手足のしびれの原因や病気とストレスとの関係!病院は何科?

しびれは長時間の正座やずっと同じ体勢で座っていたなどささいなことで現れますが、頻繁に手足のしびれが起きるなら、それは何らかの病気かもしれません。

なので、手足のしびれの原因で更年期や疲れ、ストレスとの関係や、吐き気、めまい、むくみ、痛み、貧血など他の症状について知りたいのではないでしょうか。

それから、手足のしびれが心配な時、おすすめの市販薬や、病院では何科に行けば良いのかも気になりますよね。

そこで今回は、手足のしびれの原因や病気とストレスとの関係、また、病院は何科か、といったことなどについても詳しくお伝えしていきます。

スポンサーリンク

手足のしびれはなぜ起こる?原因や病気、ストレスとの関係も

しびれといっても、実は神経系のしびれと、血流障害が原因のしびれに分かれ、それぞれ様々な原因が考えられるそうです。

例えば、神経の障害が原因で起こるしびれの診断には、体のどこの場所がしびれるかが重要なポイントで、脳から手足の先までは神経の走り方がハッキリしているため、しびれの場所を調べることによって神経の障害部位を明らかにできます。

そして、脳や特定の神経は体の半分だけを支配しているので、しびれや痛みには左右差があるのが普通で、これは血管性のしびれや痛みにも同様のことが言えるそうです。

手のしびれで考えられるのは?

手のしびれは片手に起こるのが普通ですが、両手に起こることもあるので、片手か両手かによって原因が大きく異なるそうです。

まず、片手に起こった時は頸腕症候群、なで肩の女性に多い胸郭出口症候群、頸椎症や頸椎椎間板ヘルニア、末梢神経障害などが挙げられるそうです。

そして、前者ふたつはいわゆる肩こりによるしびれで、神経圧迫が原因で起こりますが、頸椎症や椎間板ヘルニアなどはしびれの位置が神経分布に従うために、その部位から調べるとヘルニアの病変部位がかなり正確に推測できます。

それから、末梢神経部位でよく見られるしびれは手の指先のしびれで、手首のところで神経が圧迫されると起こることが多く、手首をよく使う人や、特に女性に多いのですが、これは手根菅症症候群という病気が起きているので、注意しましょう。

また、もしも両手にしびれが起きているなら、両足のしびれも伴っていることが多く、前述のとおり中毒や代謝疾患などを疑った方が良いので、専門医の診察が必要になります。

足のしびれで考えられるのは?

足のしびれに関しても普通は片足に起こってくることが多く、神経障害だけでなく血流障害からも起こります。

例えば、神経障害では腰椎症や腰椎椎間板ヘルニアが主なもので、痛みも伴い座骨神経痛として知られていますが、痛みはお尻から太腿の後面、ふくらはぎにかけて現れることが多いようです。

・ 脳の病気の場合も

足のしびれで多いのは血流障害で、この場合正座やずっと同じ姿勢でいたことで現れることが多いですが、下肢閉塞性動脈硬化症といった病気の可能性もあります。

こうした下肢閉塞性動脈硬化症は高齢者に多く、脳の知覚領域の障害からのしびれによるものと推測されており、運動障害を伴い、脳卒中を患った後に現れることがあります。

そして、この場合は手足のしびれ以外にも、「吐き気・めまい・嘔吐・ろれつがまわりにくい・頭痛・体の一部が動かしにくい」といった症状が現れるのでチェックするようにしましょう。

手足のしびれで糖尿病との関連は?

全身に不規則にしびれが起こった時や、左右対称にしびれや痛みが起こってきたときは、神経系の特定の場所よりも広範囲の障害が考えられやすく、内科的な病気で、たとえば糖尿病、または神経内科的な病気で変性・炎症性・代謝性疾患などが考えられるそうです。

そして、糖尿病の初期には、主として足指や足裏に痛み(ピリピリやジンジンというもの)やしびれが生じ、進行することで手指にも痛みやしびれが現れるようになります。

それから、さらに進行すると、神経は次第にその感覚を失っていき、痛みやしびれではなく、感覚全般が鈍くなったり感じなくなったりするそうです。

その状態になると、手や足に傷を負っても気がつきにくくなり、その部分から細菌に感染してしまうと細胞が壊死してしまい、果てには切断を余儀なくされる場合もあるそうなので、恐ろしいですよね。

(関連記事:糖尿病の手足のしびれの特徴と治療や改善する方法!治るの?

