副鼻腔炎の妊婦の薬の注意点や治し方!自然治癒までの期間も
妊婦や授乳中の方は、免疫が低下するので風邪やアレルギー性鼻炎を患う方が多く、それによって副鼻腔炎にかかってしまう方も多いです。
なので、妊婦の副鼻腔炎は自然治癒させる方法や、治し方、治るまでの期間やおすすめの食べ物について知りたいのではないでしょうか。
それから、妊婦の副鼻腔炎で使用できる薬についても気になりますよね。
そこで今回は、副鼻腔炎の妊婦の薬の注意点や治し方、また、自然治癒までの期間についても詳しくお伝えしていきます。
目次
副鼻腔炎の妊婦の治療法や薬の注意点!自然治癒は可能?
妊婦さんの中でも、妊娠初期では特に、母親の体が赤ちゃんのことを異物として認識してしまわないように、一時的に免疫を下げると言われています。
そのため、母体は細菌やウイルスへの抵抗力が低下し、アレルギーを誘発しやすくなるため、風邪や鼻炎にかかると治りにくく、悪化すると副鼻腔炎になって、鼻水が喉にたれてくる後鼻漏などの症状が現れ、非常に気持ち悪く寝不足の原因にもなるので注意が必要です。
ここで気になってしまうのが内服薬での治療ですが、通常、副鼻腔炎の治療は、早めに抗生物質を投与することで早く治すことできることが知られていて、慢性化すると治るのにも時間がかかってしまうとされています。
ところが、妊娠中の場合、特に初期は抗生物質を始め内服薬による影響が大きく、胎児へ悪影響を与えることもあるので、原則として内服薬を飲まない方が良いですし、ほとんどの医師は処方をしてくれないでしょう。
そのため、多くの耳鼻科では内服薬は避けて、鼻洗浄やネプライザーによる鼻汁の吸引などで対処することが多いようです。
・ ネプライザー吸引
薬剤を霧状にして、鼻や喉、気管支などに薬を塗布する方法で、外用薬の位置づけになっており、体へ吸収される量も微量なので、妊娠中でも問題なく使えるとされています。
・ 鼻洗浄
耳鼻科で良く行われる治療の一つで、鼻腔内をキレイにした後に、膿をしっかり取り除く方法で、稀にステロイドを使うことがありますが、妊娠中の投与については医師の判断に任せるようにしましょう。
このように、内服薬以外にも方法はあるので、できるだけ早く耳鼻科を受診して、医師に相談することをオススメします。
ですが、あまり体調が優れなかったり、できるだけ病院を受診せずに副鼻腔炎を治したい方もいますよね。
そして、副鼻腔炎は細菌がそもそもの原因なので、長引けば1ヶ月以上症状が続くこともありますが、自己免疫力により細菌を除去し、自然治癒することはあります。
しかし、自然治癒が可能とはいえ、悪化するとますます治療に時間がかかってしまうこともあるので、次の方法を試してみて、2週間経っても改善しない場合は、悪化することを防ぐためにも、耳鼻科を受診してみてくださいね。
スポンサーリンク
妊婦が副鼻腔炎にかかった場合の治し方は?オススメの食べ物も
妊婦で副鼻腔炎を自然治癒で治したい方は、次の方法を試してみることをオススメします。
1、 鼻うがい
鼻うがいは別名鼻洗浄と呼ばれていますが、鼻から水を吸引して、鼻や口からはき出すうがいのことで、これは副鼻腔炎の原因そのものを取り除く効果はないため、一時的に症状を緩和したり、悪化を防ぐために予防目的で行う方が多いようです。
なので、元々鼻炎気味で妊娠した方は、早めにこの鼻うがいを行う習慣付けをすると良いでしょう。
2、 ツボ押し
鼻水や鼻づまりといった症状を緩和するツボとして有名なものが、次の通りとあるので、ぜひ試しに押してみてくださいね。
・ さんちくと晴明
出典:ウレハダHP
眉の目頭に位置するツボで、鼻炎だけでなく目に良いツボとして知られているので、両親指でぐっと押し上げるようにして5秒間×5回ほど押してみてください。
それから、目頭のやや上にある晴明は、眼球を覆っている骨で、鼻炎だけでなく目にも良いツボなので、疲れ目や近視、白内障や緑内障にも効くそうです。
ここを鼻の方向に向かってじんわりと押してみてくださいね。
・ 鼻通
出典:新宿総合治療センターHP
鼻の両サイドにある鼻通というツボは、その名前の通り、鼻の通りを良くするツボとして有名で、1分程押し揉むように刺激して上げると効果的です。
・ 迎香
小鼻の付け根に位置するツボで、鼻水や鼻づまりといった鼻炎症状だけでなく、嗅覚障害にも良いツボとして知られているので、小鼻の方へ押すようにして、5秒×5回ほど押してあげてみてくださいね。
3、 蒸しタオル
お湯に濡らして電子レンジであたためた蒸しタオルを小鼻のあたりに当ててホットマスクをすると、血行が促進されて鼻の通りを改善してくれます。
4、 副鼻腔炎の改善に効く食べ物を食べる
副鼻腔炎の症状改善には、原因の細菌をやっつけるためにも体の免疫力を上げるタンパク質・ビタミンA・ビタミンCを含む食べ物が良く、体温が一度上がると免疫力は5~6倍上がるので改善へと向かわせることができます。
なので例えば、次のような食材がオススメです。
・ タンパク質…鶏肉、白身魚、ささみ、卵、豆腐、納豆、じゃがいも、ごはん
・ ビタミンA…卵、人参、赤パプリカ、バター、ほうれん草、モロヘイヤ、小松菜、パセリ
・ ビタミンC…キャベツ、ピーマン、ブロッコリー、ゴーヤ、水菜、じゃがいも、柿、イチゴ、レモン、キウイ
ちなみに、タンパク質は体温をUPさせて免疫力を向上させますし、ビタミンAは粘膜を修復して強化する働きがあり、ビタミンAは免疫細胞の白血球を活発にさせることで免疫力向上に効果があるとされています。
他にも、ムチンを含む長いもなども改善に良いので、オススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、副鼻腔炎の妊婦の薬の注意点や治し方、また、自然治癒までの期間などについても詳しくお伝えしました。
妊婦は免疫力が下がるので風邪や鼻炎などの症状にかかりやすく、その鼻水が鼻腔に詰まって副鼻腔炎を起こすのですが、通常は2週間~1ヶ月程度で自然治癒することも難しくないものの、妊婦は悪化しがちなので、できるだけ早く耳鼻科を受診し、医師の指示に従ってできるだけ薬を服用せず、鼻洗浄などの対処をオススメしました。
一方で、自宅のセルフケアで対処したい場合は、鼻うがい、ツボ押し、蒸しタオル、それから免疫力を向上させる食べ物もおすすめなので、タンパク質やビタミンA、Cを摂取することをオススメしましたね。
さらに、副鼻腔炎に効果的なお茶としてノンカフェインで妊婦も飲めるなた豆茶が有名なので、次の記事もチェックしてみてくださいね!
↓ ↓ ↓
「なた豆茶の副鼻腔炎への効能と副作用!市販のおすすめや口コミも」についての記事はコチラ!
スポンサーリンク