・湿疹は赤い状態になるの?
などなど、気になる項目が色々と出てきます。
そこで今回は、全身に湿疹や発疹が出る時の原因と病気ついて、上記の疑問にも回答し、かゆみなしの時はどういう状態なのかについても説明いたします。
目次
全身の湿疹や発疹の原因は何?
全身に発疹や湿疹ができる原因は大別すると5つあって、
・外的刺激
・内的刺激
・急性湿疹
・じんましん
・貨幣状湿疹
というものになります。
外的刺激とは?
化学物質やハウスダスト、花粉やダニや細菌、紫外線や相性の悪い化粧品などが該当し、見た感じで何が原因なのかもある程度特定することができます。
内的刺激とは?
こちらはアレルギー体質や発汗異常、乾燥肌や皮脂分泌異常などの体の中から症状が出てくるものが原因で、こちらはなかなか気がつきにくく検査をしないと発覚しないことが多いようです。
急性湿疹とは?
これは手足や背中といった部分が主体ですが、全体にも広がる湿疹のことで、かゆみがかなり強く湿っている状態なので、できものとは違うと気がつけるでしょう。
じんましんとは?
これはアレルギー性のものも多いのですが、実は非アレルギー性のものもあり、仮に全身に広がるようなじんましんならばそれは急性じんましんと言えるでしょう。
貨幣状湿疹とは?
これは聞いたことがない人もいるかもしれませんが、強い痒みを伴う10円硬貨程の湿疹が大量に発生し、主な原因は皮膚の乾燥と金属アレルギーや歯周病などの細菌感染と考えられているようです。
そして、このように大別させられるのですが、基本的に全身に発疹や湿疹が出ている人は、アレルギー反応や何らかの細菌感染が疑われますので、どのようなものを食べたのか、どのような行動をとったのかを考え直すことから始めてくださいね。
また、薬の副作用によっても発疹が出てしまうこともありますが、これは身体がその薬に対してアレルギー反応を起こしてしまっている状態なので、これもアレルギー反応と言えるでしょう。
これ以外に、病気では毒性を持った植物などに触れることで発生する接触皮膚炎、原因となる物質が触れたことで発生するアレルギー性接触皮膚炎、お年寄りに多い水疱性類天疱瘡、薬物性肝障害などの病気になることで全身に湿疹ができてしまう要因となります。
もちろん、薬物性肝障害や有名どころの風疹と水疱瘡の場合は発熱症状も出てくるようになるので、熱を伴うときもあれば熱がない時もあると思ってください。
ストレスとの関係性について
ストレスが主要因となって湿疹やじんましんを引き起こすわけではありませんが、ストレスが溜まりすぎている人は免疫力の低下や皮膚の水分量の低下が発生するので、アレルギーも発症しやすくなるので、湿疹が発生する確率を引き上げてしまいます。
また、ストレスによる自律神経やホルモンバランスの乱れが発生することで血管から分泌されるヒスタミンの量を増やしてしまうので、じんましんが発生する確率が上がってしまいます。
性病について
性病になってしまうことで、性器周辺だけではなく全身の皮膚に悪影響をもたらしてしまうようになり、赤く腫れたコブができてしまったり、ミミズ腫れのような発疹が出るようになってしまいます。
たとえば、梅毒の場合は感染した部位に1~2センチほどの小さいコブができますが、疥癬(かいせん)の場合は全身に小さな赤いブツブツとしたしこりが発生するようになり、大きなかゆみが出るようになってしまうのです。
なので、性病の疑いがある人が湿疹症状を訴えた場合はそちらの面からも疑いを持った方がいいでしょう。
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赤ちゃんや子供、大人の湿疹について
湿疹が出やすいのはやはり大人ではなく子供、そして赤ちゃんで、この発症確率は昔と同じで変わることがないようです。
まず、赤ちゃんの全身湿疹は乳児湿疹やあせも、虫刺されが考えられますが、赤ちゃんは本当に軽い刺激、それこそ鼻水やよだれといった刺激でも簡単に湿疹がでてしまうので、熱を伴わない湿疹も多発しやすいです。
そして、3~4歳以降は湿疹症状が出る細菌に感染する確率が上昇し、赤い斑点状の発疹がでる水疱瘡や風疹やりんご病を発症する確率が高くなるので、そちらを疑うようにしてください。
また、風疹や水疱瘡は子供がなる確率の高い病気ではありますが、ワクチン接種を受けていない人は大人でも発症することがありますし、水疱瘡も大人になってから感染して発症する人もいます。
かゆみがない湿疹にはどんなものがある?
かゆみがない湿疹として考えられるのはジベル薔薇色粃糠疹で、これは皮膚病に有りがちな痒みもほとんどないことが特徴的で、医師も気がつかないことがあるようです。
ほかにも、じんましんの場合はかゆみが発生しないときもありますし、ダニの種類によっては刺されても湿疹が出るだけでかゆみが出ないときもあります。
あとは、アトピー性皮膚炎も最初のうちはかゆみがほとんど出ないこともあるので、最初の時の状況のみで判断しないように注意しましょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
今回は、全身に湿疹や発疹が出る時の原因と病気ついて、様々な疑問にも回答し、かゆみなしの時はどういう状態なのかも解説いたしました。
湿疹が出る原因は大別することができますが、主な要因はアレルギーか細菌感染ということでしたね。
また、ストレスによって免疫力の低下や自律神経の乱れを引き起こしてしまうと湿疹やじんましんの出る確率が上がるのでした。
そして、赤ちゃんは刺激に弱く熱が出ない湿疹がよく出てしまうのですが、子供は湿疹が出る病気になりやすく、大人でも一部の病気にはなってしまうのでしたね。
最後に、湿疹症状が全身に出ることは子供以外に大人でもありますので、発疹が全身に広がって炎症によって赤くなってしまうような状況ならば、速やかに皮膚科を受診するようにしてください。
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