手足のしびれは自律神経失調症の場合も

精神的なストレスや寒暖差、暑い時期の熱中症などや更年期などで自律神経が乱れると、血流が悪くなり、酸素が行き届かないので神経は酸欠状態になって手にしびれが起きることがあり、この場合は片手ではなく両手、または体全体にわたってしびれが起きることが多いそうです。

そして、血行不良が起きているので、体のむくみや冷え、貧血などを伴い、ひどい乾燥肌になり、ちょっとした刺激にも耐えきれなくなったり、過敏に反応し、体全体が疲れを感じることがあります。

それから、手足のしびれとはちょっと違う、皮膚のしびれのようなものも現れ、体の一部分に虫が這っているような違和感があったり、ピリピリと感じたり、チクチクとしたかすかな痛みを感じることがあります。

この症状は、いったん治まっても、またすぐに現れてしまったり、しつこいことが多く、最初は手の甲がしびれて治まったと思ったら今度は背中、などといったように場所を変えながら長期間この症状に悩まされる方が多いようです。

スポンサーリンク

手足のしびれがひどい時は病院では何科に行くべき?市販薬なども

手足のしびれの原因は多伎に渡るので、しびれがひどい場合、病院では何科に行ったら良いのか迷ってしまいますよね。

そして、手足のしびれには、大きく分けて、

・ 異常感覚(正座をした後のような足がジンジンする感覚)

・ 感覚低下(触ったり痛いなどの感覚が鈍くなる)

・ 麻痺(手足が動かせなくなること)

といった3つの種類になるそうです。

なので、しびれがひどいなと思ったら、上記の3つのうち、まずどれかということを確かめ、神経からくる異常感覚などであれば整形外科に、精神的なものからくる感覚低下などでしたら診療内科へ、麻痺状態の場合は脳神経外科へ行きましょう。

それから、手足のしびれで頭が痛くなっている時も、脳神経外科を受診した方が良いそうです。

もし、事前にどの状態か自信がなければ、病院に電話をして症状を伝え、何科を受診すれば良いのか相談しても良いでしょう。

そして、手足のしびれは怖い病気が原因の場合も大いにあるので、放っておかずに早めに対処することが大切です。

それから、病院へ行くほどではないけれど、肩こりや腰痛などが原因になって血行不良を起こし、それで慢性的な手足のしびれや神経痛(末梢神経障害)が起きているのであれば、市販薬として次のようなビタミン剤がオススメです。

・ ナボリンS

筋肉疲労に効果のあるビタミンB1、血行不良を改善するビタミンE、末梢神経の傷を修復する活性型ビタミンB1が含まれています。

【Amazon.co.jp アソシエイト】

・ ジーロップEXアップ

ビタミンB1誘導体、ビタミンB6、ビタミンB12などのビタミン群を主成分とし、自律神経をコントロールして症状を改善します。

・ アリナミンEXゴールド

アリナミンEXゴールドにもビタミンB1誘導体、ビタミンB6、ビタミンB12などが配合されており、つらい目の疲れや肩こり、腰の痛みを改善しながら手足のしびれに有効に働きかけます。

【Amazon.co.jp アソシエイト】

このように、各種ビタミン類を補給すると、生活習慣や疲れによるしびれは改善されるということなので、肉体疲労や精神的疲労、更年期などでストレスを感じている方は摂ってみると良いでしょう。

そして、夜はゆっくり入浴し、体の血行を促進させて、マッサージなどを行ってから寝るようにするのも効果的なので、やってみてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、手足のしびれの原因や病気とストレスとの関係、また、病院は何科か、といったことなどについても詳しくお伝えしました。

手足のしびれは、片側だけに起きることが多く、精神的なストレスや寒暖差、更年期などによって自律神経が乱れれると両手や全身に現れることが多く、冷えやむくみを伴ったり、脳神経が原因だと麻痺状態になったり、内科的な糖尿病などが原因の場合はピリピリとした痛みが現れたりと原因や症状が様々なのでしたね。

なので、病院へ行くときはその症状ごとに適切な科に行くと良いのでした。

それから、市販薬で対処するとしたらビタミン剤などがオススメで、毎日の入浴習慣やマッサージも効果的なので、肩こりなどの肉体疲労や精神的疲労はためずに、少しずつ軽減させてしびれが起きないよう体をケアしてあげましょうね。

スポンサーリンク

このページの先頭へ