虫刺されによる水ぶくれの処置の仕方や効く薬!とびひに注意!
夏の暑い季節になって虫刺されにあうと、かゆみや痛みがひどくてつらい上に、水ぶくれがたくさんできるので困ってしまいますよね。
そして、かゆみを我慢できずについ手でかいてしまうと、炎症が広がってとびひ状態になってしまうので、早めの対処が必要で、特に潰れた場合は注意しましょう。
なので、虫刺されで水ぶくれができた時の処置の仕方や効果的な薬や、絆創膏の貼り方についても知っておきたいのではないでしょうか?
そこで今回は、虫刺されによる水ぶくれの処置の仕方や効く薬、また、とびひに注意といったことについて詳しくご紹介します。
目次
虫刺されによる水ぶくれができるのはなぜ?とびひにも注意!
梅雨に入りジメジメと暑くなってくると、外では蚊を始めとした様々な虫が現れて、子供が草むらで遊んだ後などは、たくさん虫刺されの後ができてしまいますよね。
そして、水溶性のぷくっと腫れた水ぶくれができることが多いのですが、これは虫が刺してきた時に注入される毒成分などへのアレルギー反応で生じるとされています。
それから、強いかゆみが痛みがあるので、手でかいてしまうと、この手を介して細菌が紛れ込み、炎症が悪化します。
さらに、水ぶくれは、初めのうちは中身が透明ですが、次第に膿がたまっていき、手でかくことで簡単に水疱が破れ、潰れてしまうと、その液を触った手で他の部位を触ると、体のあちこちに炎症が広がって、いわゆる「とびひ」という状態になってしまいます。
ちなみに、とびひは、火事の飛び火のようにあっという間に広がってしまうことから転じるためにこのように呼ばれている皮膚の感染症です。
また、手でかいた時に紛れ込む細菌は、健康な人の皮膚や鼻の中に普段からいる常在菌で、特に子供の場合は鼻をほじるくせがあるので、とびひになりやすいとされています。
そして、とびひは他の人にもうつりますし、ひどい時だと体中に広がって治療が大変なことになるので、虫刺されができたら手でかかないように我慢して、早めに対処しましょう。
虫刺されによる水ぶくれの処置の仕方や効く薬のオススメ!
虫刺されにあったら、できるだけ早く、市販の塗り薬で対処して、かゆみを抑えるようにしましょう。
そして、水疱が破れる前のかゆみが強いタイプであれば、次のような薬がオススメです。
・ムヒアルファEX
・オイラックスPZ軟膏
・メディクイック軟膏
かゆみに強くて、虫刺されに最も効果的なのは「ムヒアルファEX」で、蚊だけでなくダニやノミなど、虫刺されの腫れにはだいたい効果があるので、外出の時だけでなく、家の中でも役に立ちますね。
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(関連記事:ムヒアルファEXのステロイドの強さや副作用と効く虫!ブヨには?)
そして、湿疹や皮膚炎に効果があるのはオイラックスPZ軟膏で、手の湿疹であればメディクイック軟膏がオススメです。
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それから、この3種類はいずれもステロイド軟膏薬のため、使用上の注意が必要ですが、オイラックスPZ軟膏とメディクイック軟膏は、アンテドラッグといって、皮膚上では効果がありますが、皮膚の中に入った後は効果がなくなるタイプです。
そのため、もしもステロイドの副作用が心配であれば、できるだけアンテドラッグ製法のものを使用するようにしましょう。
また、もしもかゆみを我慢できずにかいてしまった場合や、何かの衝撃で水ぶくれが潰れた場合は、ステロイド剤と抗生物質が配合されている次の2種類がオススメです。
・フルコートF軟膏
・ベトネべートN軟膏
ベトネべートN軟膏やフルコートF軟膏は、皮膚科でよく処方されるリンデロンVG軟膏に近い成分が配合されていて、抗炎症作用と殺菌作用にとても優れています。
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ただし、ステロイドの強さが中程度ある薬のため、即効性はありますが副作用の心配もあるので、使用上の注意は必ず守るようにしましょう。
そして、水ぶくれが潰れた場合も潰れてない時でも、できるだけ上から絆創膏を貼って、手でかき壊すのを予防するようにすると良いでしょう。
ただし、化膿している箇所に絆創膏を貼る時は、適宜貼り替えるようにしないと、かえって中で細菌が繁殖して、炎症が悪化することがあるので、最低でも1日1度は変えるようにしましょう。
また、手の爪は丸く短く切り揃えて、手洗いを徹底し、万が一かいてしまった場合でも、細菌が紛れ込まないようにすることも大切です。
それから、虫刺され以外にも、夏は汗をたくさんかいて汗がたまると、あせもができて、これもとびひの原因となるので、汗をかいたら濡れたタオルでこまめに拭き取って、皮膚を清潔な状態に保ちましょう。
そして、こうした対処法を行えば、1週間程度で虫刺されによる水ぶくれや、とびひも治りますが、もしもなかなか治らず悪化するようであれば、皮膚科を受診するようにして下さい。
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虫刺されで目の周りなどデリケートな部位にはどう対処したら良い?
虫刺されで水ぶくれができた場合、今回紹介したようなステロイド入りの軟膏薬は、体のほとんどの部位に対応できますが、目の周りや陰部への使用はオススメできません。
そして、目の周りなどに塗ることで、目の中にステロイドが入ると、白内障など内膜に関わる目の病気を発病する危険があるので、注意が必要です。
ただ、まぶたなど、目の周りにも虫刺されにあうときがあり、かゆくてすぐに手がのびてしまいがちなので、困ってしまうのですが、そんな時は目の周りでも安心して使える「馬油」がオススメです。
馬の脂肪分から作られた馬油は、赤ちゃんから安心して使えて抗炎症作用・保湿作用に優れているので、これを塗るだけでも小さな水ぶくれであれば対処ができます。
そして、使い方は簡単で、清潔にした患部を覆うようにして、指や綿棒にとった馬油を塗ると良く、たっぷりと重ねるように塗ると、乾燥した肌を保湿して、さらに虫刺されが起きないように予防することもあるのでオススメですよ。
ちなみに、馬油は、塗った直後に日光を浴びると色素沈着を起こす可能性があるので、使用は夜のおやすみ前だけにすると良いでしょう。
また、稀に子供の肌に馬油が持つタンパク質が合わず、発疹が出てしまう場合があるので、発疹がひどくなる場合には、使用は控えるようにしましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、虫刺されによる水ぶくれの処置の仕方や効く薬、また、とびひに注意といったことについて詳しくご紹介しました。
まず、虫に刺されると毒成分へのアレルギー反応で、水溶性のぷくっとした水ぶくれができ、かゆくて手でかいてしまい、手の常在菌が紛れ込んで炎症が悪化したり、他の体の部位へ広がってとびひ状態になるのでしたね。
そして、この水ぶくれは簡単に破れて潰れてしまうので早めの対処が必要で、かゆみがある場合はムヒアルファなどを塗り、既に破れて化膿している場合はフルコートF軟膏などの強いステロイド薬を使うと良いのでした。
それから、炎症部位には絆創膏をこまめに取り替えながら貼ると良く、手でかかないように気をつけ、爪を短く切り揃え、手洗いを徹底すると良いのでしたね。
また、目の周りなどデリケートな部位には馬油を使って対処して、悪化して治らないのであれば早めに皮膚科を受診するようにしましょう!
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