化膿止めの飲み薬や塗り薬の市販薬のオススメ!酒の注意点も
傷口が悪化し、化膿してしまうと、体力も奪われるし、熱もあってジュクジュクするので嫌な気持ちになりますよね。
なので、化膿止めの飲み薬や塗り薬で軟膏などの市販薬のオススメや、歯や歯茎に使えるもの、食品や酒に関する注意点について知りたいのではないでしょうか。
それから、化膿止めで抗生物質が必要な時についても気になりますよね。
そこで今回は、化膿止めの飲み薬や塗り薬の市販薬のオススメ、また、酒の注意点についても詳しくお伝えしていきます。
目次
化膿止めの飲み薬や塗り薬など市販薬のオススメは?酒についても
傷口に細菌が侵入して現れる化膿は、傷口やその周囲が膿んでジュクジュクとし、熱を持ったり腫れたりするだけでなく、抵抗力が落ちるので他の病気にもかかりやすくなったり、化膿も悪化すると重篤化することがあるので正しい治療が必要です。
でも、病院へ行く程ではなかったり、時間がないという場合には、市販で購入できるタイプを選ぶと良いのですが、いざ探してみるとたくさん種類があってどれを選んだ良いか分からなくなりますよね。
そこでこちらで薬を選ぶポイントをお伝えしますが、まず、化膿止めに効く薬として、飲み薬と塗り薬がありますが、飲み薬は歯医者などで処方されることのある服用するタイプの化膿止めで、薬の成分が内臓に吸収されて血管に取り込まれます。
その後、血液を通って病巣にたどり着き、そこに留まることで効果を発揮するので、一時的に痛みを抑えるために服用する痛み止めとは違って、1日に数回、規定の回数を服用する必要があり、医師の処方が必要になります。
そのため、後述する抗生物質の項目で必要なタイミングをチェックし、市販薬はないため、病院を受診して処方してもらうようにしましょう。
油断大敵!化膿した時の症状についてきちんと知っていますか?
(関連記事:傷口が化膿した時の腫れなどの症状と処置の方法!病院は何科?)
化膿止めに効く市販薬の塗り薬でオススメのものは?
化膿止めで市販の飲み薬はないとのことでしたが、軟膏タイプの塗り薬ならたくさんの種類が販売されているので、まずは傷口が既に化膿しているのか、いないのかによって、選ぶようにしましょう。
そして、化膿止めは大きく分けて、殺菌・消毒をするものと、細菌の増殖を抑えるもの、炎症を抑え化膿を治療するものがあるので、状態を正しく判断して適切なものを選ぶようにしましょう。
1、 殺菌・消毒するタイプ
傷口ができたばかりの段階で、殺菌・消毒をするタイプとしては、オロナイン軟膏を始め、次のような薬がオススメです。
・ オロナインH軟膏(大塚製薬)
ニキビや吹き出物、軽い火傷、切り傷やあかぎれ、水虫などへの効能あり
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・ イソジン軟膏(明治製薬)
細菌やウイルスに対し、短時間で殺菌・消毒効果を発揮
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・ キシロA軟膏(第一三共ヘルスケア)
セトリミド(殺菌剤)のほか、痛みやかゆみを軽減するリドカインとジフェンヒドラミンが入っているため、かゆみを伴う傷に有効
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・ メモA(エスエス製薬)
殺菌剤のほか、鎮痛効果のある塩酸ジブカイン、傷の治りを早める効果のある有効成分アラントインを配合
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2、 細菌の増殖を抑えるタイプ or 炎症を抑え化膿を治療するタイプ
傷口ができ、膿み始めている段階で使うとそれ以上の細菌の増殖や化膿の悪化を防ぐことができるので、次のような薬を使うと良いでしょう。
・ クロマイ-N軟膏(第一三共ヘルスケア)
2種類の抗菌剤と抗生剤が配合されており、とびひなどの化膿性皮膚疾患に有効
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・ ドルマイシン軟膏(ゼリア新薬)
2種類の抗生剤が配合され、火傷や外傷などの化膿予防および治療に効果があり、皮膚疾患や化膿、皮膚腫瘍などにも効果あり
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・ クロロマイセチン軟膏2%(第一三共ヘルスケア)
とびひやめんちょうなどの化膿性皮膚疾患のほか、顔にできたおできや吹き出物に有効
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・ テラマイシン軟膏a(武田薬品工業)
化膿性皮膚疾患に効果あり
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このほかにも、殺菌作用のある抗生剤に加えて、ステロイドが入っている薬には、ゼリア新薬のドルマイコーチ軟膏や第一三共ヘルスケアのベトネベート軟膏ASがあるのですが、長期間使用すると免疫力の低下を招くこともあるので、特に化膿がひどい場合に症状を抑えるために使うようにしましょう。
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化膿止めで抗生物質を使った方が良いときは?
