副鼻腔炎は鼻うがいで悪化する?イソジンの効果と正しいやり方も
副鼻腔炎の対処法として鼻うがいを行うこともありますが、悪化するという意見もあり本当に行ってよいのかがわからないという人も多いと思います。
そのような方のために、疑問点をまとめてみると、
・副鼻腔炎で鼻うがいは悪化するの?
・鼻うがいの効果で完治するの?
・痰や膿が出ている時のやり方はどうしたらいいの?
・使う市販品はイソジンやビオフェルミンで大丈夫?
・鼻うがいの頻度や回数といった治るやり方や決まりはあるの?
といったものがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、副鼻腔炎は鼻うがいで悪化するのは本当なのか、そして上記の悩みなども説明し、イソジンの効果と正しいやり方も説明します。
目次
副鼻腔炎における鼻うがいについて
副鼻腔炎になってしまった場合の対処法として効果的なものが鼻うがいというのは多くの方が聞いたことがあると思いますが、悪化してしまったとか、意味がなかったという意見も多くあり、本当に効果があるのか疑問に感じている方もいると思います。
しかし、もともとこの鼻うがいによる鼻洗浄は、副鼻腔炎の症状緩和以外に花粉症対策にも効果があると言われていて推進されていることも多いのですが、医師による紹介では「正しいやり方で行わないと悪化します!」と明言されているのです。
そして、この鼻うがいのメリットは鼻の内部に侵入した花粉やウイルスなどを洗い流すことができるようになり、さらには鼻の内部の粘膜にくっついている細菌感染したものを洗い流す効果で清潔な状態に保つことができるようになり、アレルギー症状の緩和と、粘膜の炎症を抑える作用があります。
なので、鼻の奥に溜まってしまった膿の除去にもつながるので、正しく行えば鼻の奥深くまで洗うことができると太鼓判を押されているのですね。
ただし、誤った方法では中耳炎になってしまうこともあるので、正しいやり方でするようにしてください。
鼻うがいのやり方について
前途の通り、鼻うがいは正しいやり方でないと悪化の原因ともなってしまうので、注意点を見ていきましょう。
まず、用意するものは専用洗浄液か生理食塩水で、真水や水道水を使うのは避けるようにしましょう。
しかし、まれにイソジンのような殺菌作用のあるものを使ってする方がいますが、イソジンは殺菌作用がかなり強く、鼻の粘膜のように喉よりも弱いところに使ってはいけないとのことなので、絶対にやめましょう。
そして、民間療法として整腸剤で有名なビオフェルミンを使用するというものがあり、乳酸菌の作用でプラスに働くと考えられていて、鼻うがい用に作られている「ハナノア」という商品の容器に20ミリリットルの生理食塩水を入れ、ビオフェルミンの細粒をサジで一杯ほど入れてから器具内で溶かして使うとしています。
ただし、これはあくまでも民間療法なので、医学的に証明されている訳でも、もちろん薬の使用方法に書かれている訳でもないので、「自己責任」でということになります。
また、水道水を使うのは絶対にNGと言われていて、菌が繁殖する恐れと浸透圧が発生して、プールでよくある鼻に水を入れると頭が痛くなる現象が発生するようになると言われているのです。
そして、痛みが強くならないようにするためのポイントは、水が冷たいと刺激になってしまい痛みが出るようになるということと、肺呼吸の力で水を吸い込むとせき込んでしまってのどに痛みが生じてしまったり、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)にもなってしまうことがあるので要注意となっています。
これらの注意点を踏まえたうえで、やり方は下記になります。
① 先ほど用意した食塩水を片方の鼻を抑えながらもう一方鼻から吸い込む
② 鼻から出すのなら、飲み込まないようにして息を止めて鼻から出し軽く鼻をかむ。
口から出すのなら、吸い込んだ食塩水を喉へ落とす様に少し上を向き、喉のほうへ吸い込んで口から出すようにする
③ もう片方の鼻にも同じようにし、片側5回ずつ合計10回行う
④ 鼻うがいの頻度は1日2~3回までにすることで、それ以上は粘膜の機能が弱ってしまい逆効果になる
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中耳炎になってしまう原因について
中耳炎になる原因は、喉や鼻の粘膜にいる細菌が耳へと流れてしまったことで発生するもので、鼻うがいが終わった後に洗浄液を出す時の鼻をかむ行為によって生じると言われています。
これは、勢いよく鼻をかんでしまうことで鼻腔内に残っている洗浄液がその勢いで耳管に入っていってしまうことがあるので、中耳炎になってしまうのです。
つまり、中耳炎を防ぐためには鼻をかむときにゆっくりと片鼻ずつ慎重にかむようにすればOKということになります。
また、鼻から吸い込んでいる最中に水や唾を飲み込んでしまうと、これが原因で中耳炎になるとも考えられているので、飲み込むのも避けるようにしたほうがいいでしょう。
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鼻うがいのコツについて
鼻うがいについて記載してきましたが、やり方がいろいろと複雑で文字だと伝わらない部分もあったと思われますが、コツをつかんでおけば多少は改善されます。
それは、大量の水を上向きで吸い込んだらおぼれてしまうので、少ない量でやや下向きに吸い込むようにして、鼻から吸って口から出す鼻うがいの方法は経験者の方々からは上級者向きであると言われているので、鼻から吸って鼻から出すことを意識するようとよいでしょう。
また、鼻から吸って口から出す方が痰や咳が酷い人には効果がありますが、慣れていない人が行うと高確率でせき込んでしまい、最悪の場合水が耳に入ってしまうので、副鼻腔炎なら鼻から鼻への鼻うがいで充分だと考えましょう。
そして、タイミングについてもいろいろありますが、実際に花粉症といった症状に苦しんでいる人は起床時や外出から帰ってきた時に行っている人が多いようです。
鼻うがいで完治するのか?
今まで鼻うがいのやり方について紹介していきましたが、鼻うがいだけでは副鼻腔炎を治すことはできないと考えられています。
何故なら、鼻うがいは確かに花粘膜にくっついている有害物質や細菌を除去することができますが、副鼻腔内にいる膿まで除去することはできないので、細菌の繁殖を完全に止めることはできません。
そのため、まずは病院に行って治療を行うことが治すうえでは重要なポイントとなってきます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、副鼻腔炎は鼻うがいで悪化するのは本当なのかを解説し、そして様々な悩みとイソジンの効果、そして正しいやり方も説明しました。
副鼻腔炎における対応法として鼻うがいは間違いではなく、鼻の内部に侵入した花粉やウイルスなどを除去するために役立つものでありますが、対応を間違えると中耳炎になってしまうということでしたね。
そして、イソジンといった殺菌効果が強いものや水道水を使うのはNGで、ビオフェルミンを混ぜた生理食塩水を使うとよいとの事ですが、こちらは民間療法の1つなので自己責任の上で行うとのことでした。
また、慣れていない時はコツをよく読み、中耳炎にならないように無理をしないことが大切ということでしたね
それから、副鼻腔炎は鼻うがいだけでは治すことができないので、症状の悪化防止に使うのは有効ではありますが、本気で治したいという方はなた豆茶が効果的なので、病院に行くのはちょっと、という方は試してみましょう。
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