経口感染とは?肝炎などの感染する病気の種類や予防の仕方も

経口感染は、その名のとおり口を介して感染する感染症の総称になります。

なので、もっと具体的に経口感染とは何か、経口感染するウイルスや病気の種類で性病や、肝炎はどれかといったことについて知りたいのではないでしょうか。

それから、経口感染の予防法も気になりますよね。

そこで今回は、経口感染とは何か、肝炎などの感染する病気の種類や予防の仕方についても詳しくお伝えしていきます。

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経口感染とは?肝炎などの病気やウイルスの種類も

経口感染症は、病原体に感染された水や食べ物を食べることによって口からうつる感染症の総称のことで、水系感染症とも言われ、そうした感染経路のことを経口感染といいます。

そして、食中毒と混同されがちですが、実は普通の食中毒には発症に必要な病原体の量が多く、食べ物しか感染しないとされています。

それに対して、経口感染症は少量の病原体の感染でも発症するため、食べ物からだけでなく、患者の排泄物や虫(ハエ・ゴキブリ)を介して感染することもあるといった違いがあり、経口感染症は普通の食中毒より重症化しやすい傾向にあるそうです。

それから、経口感染では、細菌(O157や赤痢、コレラ、チフス、ピロリ菌による胃潰瘍)やウイルス(ノロウイルス、ロタウイルス、ポリオ)などが感染するとされていて、ウイルス系だと肝炎の中でもA型肝炎とE型肝炎は経口感染でもうつります。

そのほかにも、寄生虫としてアメーバ赤痢などが性感染症として扱われており、感染の可能性があるそうです。

ちなみに、経口感染症は海外の旅行先でかかりやすく、下痢症は1ヶ月の途上国滞在で20~60%、A型肝炎は0.04%の渡航者に発症するとされているので、海外で食べ物や飲み物を摂取する時にはより注意をしなければなりません。

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経口感染の予防法は?

経口感染は、普段の暮らしの中では腸管系の感染症が多く、下痢などが現れることが最も多いのですが、排便後、目に見えない病原体が手に付着して、だんだんと広がっていく二次感染、または家庭内感染が多いとされています。

そのため、経口感染を防ぐには何よりもまず「手洗い」が大切で、指と指の間、親指の付け根は特に病原体がたまりやすいので、反対側の手のひらにこすりつけて洗剤を使ってよく洗い落とし、手首まで広く大きく洗うようにしましょう。

そして、洗ったあとは乾燥した清潔なタオルなどでよく拭いておきましょう。

それから、家庭内でもタオルの共用は感染を広げることになるので、タオルは個別の利用にしたり、感染が心配な時期だけでもペーパータオルで使い捨てにすると安心です。

それ以外には、食べ物を十分に加熱してから食べる、虫やネズミを駆除するなどもありますが、まずは何よりも入念で正しい手洗いを習慣化するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、経口感染とは何か、肝炎などの感染する病気の種類や予防の仕方についても詳しくお伝えしました。

経口感染とは、水系感染と呼ばれ、病原体に感染された食べ物や飲み物、水などを介して感染し、O157などの細菌やノロウイルスなどのウイルス、肝炎だとA型肝炎やE型肝炎、性病ではアメーバ赤痢などにかかり、下痢症が現れることが多いのでしたね。

そして、予防をするにはまず何よりも手洗いが大切なので、付け根まで洗剤を使って手首までよく洗い、反対側の手をこすりつけて洗うなど徹底した洗い方を習慣化させ、特に経口感染の多い海外旅行の際にもタオルを共用しないなど、できることを注意して気をつけるようにしてくださいね!

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