トコジラミはどこから来る?発生原因や駆除を自分でする方法!
日本国内でも被害が急増しているトコジラミはいわゆる南京虫のことで、気づいた時には大量発生していて咬まれるとつらいので、困りますよね。
なので、トコジラミはどこから来るのか、発生原因やかゆみなど刺された時の症状で刺され跡の特徴や、ダニとの違い、卵や幼虫など生息場所について知りたいのではないでしょうか。
それから、トコジラミの対策や駆除を自分でする方法として、殺虫剤など市販薬も気になりますよね。
そこで今回は、トコジラミはどこから来るのか、発生原因や駆除を自分でする方法などについても詳しくお伝えしていきます。
トコジラミはどこから来る?発生原因や生態など
出典:大洋防疫研究所HP
トコジラミはシラミの仲間ではなく、別名南京虫とも呼ばれている害虫で、人や動物を刺して血を吸って栄養として生息しており、刺されると猛烈なかゆみを発症するそうです。
そして、夜間に活発になり、寝ている間に潜状箇所から出てきて人の血を吸うケースが多いそうです。
それから、体長は幼虫で約2~4.5mm、成虫は約5.5~8mmで、体型は背中側から観ると楕円形で、横から見ると非常に平たく、狭いすき間に潜むことが多いのですが、体色は赤褐色で、卵は淡い黄色をしているそうです。
そして、繁殖力が非常に強く、成虫の雌は1日に3~6個の卵を産み、約1年間の寿命の間に約200~500個産卵し、卵は温度環境にもよりますが、約1週間で孵化し、1~4ヶ月で成虫になるため一度発生すると瞬く間に繁殖し、吸血していなくても生存は可能だそうなのでややこしいですよね。
それから、発生時期は温かい環境で活発に活動するため6~9月が多く、暖房などの空調設備が整った施設内に多いのですが、ベッドやカーテン、電化製品などを生息場所として選んでいる場合が多いそうです。
こうしたトコジラミはいったいどこから来る虫なのか不思議ですが、トコジラミの発生原因は様々なものが考えられているそうです。
その中でも一つの要因として多いのは海外からの持ち込みで、観光客や海外からの渡航者の荷物や衣類に成虫や幼虫、卵が付着した状態で入ってきて、ホテルや旅館などに住み着いて、繁殖して被害が発生するという説が有力なので、世界を旅するバックパッカーにとってもトコジラミは天敵なんですね。
トコジラミに刺された時の症状は?
トコジラミは主に夜間や寝ている間に人の手、足、腕、首などの露出部分を刺して吸血することが多く、刺されると数日後に猛烈なかゆみを発症するそうです。
そして、患部はダニに刺された時のように赤く腫れあがりますが、トコジラミの場合ひどいと100箇所以上に噛み跡が出るという違いがあり、二次的な被害としてあまりのかゆみさに睡眠不足に陥ることがあるそうです。
それから、目立つ傷跡によって精神的なダメージを負って、その恐怖から過敏によるノイローゼになる方もいます。
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トコジラミの駆除を自分でやる方法は?
トコジラミの被害にあうと非常につらい思いをしますし、あっという間に繁殖するので駆除が大変ですよね。
そこで、トコジラミを駆除するため、まずは見つけ方としては、トコジラミはあらゆるすき間を好み、その周辺にたくさんの糞(ふん)を残していくので、多数の黒い点が壁の柱や障子の木枠などに付着していたらトコジラミが生息していると考えた方が良いそうです。
そして、トコジラミがいるだろうと気づいた場合は、次の通り駆除に挑みましょう。
・ くん煙剤
壁などの広い範囲に発生しているトコジラミには置くだけで部屋中の害虫を駆除することができるくん煙剤がオススメです。
ただ、くん煙剤は卵の殻の中にまで効果はないので、せっかく幼虫や成虫を駆除できたと思ってもまた発生する可能性はあります。
・ 殺虫スプレー
ネットやホームセンターには、トコジラミ専用の殺虫スプレーが売られているので、ベッドのすき間やベッドの木枠、マットの間やマットの下、ヘッドボードとマットの間など、直接触れないところにはこうした殺虫スプレーを使うのが良いでしょう。
・ 粉末殺虫剤
意外と盲点なのが畳やフローリングの下なので、範囲が広いところも殺虫するには粉末で駆除を試みてくださいね。
・ 床と畳を木酢液で駆除
殺虫剤と違って人には害がない方法なので、小さい子供やペットがいて心配なのであれば、ホームセンターでも買える木酢液や竹酢液を2~3倍薄めて、床や畳を吹き上げるとトコジラミが苦手な臭いで逃げていくそうです。
・ スチームクリーナーとアイロン
トコジラミは加熱と乾燥も苦手なので、布団やベッドなどの布製品は85度~90度の熱風で死滅させるとよいそうで、家庭にあるものとしてはスチームクリーナーやアイロンを使ってアイロンをしっかり念入りにかけると効果的だそうです。
以上が家庭でできるトコジラミの駆除の仕方で自分で自宅でできる方法です。
そして、トコジラミは卵から幼虫になるまでたったの45日間なので、それに合わせて、最低でも1ヶ月に1度は上記のような方法を繰り返し行っておくと効果的です。
また、ベッドの下にはトコジラミをキャッチしてベッドに這い上がらせないよう予防ができるトラップ「ブラックアウト」などの商品を使うのもオススメですよ。
出典:テクノ株式会社HP
ただし、トコジラミが大量発生してしまって自分ではどうしても手に負えない場合の対策としては、プロの業者に頼った方が良いので、遅くなる前にお願いするようにしましょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、トコジラミはどこから来るのか、発生原因や駆除を自分でする方法などについて詳しくお伝えしました。
トコジラミは別名南京虫とも言われる害虫で、バックパッカーなど世界を旅する観光客の荷物などに潜んで運ばれるとされており、人や動物の血を吸血してそれを栄養源として生息し、あらゆるすきまを生息場所として潜み、非常に高い繁殖力で増えて、6~9月に現れることが多いのでしたね。
そして、自分で駆除するにはまずは糞を目安に生息を確認し、くん煙剤や殺虫スプレーもオススメですが、もっと安全性の高いものが良ければ木酢液などを活用して、アイロンなどで熱処理するのも効果的なのでベッドの下に置けるトラップなども紹介しましたね。
それでも、トコジラミが大量発生するとダニと違って大量の噛み痕が残り、ひどいかゆみでノイローゼに陥ることもあるほどなので、無理をせずに自分での駆除が難しければプロの業者に依頼するなど対策するようにしてくださいね。
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