化膿した傷口でも、上記のような薬を使って改善するようであれば問題ないですが、動物に噛まれたときや、水泡が多い大きな火傷を負っていたり、傷口が赤く腫れていたり、38度以上の熱が出ている時には病院を受診する必要があります。
その場合、体であれば形成外科や外科を受診すると良いそうです。
そのほか、歯の周りの歯茎が大きく腫れて、歯槽膿漏を起こし、膿んでいる場合は上記のような薬では対処ができないので、医療機関で処方されるセフェム系の抗生物質を服用する必要があります。
この場合は歯医者を受診し、歯茎の中から血液にのって入り込んだ細菌を殺す必要がありますので、まず専門の歯科医師に診てもらうようにしましょう。
化膿止めを使用している最中の酒や食品の注意点は?
化膿止めとして病院で抗生物質を処方された場合、服用している期間中はお酒は飲まないようにしましょう。
そして、抗生物質といっても様々な種類がありますが、特にセフェム系の抗生物質の場合、アルコールを同時に服用すると、血管の拡張作用により細菌感染が広がって症状が悪化したり、呼吸困難や痙攣といった副作用が現れる可能性もあります。
また、アルコールと抗生物質を一緒に摂ると、肝臓は抗生物質ではなくアルコールを分解してしまい、抗生物質は通常より高い濃度で体内を巡ってしまい、呼吸困難や痙攣を起こす可能性があるので、とても危険です。
そのため、服用期間中はアルコールを完全に控えるか、少なくとも抗生物質を飲んでから3時間はあけてからお酒を飲むようにしましょう。
また、化膿止めとして抗生物質を飲んでいる間は、便秘になりやすいので、消化に負担をかけるものや、砂糖、お餅、揚げ物、歯茎が腫れているのであればおせんべいや刺激物は控えると良いでしょう。
逆に、なた豆といって九州で育てられているマメ科植物のお茶は、排膿作用があって症状を速く改善してくれるので、とってもオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、化膿止めの飲み薬や塗り薬の市販薬のオススメ、また、酒の注意点についても詳しくお伝えしました。
傷口が化膿したら、放っておくと悪化して重篤な症状が現れることもあるので、炎症が軽い場合は早めに市販薬で対処すると良く、殺菌・消毒するタイプや細菌の増殖を抑えるタイプで抗生剤が入ったものや、ステロイドも加わっている物を紹介したので、症状に合わせて選ぶと良いのでした。
そして、歯茎の場合は病院で処方される飲み薬が良いので、まずは歯医者を受診し、セフェム系の抗生物質を処方してもらうと良いのでしたね。
また、こうした抗生剤を服用している間、お酒を同時に摂取すると痙攣など重篤な症状を起こすリスクがあるので控えた方が良く、食品でもせんべいや刺激物などは控え、消化に負担のあるものなどはやめて、なた豆茶などを試すと良いらしいので、やってみてくださいね!
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