夏風邪で咳が長引く時や痰がからむ時の治し方!止まらない理由も!
夏風邪の症状には様々なものがありますが、代表的な症状の中に咳や痰といった症状があります。
なので、夏風邪で咳の症状が現れた時の治し方や痰がからむ時の対処法について知っておきたいですよね。
また、夏風邪で咳が止まらないと体力の消耗も早く本当につらいですが、しっかり咳を止めるためにも止まらない理由をきちんと知っておく必要があります。
そこで今回は、夏風邪で咳が長引く時や痰がからむ時の治し方や、止まらない理由について詳しくお伝えしていきます。
夏風邪で咳が長引く時や痰がからむ時の治し方!
夏の暑い時期になると、高温多湿の環境を好むエンテロウイルスやアデノウイルスといったウイルスが増殖し、これらが体の中に入り込み現れる症状を総称して夏風邪と言います。
そして、喉の痛みや咳、発熱、下痢や腹痛などの症状が現れますが、ウイルスへの特効薬がないことからなかなか治りにくく、症状が長引きやすいという特徴があります。
それから、喉の痛みや咳といった症状は、子供よりも大人がかかりやすく、睡眠を妨げて疲れが取れなくなったり、仕事へ支障が出てつらいですよね。
そのため、夏風邪で咳が現れたら、できるだけ早く次のような対症療法をとりましょう。
1) 除湿をしっかり行い、部屋の換気をこまめにする
エンテロウイルスやアデノウイルスといった夏風邪の原因ウイルスは、日本の夏特有の、ジメジメとして暑い高温多湿の環境になると増殖しやすくなります。
そのため、エアコンを上手に使って除湿を行ったり、1日に最低1度は窓を開けて除湿を行うようにしましょう。
2) 温かいお茶を飲み、冷たい飲み物や刺激の強い食材は避ける
咳で痛み、乾燥している喉をうるおし、咳を予防するので、飲み物を飲む場合はできるだけ常温か、温かいほうじ茶などが良いでしょう。
そして、氷の入った冷たい飲み物の飲み過ぎや、香辛料や生姜などの刺激の強い食べ物を食べ過ぎることがないよう、気をつけましょう。
また、夏風邪で喉が痛いと水分補給がおっくうになり、脱水症状が心配されるので、お茶と共に梅干しなど適量の塩分を意識してとると良いでしょう。
3) ユーカリなどのアロマオイルをたく
アロマオイルをたくとリラックスでき、殺菌効果とともに、耳鼻咽喉科系の器官の通りを良くできるので、症状を改善させる効果のあるユーカリが特にオススメです。
4) こまめにうがいをし、マスクを着用する
これ以上ウイルスが増えないよう、こまめなうがいも大切なので、次の正しいうがい方法を知って、こまめに口の中をゆすぐようにしましょう。
・1回目は口の中の汚れをすすぐために「クチュクチュうがい」を比較的強めに行いましょう。
・2回目は喉の奥を洗うように「ガラガラうがい」を15秒を目安に行い、仕上げにもう1回「ガラガラうがい」をすると丁寧です。
そして、マスクを着用するようにし、特に眠るときにも着用するようにすると、眠っている間に喉が乾燥して咳が悪化することを防いでくれます。
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5) ヴィックスヴェポラップを胸の辺りに塗る
ヴィックスヴェポラップは「吸入」と「シップ」の2つの作用があり、鼻づまりやくしゃみにも効果があるので、呼吸を楽にしてくれます。
また、喉の痛みで薬を飲み込むのがつらい時でも、胸のあたりに塗るだけでスースーして心地が良く、眠る前に塗ると安眠効果も期待できてオススメです。
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咳が2週間以上続く場合は要注意!夏風邪で咳が止まらない理由!
単なる夏風邪の咳だと軽く見ていると、実は違う病気に感染している場合もあります。
そして、夏風邪の場合は、しっかり安静にして、免疫力を蓄えることができれば、長くても2週間程度で咳が治まるので、それ以上続くようなら別の病気かもしれません。
夏風邪以外で咳が長引く場合の病気はコチラ!
