後鼻漏で咳や痰が止まらない時の治し方!喘息との違いや市販薬も

風邪やインフルエンザなどのウイルス感染で、鼻の中に過剰に鼻水が分泌されると、喉の方に流れて後鼻漏という症状になり、咳が止まらなくなることがあります。

なので、後鼻漏の咳や痰が止まらない時の治し方、治療でツボや漢方、夜眠れない時や子供の場合について知りたいのではないでしょうか。

それから、後鼻漏の咳と喘息との違いについても気になりますよね。

そこで今回は、後鼻漏で咳や痰が止まらない時の治し方、また、喘息との違いや市販薬などについても詳しくお伝えしていきます。

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後鼻漏で咳や痰が止まらない時の対処法は?喘息との違いも

出典:たくゆう耳鼻咽喉科クリニックHP

鼻水というのは、鼻の穴から前に出てくるだけと思っている方が多いのですが、その分泌量が過剰になると、鼻水が鼻の穴から出ずに喉の方に垂れていってしまいます。

そして、これが後鼻漏といってアレルギー性鼻炎の人などは、次のような症状が出てきてしまいます。

・ 常に鼻水が喉に降りてくる

・ 口の中に鼻水が溜まる

・ 寝ると喉に鼻水が溜まるため、息苦しくなる

・ 精神的・身体的つらさから、倦怠感や肩こりなどを感じる

・ 吐き気がする

・ 喉にへばりついて違和感を感じる

・ 口臭がする

また、これ以外にも咳が出る、喉が痛いといった症状がでるのですが、これは鼻水が喉に溜まり、それを咳することで外に出そうとする生理的現象と言えます。

それから、さらに鼻水が気管まで流れてしまうと、気管支炎や肺炎の原因にもなりますし、防御反応で吐き気まで現れるようになると、人と話すのがおっくうになったり、夜深い眠りを得られなくなるなど生活にも支障が出てきてしまいます。

このように、こうした後鼻漏の症名はあまり一般的に知られていないのですが、実際に成人の3割が後鼻漏になっている疑いまであるそうなので、気づかぬうちにかかっている可能性もありますね。

後鼻漏の咳の治し方や治療法は?

後鼻漏の喉の異常は、喉に流れ込んでくる大量の鼻水が根本的な原因なので、さらにもとの原因となっている疾患であるアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などを治すことにあります。

そして、耳鼻科を受診すると症状の重度によってクラリスなどの抗生物質を処方してもらえるので、それを服用すると比較的すぐに治りますが、病院に行く時間もない方は次の通り自宅でできるケアの方法をチェックしましょう。

1、 後鼻漏に効果のあるツボを押す

出典:mamastar select HP

鼻に効くと言われるツボは手や脚、顔など色々あるのですが、後鼻漏は鼻水に対して刺激を与えることで改善するので、オススメは顔の鼻の左右にある「鼻痛」というツボを1分程度両方押したりもんだりすると良いでしょう。

それから足裏に関しては、足裏の真ん中よりも少し指の付け根の少しくぼんだところにある「副腎」というツボや、足の甲にある三半規管のツボ(足の小指の付け根)を押すのも効果的です。

2、 後鼻漏に効く漢方を使う

後鼻漏の症状で漢方薬として処方されることが多いものが「葛根湯加川きゅう辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)」です。

葛根湯加川きゅう辛夷は風邪症状に効く葛根湯と鎮静・鎮痛作用のある川きゅう、鼻づまりに効き目のある辛夷の3種類が配合されているので、鼻水や鼻づまりなどの鼻風邪を改善したり、副鼻腔炎や頭痛といった症状も改善する効果があるそうです。

このように、まずは自宅でできるケアもありますが、悪化すると素人の治療では対処しきれなくなるので、早めに耳鼻科を受診して医師に診てもらった方が良いでしょう。

また、市販薬の風邪薬などは、飲むことで咳を無理やり止めてしまい、かえって悪化することもあるのであまりオススメできません。

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後鼻漏の咳と喘息の違いは?

後鼻漏の咳は、後鼻漏だと気づかぬうちに悪化してしまうことが多いのですが、夜は眠れず、慢性失陥になると体重減少や精神的なダメージも大きいので心配ですね。

そして、後鼻漏の咳は痰を出そうと渇いた感じの咳ですが、喘息の場合はヒューヒューと音の鳴るような咳や呼吸苦を伴う咳になるので、この音で見分けるようにしましょう。

それから、後鼻漏を悪化させないようにするには、まずは鼻水を飲みこまずに普通にティッシュでかめるようにすると良いのですが、子供は自分で鼻水をかめずに知らぬうちに後鼻漏になってしまったり、これが悪化することで中耳炎など怖い病気になる可能性も多いので、早めに対処するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、後鼻漏で咳や痰が止まらない時の治し方、また、喘息との違いや市販薬などについても詳しくお伝えしました。

後鼻漏では鼻水を出そうとして咳が出てくるので、夜眠れないほどつらくなったり、朝起きると咳が止まらないなどの症状が現れ渇いたような痛みのある咳が特徴で、ヒューヒューと喘鳴音が鳴る喘息との違いについてもお伝えしました。

そして、子供の場合は自分で鼻水をかめないので、気づかぬうちに悪化して中耳炎などの他の病気へ合併する恐れもありますし、早めに耳鼻科を受診することをオススメしました。

ただ、時間がなければお伝えしたツボを押したり、市販で買える葛根湯加川きゅう辛夷などもオススメですが、市販の風邪薬などはかえって咳を押さえ込んでしまい、悪化することもあるので、できるだけ避けましょう。

そこで、次の記事で紹介するなた豆茶が後鼻漏に効果的と言われているので、こちらもチェックしてみてくださいね!

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