結節性痒疹（けっせつせいようしん）とは、強いかゆみを伴う皮膚疾患のことで、夏から秋にかけて多く現れるそうです。

なので、結節性痒疹の原因でブヨやアトピー、治療法としては漢方や市販薬と食事の注意点でビタミンC、病院での治療で液体窒素や、子供の場合についても知りたいのではないでしょうか。

それから、結節性痒疹は完治するのか？といったことについても気になりますよね。

そこで今回は、結節性痒疹の原因と漢方や市販薬と食事の注意点、また、完治するのか、といったことなどについても詳しくお伝えしていきます。

結節性痒疹とは？原因や病院での治療法も

結節性痒疹とは、強いかゆみを伴う皮膚疾患のことで、虫さされのような発疹が現れ、完治するのが困難で、数年間も症状に悩むことがあるとされています。

そして、結節性痒疹の結節とは豆粒大の発疹のことで、痒疹とは強いかゆみのある皮膚疾患のことですが、原因は蚊やブヨに刺されるために起こるので、刺されやすい腕や足に多く発生するとされていますが、皮膚の乾燥から始まることもあれば、あせもをこじらせて慢性化したり、思春期や受験、就職期など肉体的、精神的に負担がかかった時にも発症することがあります。

それから、子供の場合はひじ、ひざの内側に固定しているケースがほとんどですが、成人になると首、体、顔、足へと全身性になるケースが多いようです。

そして、結節性痒疹は経過が長く、長引けば長いほど、重ければ重いほど、肌はくすみ、赤黒く色素沈着しやすい傾向があり、汗ばむ風呂や布団の中で温まるとかゆみはひどくなり、かき壊してしまいます。

それから、あせものようにかゆみとともに発疹し、掻くと全身に広がって、熟睡もしにくいため、体力や免疫力がダウンして長引くことになり、跡形がニキビのように黒ずんでしまうのでつらいですよね。

また、アトピー性皮膚炎、糖尿病、白血病などの病気が原因になっている可能性もあるので、自己判断をせず、早めに医師の診察を受ける必要があります。

結節性痒疹で病院での治療法は？

結節性痒疹は検査の前に問診を行ない、症状の発生時期や時間帯、頻度などを具体的に伝えると、ある程度診断され、その上で病理検査といって、患部をわずかに切除し、顕微鏡で検査をして診断を行ない、必要に応じて血液検査などを行なう場合もあります。

こうして結節性痒疹と診断されると、ステロイド系外用薬を用いることが多く、症状に応じて抗ヒスタミン剤や抗アレルギー薬を併用し、患部を掻きすぎないように対処します。

そして、ステロイド剤を用いた閉鎖密閉療法やテープ製剤による治療法で、患部を傷つけないようにする方法もあり、その他重い慢性痒疹の場合は、液体窒素、凍結療法や副腎皮質ホルモンの局所注射、外科手術などの治療方法も行ないます。

こうした結節性痒疹の一番の悩みは強いかゆみで、どうしても掻きたくなってしまいますが、掻きくずすと症状が悪化してしまうので、極力掻かないようにすることが大切です。

また、結節性痒疹は症状が軽くなってもすぐに再発することも多くあるので、自己判断で治療をやめたりせず、定期的にドクターの診察を受け、根気よく治療をすることで発症しにくくすることがポイントとなります。

スポンサーリンク

結節性痒疹の治療で漢方や市販薬と食事の注意点は？

結節性痒疹は体調不良が症状の悪化を招くと言われているため、症状の回復を早めるためにも日頃から体調管理に気を配り、充分に睡眠や休息をとり、栄養バランスの良い食事を摂るようにしましょう。

そして、ヨーグルトなどの乳酸菌やキノコ類や野菜などの食物繊維は腸内環境を良好に保ち、免疫力を高める効果があるのですが、果物などに含まれるビタミンCなども皮膚の再生をサポートするので良いとされており、オススメです。

それから、適度な運動によってストレスを発散させ、全身の血行を良くし、代謝を高めることも良いでしょう。

逆に、刺激物である香辛料やアルコールの過剰摂取、タバコなどは免疫力を低下させるので、できるだけ控えるかやめるようにするなど、日々の生活習慣を見直すだけでも症状の緩和が大いに期待できるそうです。

・ 市販薬や漢方は？

結節性痒疹は長期の治療になるため、毎回病院で薬を処方してもらうことはできないという方向けにオススメの市販薬としては、フルコートやベトネベートなどのステロイド入りの軟膏薬があり、これらを使って密封法を試すことはできるそうです。

【Amazon.co.jp アソシエイト】

【Amazon.co.jp アソシエイト】

そして、漢方を試したい方は、足だけでなく両腕にも症状が見られる場合は菌ちん五苓散(いんちんごれいさん)と荊芥連翹湯（けいがいれんぎょうとう）が、足だけに見られる場合は菌ちん五苓散がオススメだそうなので、漢方薬局で相談してみてくださいね。

【Amazon.co.jp アソシエイト】

まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回は、結節性痒疹の原因と漢方や市販薬と食事の注意点、また、完治するのか、といったことなどについても詳しくお伝えしました。

結節性痒疹は蚊やブヨに刺されたり、ストレスがかかった時、免疫力が低下した時などに現れる強い皮膚のかゆみの症状で、夏から秋にかけて発症しやすく、一度かかると慢性化してなかなか完治しづらいのが特徴で、掻き壊さないようにかゆみを抑えるため、病院ではステロイドや抗ヒスタミン薬の処方がされるとのことでした。

そして、アトピーや白血病が原因になっている可能性もあるので、病院での診断が必ず必須となり、自宅でのケアとしてはバランスの良い食事で乳酸菌や食物繊維、ビタミンCなどを意識して摂り、ファストフードは避けると良いのでした。

それから、市販薬にはベトネベートによる密封法や、漢方などのチョイスもあるので、できるだけ早く回復できるように自分に合った治療法を選択しながら、しっかりとケアして体の免疫力も上げていきましょう。

スポンサーリンク