1) クーラー病
暑い時期には、クーラーを使うと熱中症対策にもなりますが、同時にクーラーは室内の熱と共に空中にある水分を奪うので室内が乾燥してしまいます。
そして、その乾燥した空気を吸い込む喉が乾燥して、喉の痛みと咳を誘発する原因となり、クーラー病の咳が止まらない症状が現れている可能性があります。
そのため、クーラーは外気との温度差を5~6℃程度に設定にし、タイマーを利用してかけっぱなしにはしないようにしましょう。
それから、オフィスなど自分ではクーラーの温度をコントロールできない場合は、机の上に水の入ったコップを置くようにすると、湿度管理に効果があるのでオススメです。
2) 咳ぜんそく
夏風邪の咳で気管支が弱ると、室内のハウスダストなどの刺激で気管が炎症を起こしやすくなり、咳や喉の痛みを伴い、1ヶ月近くゼーゼーと乾いた咳が起こります。
そして、これはぜんそくの前段階で、ひどい方だと1年近く続く場合もあるので、夏風邪を引いたら室内をできるだけ清潔にし、喉を潤すように気をつけましょう。
3) 細菌性肺炎
咳ぜんそくと同じく、夏風邪の咳で免疫力が下がった時に発症することが多く、食欲不振や胸の痛みや黄色い痰や発熱を伴い、特にたばこを吸う人は発症しやすいそうです。
そして、咳が1ヶ月近く治らないこともあるので、夏風邪にかかったら喉の痛みをケアする食事などをとって労るようにし、たばこは控えるようにしましょう。
4) マイコプラズマ肺炎
これも夏風邪で免疫力が低下したときに発症しやすく、5~10歳の幼児の間で4年に1度流行することが多いので「オリンピック肺炎」などとも呼ばれています。
そして、咳以外にも39℃以上の高熱が続き、咳には黄色い痰が絡み、鼻水などが1ヶ月近く続き、ぜんそくの持病があると重症化して呼吸困難になることがあります。
それから、この肺炎はマイコプラズマ菌の感染が原因のため、病院での血液検査が必要になり、マクロライド系などの抗生物質が処方されます。
そのため、マイコプラズマ肺炎が疑われる場合は、できるだけ早く病院を受診するようにしましょう。
5) 夏型過敏性肺炎
暑い時期になるとカビが増加しますが、ハウスダストなどにアレルギーを持っていると肺炎や気管支炎を発症して咳が止まらなくなる場合があり、夏型過敏性肺炎になっている可能性があります。
そのため、日頃から寝具やソファのダニ対策を心がけるようにし、もしも感染が疑われる場合は病院で血液検査を受けましょう。
そして、重症化している場合はステロイド系の経口・点滴の投与や酸素吸入が必要になる場合もあるので、注意しましょう。
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夏風邪で喉の痛みに効果的な食材を使ったレシピはコチラ!
このように、夏風邪で喉の痛みや咳が続くと、体力が消耗して風邪が治りづらくなるだけでなく、他の病気へ感染する危険性もあります。
そのため、症状が現れたら、次のような食材を使っておすすめのレシピを実践し、喉を労ってあげるようにしましょう。
・大根のはちみつ漬け
大根には、消化酵素であるジアスターゼが多く含まれていて、消化を促し、肺の熱を取り除いたり、咳や痰を出しやすくし鎮静化してくれます。
そして、ハチミツが持つグルコースオキシダーゼという酵素が、過酸化水素という物質を作りだし、喉や咳の原因菌を退治する作用があり、荒れた喉の粘膜を保護します。
そのため、喉の痛みを感じたら、まずは大根を細かく刻んでハチミツをかけ瓶で保存し、冷蔵庫で一晩おくと汁が出てくるので、この汁をお湯で割って飲みましょう。
それから、余った大根は捨てずに浅漬けなどに使うと、最後まで食べきることができますよ。
・梨のすりおろし
梨も咳や痰に効果がある上に、解毒作用があるので、夏風邪の時には小さく切って食べるのも良いですし、すり下ろすとジュース代わりに飲むことができます。
・レンコン入りのハンバーグ
レンコンは喉を潤し、咳を止める作用があるため、そのまま食べても良いですが、すり下ろしてハンバーグに入れることで子供にも食べやすくすることができます。
また、すり下ろした汁も咳や痰に効果的なので、お湯で割ってハチミツを溶かし、お茶代わりに飲むのもオススメです。
・玄米ごはん
玄米は解毒作用が高く、白米の約8倍も含まれた食物繊維で、毒素の排出をスムーズにし、便から風邪のウイルスを排出してくれます。
もし、玄米の炊き方などに慣れていない場合は、圧力鍋を使って簡単に炊いたり、白米と1:1で混ぜて食べやすくするなど工夫すると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、夏風邪で咳が長引く時や痰がからむ時の治し方や、止まらない理由について詳しくお伝えしました。
まず、夏風邪で咳が長引く時や咳がからむ時の治し方には、室内の適度な除湿や喉の保湿や、マスクの着用やヴィックスヴェポラップなど5つの方法をオススメしました。
ただ、2週間以上続くならクーラー病など他の病気へ重症化している場合もあり、中にはマイコプラズマ肺炎など別の細菌が入り込み病院での治療が必要になることもあるので、注意が必要とのことでした。
なので、喉の痛みを感じたら、できるだけ早く喉に良いとされる食材を使ったおすすめレシピを実践し、早めの対処を行うと良いのでしたね。
夏風邪で咳が続くと体力が消耗し、他の症状も治りづらくなってつらいので、早めに治すことを心がけましょう!
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