急性リンパ節炎の原因や症状と治療期間!入院や感染についても

急性リンパ節炎はリンパ節の痛みを感じた方なら誰もが注意すべき病気の一つです。

しかし、この急性リンパ節炎にはわからないことが多くあり、

・原因や症状、治療方法は何?

・高熱や頭痛などはでる?

・人によって感染させられることや、うつる可能性はある?

・対応は薬を使うことや首や鼠径部を冷やすこと?

・子供や大人関係なく発症する?

・治療期間は?

・最悪のケースは入院?

などなど、気になる項目が色々と出てきます。

そこで今回は、急性リンパ節炎の原因や症状と治療期間ついて、また、入院や感染についても解説いたします。

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 急性リンパ節炎の原因と症状について

(出典:https://lifestyle-next.com/care-for-swollen-540.html)

急性リンパ節炎とはリンパ節に病原菌やウイルスなどが感染することで発症するもので、そのウイルスや細菌によって炎症が発生し、発熱や腫れ、そして痛みを生じるようになります。

もともと、リンパ節とは体中に張り巡らされているリンパ管の節目に当たる部分で、大きさにすると1~25mm程度の空豆の形になっていて、主に首や脇の下や鼠径部に集まっています。

例えば、耳の下にある耳下腺リンパ節、首にある頚部リンパ節、鎖骨にある鎖骨リンパ節、脇の下にある腋窩リンパ節、お腹にある腹部リンパ節、またにある鼠径リンパ節、膝にある膝窩リンパ節といったところがよく聞くリンパ節になりますね。

そして、細菌やウイルスが感染すると、感染した部位の周囲のリンパ節が腫れるようになってしまうのですね。

また、具体的な症状は38度以上の高熱が1週間程度続くこともあれば、治療をしないで放置している人なら1ヶ月近く続いてしまうこともあり、それに伴う腫れや炎症で、圧痛などの痛み、場合によっては頭痛が発生するようになってしまうのです。

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急性リンパ節炎の治療方法や感染について

(出典:https://lifestyle-next.com/bye-neck-pain-929.html)

急性リンパ節炎の原因は細菌やウイルスになりますので、治療を施す場合は診察を行って原因が何であるのかを見定めます。

そこで、細菌とわかった場合はその細菌に即した抗生物質を、薬を使った投与や静脈注射などで対応することになり、ウイルス性の場合は抗生物質が効かないので、リンパ節を冷やす等の対症療法のみとなってしまいますs。

また、リンパ節が腫れるパターンは場所によって異なり、ほかの病気と合わせて発症しているケースが多く、耳ならば外耳炎や中耳炎の可能性があり、喉周辺が腫れているのなら扁桃炎や急性咽頭炎の可能性もあるので、そちらの治療も平行して行われることも多いようです。

そして、腫れが熱を帯びている場合は冷やすことが効果的となりますが、大きくなりすぎた膿瘍はそのまま残る可能性が高く、外科的な切開手術が必要になってしまうケースもあります。

特に、免疫力や抵抗力が低い子供が発症した場合は、衰弱するケースもあるので入院してしまうこともあるようですね。

ちなみに、この急性リンパ節炎は基本的にうつる病気では無いのですが、感染源となっている細菌やウイルスが喉や口の中にいる場合は、咳やくしゃみなどで他の人にうつしてしまう可能性はありますので、注意しましょう。

治療期間について

急性リンパ節炎の治療期間は原因が様々なので特定するのは難しいですが、風邪などの治りやすい病気だった場合は1~2週間程度で治ることが多いようです。

というのも、リンパ節が腫れた原因が風邪ウイルスであれば、風邪の症状が完治することで治ることが多いので、併発している病気次第で治療期間も大きく変わってしまいます。

そのため、風邪ではなく結核のような簡単に治らないような病気で急性リンパ節炎になってしまった場合は、結核そのものが完治をしないとぶり返すことが多いので、結核が治るまでの期間である2~3ヶ月は治療が続くことがあるようです。

また、急性リンパ節炎も長く続くことで細菌やウイルスが残骸として膿となり、固まってしまい膿瘍になってしまうことも多く、大きくなってしまうと切開手術が必要になるので、さらに治療期間が延びてしまいます。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、急性リンパ節炎の原因や症状と治療期間ついて、また、入院や感染についても解説いたしました。

急性リンパ節炎は発熱や頭痛などの症状が出る病気ではありますが、原因はウイルスや細菌性のものだということでしたね。

また、この急性リンパ節炎自体がうつることはないですが、原因となった細菌やウイルスが喉などにいた場合は咳やくしゃみでうつってしまうことがあるということでした。

そして、この病気は細菌性のものならば抗生物質を使っての治療が可能なのですが、ウイルス性の場合は抗生物質が効かないので、対症療法が基本となるということでしたね。

しかし、この急性リンパ節炎は元となる病気次第で治るまでの期間も大きく変わり、結核などの治療期間が長くなる病気の場合は繰り返し発症することもあるので、なかなか治らないということでした。

最後に、リンパ節炎はリンパ節が腫れる原因となるウイルスや細菌が完全に除去できないとリンパ節炎の症状も改善できないので、まずは細菌やウイルスに感染しないように、手洗いやうがい、並びに食生活などをしっかりと意識するようにしましょう。

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