虫刺されで痒くないのに腫れる原因と対処法!注意点もチェック!
虫刺されというと蚊のイメージが強く、痒くて仕方ないものだと思い込んでいる方が多いのではないでしょうか?
でも、実は虫によっては、虫刺されで痒くないのに腫れることもあるので、何の虫が原因でこうした症状が現れるのかを知っておきたいですよね。
そして、対処法や注意点は何があるのかなども知りたいのではないでしょうか?
そこで今回は、虫刺されで痒くないのに腫れる原因と対処法や、注意点についてもチェックしていきます。
目次
虫刺されで痒くないのに腫れる原因は?
5月の終わり頃から湿度も気温も高くなり、ジメジメと蒸し暑い日が増えると、蚊だけではなく、ダニも増殖しやすくなることをご存知でしょうか?
そして、ダニは高温多湿の環境を好み、締め切られて湿気がこもった暑い室内で、布団やソファや洋服などを中心に増殖しやすいと言われています。
また、ダニは蚊や他のムシと違って、露出している部位以外にもところかまわず咬んでくるので、脇の下やお腹なども刺されて困ってしまうことが多いですよね。
それから、ダニに刺されるとチクチクと痛く、痒みを伴って痛痒い症状が出ることが多いとされています。
ただ、稀に虫刺されで痒くないのに腫れる時があり、これもダニが原因であることが多いのですが、原因は何なんでしょうか?
虫刺されで痒くないのに腫れる原因は?
虫刺されで痒くないのに腫れている場合の原因としては次の3つが考えられます。
1) アレルギー体質ではない
虫刺されにあうと、刺された時に虫に毒成分や唾液腺成分を注入されて、体の中に入った異物へのアレルギー反応として、かゆみや痛みが生じるのですが、ごく稀にアレルギー体質ではない方の場合、そうした炎症が起きないこともあるそうです。
2) 遅延型アレルギー
また、虫の種類によっては、アレルギー反応が出てかゆみが生じるまで時間がかかることがあり、蚊の場合はすぐに現れますが、ダニの場合は半日かかることもあります。
こうして、虫刺されにあってから、少し遅れてアレルギー反応が現れるタイプを「遅延型アレルギー」と言うそうです。
3) マダニに刺された
ダニの中でも、最も注意が必要なのがこのマダニで、アレルギー体質かどうかは関係なく、このダニによる虫刺されでは痒みが生じないのですが、大きな腫れが生じます。
しかも、目に見える大きさで体長は1mmから1cmほどと言われていて、刺されるごとに血を吸って大きくなり、放っておくと1週間以上皮膚に張りつくそうです。
また、マダニに咬まれると、6日から2週間ほどの潜伏期間を経て、原因不明の発熱と消化器症状が現れるので、風邪と間違えやすく注意が必要です。
ただし、マダニは山や自然の多いところに生息しているため、突然高熱と下痢や嘔吐、血尿などの症状が現れて、少し前にハイキングやBBQ、山登りをしている場合は、マダニのウイルスに感染している危険性が高いので、見分けるようにしましょう。
対処法や注意点はコチラ!
ダニによる虫刺されでは、痒みが生じない場合もあるのですが、腫れてきた部分を確認すると、ダニ特有の咬み痕として、赤い点が2つほど連なっているのが確認できます。
また、ダニは目視で確認できることが多いので、無理に剥がそうとする方が多いのですが、そうすると頭部が皮膚に残ってしまい、しこりができて中が膿んでしまいます。
そのため、ダニを皮膚の上で確認した場合はエタノール消毒で殺菌してから拭き取るか、皮膚科を受診して対処するようにしましょう。
そこで、もしも既にダニに咬まれた後に気づいたのなら、流水でよく洗い流してから、ステロイド系の次のような虫刺され専用の塗り薬を塗ると良いでしょう。
・ムヒアルファEX
ムヒアルファEXは、蚊だけでなくダニやノミなど様々な虫刺されによるかゆみに効果的なので、オススメですよ。
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(関連記事:ムヒアルファEXのステロイドの強さや副作用と効く虫!ブヨには?)
ただし、もしも時間が経って既にしこりになっている場合には、化膿した炎症部位に効果的な、抗菌剤入りの次のような薬がオススメです。
・ベトネべートN軟膏
ベトネべートN軟膏は、皮膚科でもよく処方されるリンデロンVGと類似の成分が配合されているので、抗炎症作用や殺菌作用に優れていてオススメです。
ただし、こうしたステロイド薬には副作用の心配があるので、使用上の注意はしっかりと守りながら使うようにし、特に目の周りなど皮膚の薄い部分には使わないようにしましょう。
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それから、ダニに刺された時には、蚊と同様に温めると炎症が悪化して、我慢できない痒みが生じることもあるので、熱いお風呂への入浴や、アルコールは控えると良いでしょう。
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ダニに咬まれないための予防法は?!
・掃除機
ダニは布団やソファやラグなどに好んで住み着いているのですが、例えば布団を日干しにしただけではダニを駆除できないとされています。
そのため、ダニ専用の掃除機であるレイコップなどを使って、日常的に布団やソファなどのクリーニングを行うと効果的です。
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・布団乾燥機
梅雨の時期など、特にダニが発生しやすい季節になったら、近所のコインランドリーにある布団専用の乾燥機にかけると良いでしょう。
そして、こうした布団乾燥機では、ダニを駆除するのに十分な高温処理を行うので、ダニが一気に駆除されます。
また、前述のレイコップなどの掃除機で吸い取るなら、先に布団乾燥機にかけてから、その死骸を一気に吸い取るようにすると良いでしょう。
・ダニ捕りマット
掃除機や布団乾燥機での対処は、忙しい人にとっては手間もかかり毎日はできないので、市販のダニ捕りマットを敷いてみるのもオススメです。
そして、使い方は簡単で、マットを布団の下にセットするだけなので、まずは手始めにこうした商品を使ってみるのはいかがでしょうか?
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、虫刺されで痒くないのに腫れる原因と対処法や、注意点についてもチェックしました。
まず、虫刺されで痒くないのに腫れる原因には、アレルギー体質でないか、遅延型アレルギーか、ダニの中でもマダニのウイルスにかかっているかの3つがありましたね。
そして、ダニの場合は無理に剥がすと頭部が皮膚に残ってしこりの原因になるので、皮膚の上でエタノール殺菌するか、皮膚科を受診すると良いのでしたね。
その上で、腫れているだけならムヒなどを塗り、しこりができていたらベトネべートなどで対処すると良いのですが、お風呂やアルコールの摂取など体を温めると痒みが激しくなる場合が多いので気をつけるのでしたね。
ダニは根強く、種類も多いので退治が大変ですが、乾燥機や掃除機の活用で、日頃から予防につとめるようにしましょうね!
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