マイコプラズマの気管支炎はうつる?症状と薬の注意点もチェック!
マイコプラズマによって発生する気管支炎は、だいたい4年に1度のサイクルで流行することが多いとされていて、苦しい咳が長期間続くのでつらいですよね。
そのため、マイコプラズマで生じる症状の詳細や、対処法として薬などの注意点が気になるのではないでしょうか?
また、マイコプラズマによる気管支炎はうつるのか、その感染力についても知っておきたいですよね。
そこで今回は、マイコプラズマの気管支炎はうつるのかといったことや、症状や薬の注意点もチェックしていきましょう。
目次
マイコプラズマの気管支炎の症状は?他の人へうつる?
今回のテーマである「マイコプラズマ気管支炎」ですが、厳密に言うと喉から肺につながる気管支に炎症が起きた状態が気管支炎で、マイコプラズマという微生物によって発症したものをマイコプラズマ気管支炎と呼んでいます。
そして、5歳になるまでに半分以上の子供がマイコプラズマに感染すると言われていますが、感染しても全員が発症するわけではなく、気付かぬうちに治っていることもあるそうです。
マイコプラズマ気管支炎の症状は?
マイコプラズマ気管支炎を発症すると、頭や喉の痛み、鼻水、鼻づまり、筋肉痛、倦怠感、発疹など、風邪と似たような初期症状が現れます。
そして、咳に特徴があり、最初はコンコンと乾いた咳が出るのですが、次第にゼーゼーと痰がからんだような湿った咳に変わっていき、39度以上の高熱が出ることもあれば、37度くらいの微熱が続くこともあるそうです。
それから、数日で治る子もいれば、1ヶ月以上咳が続いてしまう子もいるので判断が難しいのですが、悪化すると炎症が広がることもあるので、注意が必要な病気です。
マイコプラズマ気管支炎は人にうつるの?
マイコプラズマは人から人へとうつる感染性の微生物です。
そして、発症から数日経つと、気道の分泌物にマイコプラズマが含まれるようになるため、咳やくしゃみを通じて飛沫感染を起こします。
特に、小学校や中学校など、集団生活の場で感染が広がるため、学校で感染者が出た時には注意が必要とされています。
しかも、一度感染しても終生免疫がつかないのがマイコプラズマの特徴なので、何度も感染する可能性があるんです。
マイコプラズマの気管支炎で対処法は?薬などの注意点も
マイコプラズマ気管支炎の症状は風邪とよく似ていますが、一般的な風邪薬では効果がありません。
しかし、基本的には自然治癒するので、必ずしも抗生物質が必要というわけではないようです。
なので発症したら、まずはゆっくり休んで体力を回復させ、水分補給を行なうことが大切だそうです。
そして、病院で診てもらった場合、まずはクラリスロマイシンやアジスロマイシンと呼ばれるマクロライド系の抗生物質が処方されるので、指示通りに服用すると、長くてもだいたい10日ほどで治るとされています。
しかし、これらの抗生物質は苦みを感じるため、子供には服用しづらいので、保護者は様子を見ながら子供がきちんと服用できるようサポートしてあげましょう。
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マイコプラズマ気管支炎が悪化するとマイコプラズマ肺炎に!?症状は
マイコプラズマ気管支炎は、のど元近くの上気道や、気管支の粘膜を破壊し、炎症を起こしている症状ですが、悪化すると病原体微生物がさらに体の奥へと浸食し、肺でも炎症を起こすとマイコプラズマ肺炎になるそうです。
そして、マイコプラズマに感染しても、5歳未満の乳幼児や幼児では肺炎を発症することはそれほど多くなく、発症しないか軽い上気道の炎症で済むことが多いのですが、5歳以上になると急に肺炎のケースが増えて、小中学生、20歳過ぎに多くなるそうです。
それから、マイコプラズマ肺炎を発症すると、5割~6割の患者が38度以上の熱を急に出し、全体の倦怠感が現れ、時間の経過とともに咳がどんどん激しくなり、稀に血が混ざったような痰が出ることもあるようです。
また、嘔吐や下痢の症状が現れたり、胸痛の症状が見られ、夜も眠れないほど苦しくなると言われています。
そのため、乾いた咳などの初期症状が現れ、やがてマイコプラズマ肺炎のような症状へと悪化したら、薬の服用がなければ治らないので、できるだけ早く病院へ行くようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、マイコプラズマの気管支炎はうつるのかといったことや、症状や薬の注意点もチェックしました。
マイコプラズマ気管支炎では、喉や鼻などの風邪に似た症状に続いて、咳が始まり、乾いた咳から次第にゼーゼーと痰が絡んだひどい咳に変わっていくのですが、熱や症状の期間は人それぞれなのでした。
そして、対処法は、自然治癒で治る軽い症状がほとんどですが、ひどい場合は病院でクラリスロマイシンやアジスロマイシンなどのマクロライド系の抗生物質を服用すると10日ほどで治るとのことでしたね。
それから、小中学生や青年期の場合、マイコプラズマ気管支炎が悪化してマイコプラズマ肺炎になり、高熱や胸痛や下痢や嘔吐やひどい咳が続くとので、症状が長引くようなら早めに病院へ行くようにすると良いとのことでした!
このように、マイコプラズマ気管支炎は軽い症状ですが油断はできないので、次の記事で予防法をチェックし、2次感染や2度目の感染を予防しましょう!
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「マイコプラズマに免疫をつけて感染予防するための効果的な方法!」についての記事はコチラ!?
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