胸の真ん中が痛い時の原因と病気や何科か!筋肉痛や骨の時は?

胸の真ん中が急に痛むと、もしかして心臓に何か疾患が…!と内臓の病気を疑って心配になってしまいますが、病気である時とそうでない時の両方があります。

なので、胸の真ん中が痛い時の原因、急に痛い時や吐き気、動悸が現れている時の病気、骨や筋肉痛の時、中学生や高校生の場合についても知りたいのではないでしょうか。

それから、胸の真ん中が痛い時、病院は何科へ行くべきかといったことも気になりますよね。

そこで今回は、胸の真ん中が痛い時の原因と病気や何科へ行くべきか、また、筋肉痛や骨が痛む時などについても詳しくお伝えしていきます。

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胸の真ん中が痛いのはなぜ?病院は何科?

痛みは体温や呼吸、脈拍、血圧と並びバイタルサインと呼ばれ、生命を維持するのには欠かせない役割を担っていますが、痛みの中には生命維持に必要のない痛みの場合もあるので、次の通りチェックしていきましょう。

胸の真ん中が痛い場合の原因!

胸の真ん中が痛いと一言で言っても、

・ ズンズン痛む

・ じんわりと痛む

・ 胸が重苦しい

・ 漠然とした痛み

など、胸に違和感がずっと残る鈍痛と呼ばれるものから、針が刺したような痛み、電気が走ったような痛みなど、耐え難い痛みの場合もあります。

それから、締め付けられる・息苦しいなどの圧迫感や、胸の痛みと合わせて咳がひどくなることもあり、こうした痛みが現れる場合には、次の3つの原因が考えられます。

1、疾患

胸の真ん中には心臓や肺や消化器系の臓器が集まっているので、食道や胃などが炎症を起こすと胸の痛みや胸焼けを感じることがありますし、また心臓や肺機能が異常をきたしていると、胸の真ん中に痛みを感じることがあります。

2、骨折

事故や何らかの衝撃があって胸を強く打つなどすると、肋骨や胸骨にヒビが入ったりといった骨折を起こし、深呼吸や触るだけで痛みを感じるようになってしまいます。

3、ストレス

精神的ストレスや過労がたまると呼吸が浅くなり、肩で呼吸をするようになるのですが、この緊張状態が続くと背中や肩の筋肉、神経が萎縮して体に負担をかけ、肋間神経痛という痛みが生じることがあります。

また、これら以外にも中学生や高校生など思春期の子供の場合は、成長痛で痛みを感じることがあるので、その場合は心配なさそうですが、様子を見て医師に診てもらうなどの対処をしましょう。

そして、骨折やストレスによる肋間神経痛の場合は、まずは整形外科か内科を受診すると良いのですが、1の疾患の場合は次の通り詳しく病気の症状をチェックして、思い当たるところがあればできるだけ早く内科か呼吸器科を受診してください。

可能性のある疾患

1、狭心症

コレステロール値の上昇によって動脈硬化が起こり、心筋への酸素が不足して起こる病気で、胸の鈍痛に加えて動悸も現れるのですが、悪化すると急性心筋梗塞を起こして最悪の場合死に至ることもあります。

2、心筋炎

ウイルスなどが原因で心筋に炎症を起こす病気で、胸の痛みに加えて熱や咳など風邪のような症状が現れることが特徴です。

3、心臓神経症

ストレスや過労、不安感が原因で起こり、心臓に異常はないのに胸に鈍痛が続いたり、動悸、めまい、息切れなどの症状も特徴として起こります。

4、大動脈解離

大動脈という大きな血管が裂けてしまって起こる病気で、胸の激痛や背中の痛みを感じることが多く、手足がしびれるなど麻痺の症状を起こす方もいるのですが、発症後の死亡率も高いので放置せずに早めに治療を行いましょう。

5、逆流性食道炎

胃酸が食道へ逆流し炎症を起こす病気で、胸の痛みや胸焼け、吐き気などが現れます。

6、肺気腫

呼吸細気管支と肺胞が拡張し破壊されてしまう肺の重大な病気の一つで、息切れや息苦しさなど呼吸障害や咳・痰がよく現れるのですが、特に喫煙者に多い病気なので、別名タバコ病と呼ばれています。

7、気胸

肺に穴が開いて空気を取り込めない状態になる病気で、突然胸に痛みを感じ正常な呼吸運動が困難になってしまい、特に身長が高くやせ形で若い男性に多いとされていて、自然と治ることもあるようですが、突発的に胸が痛くなった場合は、早めに病院を受診して一度診てもらうと良いでしょう。

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胸の真ん中が痛い!自宅でできる対処法は?

胸の真ん中が痛い時には、まずは椅子にこしかけてゆっくりと深呼吸を行いましょう。

そして、痛みが落ち着いてきたら病院へ行き、左側を下にして寝ると胃への負担が軽くなり楽になりますので、できるだけ横になってゆっくり休むと良いでしょう。

それから、ひびや骨折による痛みの場合には、厚手のタオルを当て軽く圧迫することで痛みを軽減することもできるので、タオルを当てつつ衣服は緩めて、呼吸が苦しくならないようにすると息苦しさも開放されます。

また、水分を摂ると緊張が緩んで楽になることもあるのですが、無理に大量に飲む必要はないので、口に含む程度に少し飲むようにしましょう。

このように、以上の対処で症状が落ち着くようであれば、この後できるだけ早く病院を受診すれば良いのですが、激しく突発的な痛みが現れ、冷や汗やめまい、呼吸困難、手足のしびれがみられる場合はすぐに救急車を呼ぶことをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、胸の真ん中が痛い時の原因と病気や何科へ行くべきか、また、筋肉痛や骨の痛みの時などについても詳しくお伝えしました。

胸の真ん中が痛む場合、骨折やストレスによる肋間神経痛の可能性があり、その場合は内科か整形外科を受診すると良いのですが、胸の鈍痛と動悸なら狭心症、手足のしびれがあるなら大動脈解離、突発的な痛みなら気胸などの病気の可能性もお伝えしたので、思い当たる方は早めに内科か呼吸器科を受診することをオススメしましたね。

そして、これら以外にも中高生の思春期の子供は成長痛の場合もあるので、ちょっとした痛みならそれほど心配はないのですが、痛みがあり苦しい場合はまずは椅子に座って安静にし、タオルを当てたり衣服を緩めて緊張を解き、水を口に含んだりして応急処置を行うと良いとのことでした。

ただし、急に激しい痛みが現れめまいや呼吸困難を起こしている場合は、命の危険に関わるかもしれないので、すぐに救急車を呼ぶべきとのことでしたね。

このように、胸の真ん中に痛みがあるときは、対処を間違うと命の危険を伴うこともあるので、記事の内容も参考にし、適切に対処するようにしてください。

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