ノロウイルスの時の飲食店への出勤対応の仕方!バイトについても
ノロウイルスは冬場に流行しますが、飲食店は年末年始もあり繁忙期ですし、バイトなどの従業員が感染してしまうと大打撃ですよね。
そして、ノロウイルスに感染した従業員をいつから出勤させて良いのか、保健所へ連絡した方が良いのかなど、わからない点も多いのではないでしょうか。
ただ、飲食店の場合はお客様への感染リスクが非常に高い場所ですし、ノロウイルスの流行は、お店の経営にも関わる重要な問題です。
そこで今回は、ノロウイルスの時の飲食店への出勤対応の仕方や対策法をご紹介いたします。
目次
ノロウイルスの時の飲食店への出勤対応の仕方はコチラ!?
・ノロウイルスに感染したら何日休む?
ノロウイルスは潜伏期間が約2日程度で、胃腸炎などを発症してから約3日程度で完治することが多いと言われています。
そのため、症状がおさまったら即座に出勤しても大丈夫と思いがちですが、その後の1週間程度は二次感染の可能性が高く、1か月は体内にウイルスが生存するようです。
しかし、1か月も休むことはなかなか難しいでしょうし、感染者の体調にもよりますが、10日程度で出勤している人が多いのだとか。
また、国の法律ではノロウイルスの場合の出勤停止期間は明確に定められていませんが、大手の飲食チェーンでは就業規則で独自に決めているところも多いのだとか。
その場合、診断書や治癒証明書の提出を求める企業もあるそうですが、その場合の費用を企業側が負担するのか、従業員側で負担するのかも、それぞれ異なるようです。
ただ、病院で出してもらう証明書は何千円もする場合が多く、あまりお給料が高くないバイトの人にとっては負担するのが厳しいと感じるでしょう。
しかし、治癒証明書は簡単なものであれば無料で出してくれる場合もあるそうなので、医師に相談してみると良いそうです。
・ノロウイルスで欠勤する場合、休みの種類は?
ノロウイルスに従業員が感染した場合の休みの扱いも、企業によって異なり、もともとの公休日とチェンジしたり、有給を消化したり、単に欠勤扱いになる場合と様々なようです。
個人で飲食店を経営されている方は、最近ではノロウイルスの感染は珍しいことでは無くなってきましたし、独自の就業規則を定めておくことをおすすめします。
ノロウイルスに飲食店の従業員が感染した場合は保健所に連絡する?
ノロウイルスの流行時期は、飲食店で食事をしたあとにノロウイルスに感染した来店客が、保健所にクレームを入れ、保健所の立ち入り検査が入る場合があるようです。
ただ、ノロウイルスは飛沫感染するため、どんな場所でも感染するリスクが高く、感染源の特定は難しいと言われています。
そのため、クレームがあった飲食店が、直ちに営業停止処分になることはあまり無いようです。
また、保健所では、保育園、学校や高齢者の施設等でノロウイルスの感染が確認された場合、すぐに保健所に報告するように促しています。
なかなか、飲食店自ら保健所に連絡するのは億劫だと思いますが、もし従業員がノロウイルスに感染してしまった場合には、感染の拡大を防ぐために保健所の検査を受けてみるのも良いかもしれません。
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ノロウイルス流行時に飲食店がとるべき対策はコチラ!?
まず、ノロウイルスに対してはアルコール消毒は効果がありませんので、アルコール消毒をしていれば大丈夫と安心するのは危険です。
そして、ノロウイルスを除菌するには「次亜塩素酸ナトリウム」という成分が含まれている消毒薬が必要です。
この消毒薬は専用の「次亜塩素酸水」や「ノロキラー」なども市販されていますが、もっと身近なもので言えば、家庭用の漂白剤であるキッチンハイターなどで代用できるのだとか。
ただ、ノロウイルスの繁殖力はとても強いので、消毒しても全てのウイルスを退治することは困難だと言われていますが、何もしないよりは効果がありますよね。
また、店内や厨房だけでなくトイレが意外と大事な場所で、なぜならノロウイルスに感染している来店客が、そこで嘔吐している可能性もあるからです。
そして、嘔吐物からの感染率は非常に高いため、二次感染を防ぐためにもトイレまわりの除菌を徹底することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ノロウイルスの時の飲食店での出勤対応の仕方や対策法をご紹介いたしました。
ここ数年ではノロウイルスはかなり流行し、知名度も高くなってきましたが、感染した場合の出勤にかかわる規定は、まだまだ独自で定めているようです。
ただ、飲食店の場合は来店客に感染して、それが噂になってしまったら、お店の存続に関わる大問題なので、無理に完治していない従業員を出勤させることは避けるべきでしょう。
そして、何よりノロウイルスに感染しないことが一番ですので、従業員の体調管理や衛生管理を徹底させて、ノロウイルスの季節をうまく乗り切りましょう。
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