インフルエンザの鼻水に効く薬と注意点!止まらない時の対処法も

画像1インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染すると発症する病気で、くしゃみや咳などの風邪のような症状が現れます。

そのため、インフルエンザでさらさらとした鼻水が出たり、鼻づまりを起こしたりするので、鼻水に効く薬や治りかけの時の注意点を知りたいのではないでしょうか?

また、インフルエンザで鼻水が止まらない時の対処法も気になりますよね。

そこで今回は、インフルエンザの鼻水に効く薬と注意点や、止まらない時の対処法についても詳しくお伝えしていきます。

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インフルエンザの鼻水に効く薬や注意点は?

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インフルエンザでは、罹患するウイルスのタイプによって異なりますが、一般的には38度以上の高熱が現れ、咳やくしゃみ、関節痛や筋肉痛など全身の症状が現れることが特徴です。

そして、インフルエンザの場合の鼻に出る症状は、一般的な風邪と同じように、初期症状ではさらさらとした水っぽい鼻水が出始め、その後鼻水は黄色もしくは緑色へと変わり、鼻づまりも併発することが多く見られるそうです。

それから、特に後期はひどくなることが多く、次第に粘り気を帯びてくるといった症状に悩まされる傾向にあるようです。

こうしたインフルエンザで鼻水の症状が特にひどいのは、インフルエンザのウイルスの中でもC型にかかっていることが多く、A型やB型で使用される抗インフルエンザ薬であるタミフルやリレンザが適応していないそうです。

そのため、基本的には対症療法を行なうことになり、鼻水はウイルスを排出するために体が出している症状なので、鼻水止めの薬はできるだけ使用することなく、出せるだけ出した方が良いとされています。

そして、インフルエンザA型やB型の初期症状で鼻水が出ているのであれば、抗インフルエンザ薬を服用すれば徐々に治まりますが、ひどい鼻水を止めるために鼻水止めの市販薬を使う方も多いようです。

ただ、タミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬と鼻水止めの効能が含まれた風邪薬などを併用する場合は、アセトアミノフェン配合のものに限るようにしましょう。

そして、それ以外のアスピリン、メフェナム酸、ジクロフェナックなどの解熱鎮痛剤を含む風邪薬は、抗インフルエンザ薬と併用すると症状が悪化したり、特に5歳以下の子供の場合は重篤化して危険な症状に陥ることがあるので、注意しましょう。

インフルエンザの鼻水が止まらない時の対処法は?治りかけの注意点も

インフルエンザにおける鼻水は、突然の高熱や全身のだるさを経て、のどの腫れや痛みとほぼ同じタイミングで発症することが多く、この時の鼻水の色が黄色や緑色である時は症状がさらに悪化した状態と言えます。

そして、この黄色や緑色は、体の中に入ったウイルスや細菌と戦った白血球の死骸が含まれている証拠なので、ウイルスや細菌に感染していたことを示す手がかりになるそうです。

そのため、インフルエンザで鼻水が止まらない時や鼻づまりを起こしていたら、次のような一般的な鼻づまりの対策を試してみましょう。

1、 鼻を温める

human nose

鼻を温めることで鼻の穴が広がって粘膜の血行が良くなり、一般的な鼻づまりの解消につながるので、蒸しタオルやカイロなどを使って温めるとよく、温かい飲み物の湯気を吸い込んでも同様の効果があるそうです。

2、 息を止める

鼻づまりは、鼻の奥の粘膜に血液が滞留することによって穴の部分が狭まり、空気が通りにくくなることで起こるので、息を止めて酸欠状態を作り出し、血液を流すようにすることで粘膜の腫れを引かせるやり方も効果的です。

3、 脇の下を圧迫する

鼻の粘膜の腫れを引かせるために、交感神経に刺激を与えて血管を収縮させるので、脇の下を圧迫すると、反対側の交感神経を刺激することができます。

そのため、中身の入ったペットボトルやテニスボールなど、身近にあるものを使うと良いので、つまっている鼻の反対側の脇の下を圧迫することがポイントです。

4、 鼻うがい

Children nasal clean by saline solution

鼻の粘膜についているホコリなどを洗い流す「鼻うがい」も鼻づまりの解消に効果があるので、まずはコップ1杯の番茶にひとつまみの塩を入れてうがい液を作ってみましょう。

そして、ゆっくりと片方の鼻の穴から吸い込んで口から出し、これを交互に行なうと良いのですが、過剰な鼻うがいを行なうと体が本来備えている自浄作用を妨げかねないので適度に行なうようにしましょう。

5、 ツボ押し

young woman holding nose,close-up

小鼻の横にあるくぼみに「迎香(げいこう)」というツボがあって、これは鼻づまりや顔の血行促進に効き目のあるツボなので、指先でくるくると小さく円を描くようにマッサージしてみましょう。

こうした対処法を行なうと、大体の鼻水の症状は良くなるですが、対処が遅れると中耳炎や副鼻腔炎を起こすことがあります。

そして、副鼻腔炎は、鼻の周りの骨である「副鼻腔」という空洞部分が炎症を起こし、鼻づまりや鼻水が出る病気で、鼻水や鼻づまりの他に、咳や頭痛などの様々な症状が現れます。

こうした症状は通常1~2週間で完治しますが、慢性化すると「蓄膿症」を起こし、悪化しやすくなってしまうので、副鼻腔炎になっている時は鼻のかみ方にも注意して、いきおいよく噛まないようにしましょう。

そして、できるだけ早く耳鼻科を受診すると、ちくナインなどの蓄膿症に効果的な薬を処方してもらえるので、早めに対処をすると良いでしょう。

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インフルエンザで鼻水が出ないこともあるの?

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インフルエンザは、高熱の他に全身症状が出ることがほとんどですが、その人の体が元々持っている免疫によって個人差が生じるので、人によっては鼻水が出ないこともあります。

ただ、全く出ないというより、気になるほど出ないというだけで、初期症状に多少鼻水が出た後に、いきなり高熱が出て頭痛、関節痛、筋肉痛などを伴い、強い全身倦怠感に襲われることもあるので、こうした症状が出たらインフルエンザを疑いましょう。

それから、インフルエンザで鼻水の症状がひどくなるのは、症状を発症してから3日ほど経ってからのことが多いようなので、初期症状で鼻水がさほどひどくないからといって最初からインフルエンザではないと思ってしまうと、危険なので注意が必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、インフルエンザの鼻水に効く薬と注意点、また、止まらない時の対処法についても詳しくお伝えしました。

まず、インフルエンザの鼻水は最初はサラサラしていますが、徐々に粘り強くなり黄色や緑色のものが出るので、抗ウイルス薬に風邪薬を併用する場合はアセトアミノフェン配合のものに限り、それ以外だと症状が悪化するのでした。

また、なかなか止まらない場合は鼻を温めるなど5つの対処法をお伝えしましたが、それでも治らない場合は蓄膿症などに悪化することもあるので耳鼻科へ行くと良いのでした。

そして、インフルエンザの症状は個人差があるので、鼻水の症状が目立たないこともありますが、鼻水がひどくないからといってインフルエンザではないと思ってしまうと危険なので、注意が必要とのことでしたね。

また、インフルエンザは鼻水も含め全身につらい症状が出るので、予防法を次の記事でチェックしてきちんと対処しましょう!
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「インフルエンザに二回かかる人に共通している人の特徴と予防法!」についての記事はコチラ!?

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