とびひにテラマイシン軟膏を使う時の注意点!効能と副作用も!
とびひになってしまった時の治療薬として「テラマイシン軟膏」を処方されることがありますが、どのような効果や効能があるのかご存知でしょうか。
テラマイシン軟膏の成分にはステロイドが入っているのかや、副作用があるのかなど、使用するにあたって気になることも多いですよね。
また、人によってはテラマイシン軟膏以外の薬を病院で処方されていたり、市販薬で治したという声も耳にしますし、とびひには一体どの薬が一番良いのでしょうか。
そこで今回は、とびひにテラマイシン軟膏を使う時の注意点や効能と副作用についてをご紹介いたします。
目次
とびひへのテラマイシン軟膏の効果や効能はコチラ!?
とびひは細菌による感染症なので、一般的に抗生物質入りの塗り薬と飲み薬で殺菌と細菌の増殖を防ぐ必要があります。
そして、テラマイシン軟膏には「オキシテトラサイクリン塩酸塩」と「ポリミキシンB硫酸塩」という2種類の抗生物質が配合されており、2つが同時に作用することで優れた効果が生じます。
それぞれの作用を簡単に説明すると、オキシテトラサイクリンは細菌の蛋白質の合成を阻害して増殖を抑える働きをし、ポリミキシンBは細菌の細胞膜をこわして殺菌をするそうです。
つまり、「オキシテトラサイクリン=抗菌」、「ポリミキシンB=殺菌」とダブルの働きで、菌を殺しながら新たな菌の発生を防ぐ効果があるようです。
とびひにテラマイシン軟膏を使う時の注意点や副作用はコチラ!?
とびひにテラマイシン軟膏を塗る際には、1日数回患部に直接塗るか、無菌ガーゼなどにのばして貼りつけます。
注意点として、過去に抗生物質を使用して過敏症状を起こした経験がある人は、原則として使用できません。
また、長期的(2週間程度)に利用を続けると、体内に抗生物質に対する耐性ができてしまい、今後、抗生物質の効き目が弱くなるので注意しましょう。
そして、テラマイシン軟膏には副作用はほとんど無いと言われていますが、まれに赤みやかゆみが悪化することがあるそうなので、その場合は使用を中止して医師に相談してくださいね。
テラマイシン軟膏にはステロイドは入っている?
テラマイシン軟膏は2種の抗生物質が主成分で、ステロイド剤は入っていませんので、ステロイドの副作用を心配する必要はありません。
ただ、テラマイシン軟膏は殺菌作用と抗菌作用には優れていますが、炎症を抑える効果は少ないため、炎症を抑える効果のあるステロイド剤入りの軟膏を併用して使うことはあるようです。
また、かゆみが強い場合には抗ヒスタミン剤の塗り薬も併用することで、掻きこわしを防ぐこともあるそうです。
とびひの症状にも個人差があり、進行具合に適した薬を病院では処方してくれているので、人によって処方される薬が違うというのは納得できますよね。
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テラマイシン軟膏の代わりにテラコートリル軟膏でも良い?
テラマイシン軟膏に名前の似た「テラコートリル軟膏」をとびひの治療に使う人もいるそうです。
ただ、テラコートリル軟膏の成分を調べてみたところ、オキシテトラサイクリンは一緒ですが、その他にヒドロコルチゾンというステロイド剤が入っています。
ステロイド剤は強さを5段階で表すのですが、ヒドロコルチゾンは5群の弱い部類にあたる成分なので、副作用の心配は少ないかもしれませんが、念のため注意してくださいね。
そして、もし、ステロイド剤を含んでいない市販の塗り薬を探しているのであれば、「ゲンタシン軟膏」がおすすめです。
ゲンタシン軟膏は「コリスチン硫酸塩」と「バシトラシン」という2つの抗生物質を含んだ塗り薬なので、テラマイシン軟膏に似た効能があります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、とびひにテラマイシン軟膏を使う時の注意点や効能と副作用についてをご紹介いたしました。
テラマイシン軟膏は「殺菌」と「抗菌」作用のある2つの抗生物質がダブルで働くので、とびひに効果があり、副作用もほとんど無いようなので、安心して使用することができて良いですね。
そして、テラコートリル軟膏は名前も成分も似ていますが、ステロイドを含んだ薬なので、副作用が気になる方は自己判断での使用を避けるようにしてください。
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