お腹が張って痛い時の原因や病気と対処法!便秘や下痢との関係も

男性にはあまりない現象ですが、女性はお腹が張って痛いという状況に悩まされることがあります。

そして、このお腹の張りによる痛みには色々と疑問点があり、

・張って痛い時の原因や対処法は何なのか?

・下痢や便秘、そして病気やおならの有無は関係あるのか?

・生理中や、妊娠初期及び妊娠中期で張りと痛みがあるのは何故?

・熱などの他の症状があるのなら病院で検査をするべき?

・食事や食べ物で気を付けるべきことは?

などなど、色々と調べたい項目が出てくるのです。

そこで今回は、お腹が張って痛い時の原因や病気と対処法について、上記の疑問にも回答し、便秘や下痢との関係も解説いたします。

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お腹の張りによる痛みの原因は何?

お腹の張りに悩まされる人は男女問わずいると思いますが、比率的には女性のほうが多くなっています。

というのも、女性は女性ホルモンの一種である黄体ホルモンが多くなることで腸の動きを弱めてしまうようになるため、多く分泌される時期、すなわち生理前から便秘がひたすら続くようになってしまって、生理中まで続いてしまうことがあるのです。

また、女性は男性に比べると圧倒的に筋肉量が少なくなっているので、腸が重力に押されて下に押し込まれてしまい、まともに動けなくなる確率が高く、一度便秘になってしまうとなかなか解消されなくなってしまうのですね。

そして、お腹が張ってしまう原因は「腸内ガス過剰型」と「腸内ガス排泄低下型」に分けられるのですが、便秘が発生すると腸内ガスが作られやすくなるので腸内ガス過剰型に分類されることになります。

それから、便秘ではなく暴飲暴食が酷すぎることで消化不良が発生すると胃腸がまともに動けなくなるので、消化不良が発生するようになり、お腹が張ってしまうこともありますし、胃腸炎などのトラブルが発生してまともに胃腸が動かなくなってしまう時は、腸内ガス排泄低下型に属するということを覚えておきましょう。

つまり、便秘のように腸内に停滞してガスが出やすくなるとか、炭酸飲料や糖質やでんぷん質のものを食べすぎてガスが出きすぎると腸内ガス過剰型になってお腹が張り、ずっと食べ続けたり、胃炎が発生することで胃腸の動きが鈍くなって腸内ガスがうまく除去できなくなると腸内ガス排泄低下型になってしまってお腹が張るようになるということです。

ちなみに、お腹が張るという状況は腸が膨張しているということにもなるので、他の臓器がどうしても圧迫されるようになり、腹痛が発生してしまうということも覚えておきましょう。

要するに、お腹が圧迫されるような状況になったら、痛みが発生する可能性が高いということなのですが、いつまでたっても痛みや圧迫感が消えない場合は腸捻転や過敏性腸症候群が考えられますので、病院で検査をしてもらいましょうね。

おならとの関係性について

腸内ガスは食べ物を分解することで自然と発生するもので、食事と一緒に空気を飲む混むことでその空気がガスとなって腸内に溜まるようになるため、ガスが発生しやすい食べ物をよく食べる人は腸内ガスを排除するために自然とおならが出る確率が上がります。

また、腸内ガスの発生量は通常の人でも3リットルは発生していると言われていますが、基本的にこれらのガスの9割は血液中に吸収されて肺を通って呼吸の時に排出されるようになり、そこで排除できなかったらゲップやおならとして除去されるようになるのです。

つまり、腸内ガスの発生量が多くなりすぎている人や腸内ガスを除去する能力が低下している人たちは、どうしてもおならやゲップが多発するようになるということなので、おならが増えている人はちょっとした胃腸トラブルを抱えている可能性があります

お腹の張りと下痢は一緒になるものなの?

多くの女性を苦しめているお腹の張りというのは腸内ガス過剰型になってしまうことで発生するガス溜まりであり、大抵のケースでは便秘とセットになっていると思います。

しかし、稀にですが、お腹の張りに下痢がセットになることもあり、それは胃の粘膜が炎症を起こしてしまうことで機能低下が発生し急性胃炎などの病気になってしまったケースです。

つまり、お腹の張りと下痢がセットになっている場合は胃腸がやられているサインでもあるので、急性胃炎や過敏性腸症候群、最悪の場合は大腸がんの可能性すらあるのですね。

もちろん、過敏性腸症候群や大腸がんの場合はお腹の張りと便秘がセットになることもありますが、下痢とセットになるケースもあるということを覚えておきましょう。

他の症状が出ている人について

お腹の張りや便秘は頻繁に発生する傾向が強いので、放置してしまう方もいるかもしれませんが、それに強い痛みや黄疸、発熱などの症状が出ている人の場合は何らかの病気を引き起こしている可能性がかなり高いので、必ず病院で診てもらうようにしてください。

生理中や妊娠期間中のお腹の張りについて

生理前ではなく生理期間中にもお腹の張りを感じている人は血液の流れに滞りが発生している可能性が高いので、対策として生活習慣に気を付けて運動不足や血流を良くする食品を摂取するようにしましょう。

また、妊娠初期のお腹の張りと痛みは便秘気味とか、子宮を支えている靭帯が引っ張られているとか、子宮が収縮していることで張っている気がするといったものなので、身体を冷やさないようにして休むようにしてください。

基本的に、妊娠中期以降の段階ならばお腹の中の赤ちゃんが大きくなることでお腹の張りが出るのは当たり前なのですが、妊娠初期で張りをいつまでも感じて痛みがある場合は流産の危険性があるのですぐに産婦人科で診察してもらいましょう。

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お腹の張りや痛みがある時の対処法や対策は?

いつまでたっても痛みや張りが引かないという状況の人たちは病院で検査をしてもらうのが良いのですが、ちょっとしたガス溜まりが原因の場合は下記の解消方法を試すことで解放されることがしばしばあります。

・空気をたくさん飲み込まないようにしっかりかんでから飲み込むようにする

・ストレスから解放されるように趣味を楽しむ

・冷え性を解消するべく半身浴をする

・お腹をホッカイロや温湿布で温める

・軽いウォーキングなどを実行して腸の運動を活発化させる

・うつ伏せになって膝を曲げて両足を交互に動かしかかとでお尻を叩くストレッチを行う

・睡眠不足を減らす

・深夜の食事を止める

・おならを我慢しすぎない、トイレに駆け込む習慣をつける

・温かい飲み物を飲む

このように解決法及び予防法はいくつもありますので、これらを実行することが基本ではありますが、今現在張りによる痛みがひどいという人は、お腹を温めるために温かい飲み物を飲むとか、毛布などで外部から温めるようにするといいでしょう。

良い食べ物と悪い食べ物

便秘で苦しんでいる人にとっての良い食べ物というのは善玉菌を増やしてくれるもので、食物繊維や乳酸菌やオリゴ糖やグルコン酸等が該当します。

また、ガスを発生しやすい食べ物は豆類・一部の果物・乳製品・甘味料・穀物・肉類・アブラナ科の野菜などで、便秘が酷い時はこれらの食べ物の量は減らしたほうがいいでしょう。

ちなみに、炭水化物は便となって排出されるときにガスも除去してくれる作用があると言われていて、推奨している医師もいるので摂取できると考えてください。

そして、食物繊維は便秘の味方とよく言われますが、摂取しすぎは逆効果になりますし、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のバランスが崩れている人も危険なので、必ず2:1になるように摂取してください。

具体的には、水溶性食物繊維はアボカド・ゆりね・オクラ・ゴボウ・納豆・海藻類等が該当し、不溶性食物繊維はインゲン豆・えのき・エリンギ・おから・小豆・アーモンドなどが該当します。

また、乳酸菌はヨーグルトなどの乳製品に多く含まれていますし、オリゴ糖はニンニク・玉葱・エンドウ豆・ゴボウ・インゲンなどに含まれ、グルコン酸は大豆・椎茸・発酵食品・ワイン・蜂蜜などに含まれていますので覚えておきましょう。

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まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、お腹が張って痛い時の原因や病気と対処法について、様々な疑問にも回答し、便秘や下痢との関係も解説いたしました。

お腹の張りによる痛みは便秘が原因となることが多いのですが、それ以外にも胃腸に炎症が発生している等の病気が原因の可能性もあるとのことでしたね。

また、お腹の張りと痛みが長期間続いたのなら病気の可能性がありますし、お腹の張りと下痢が発生したのなら何らかの病気の可能性が高く、熱などの症状を伴っているのなら今すぐにでも診察を受けたほうが良いということでした。

そして、お腹の張りによる痛みから解放されるためには日々の生活を見直す必要があり、今現在痛みがひどい時の対処法は体の中と外から温めることが有効ということでしたね。

最後に、女性の場合は女性ホルモンの関係上、便秘が多くなりがちですので、ガスが溜まりにくくなるように、男性よりも積極的に腹筋を付けて食生活などの日常生活にも気を付けるようにしてください。

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