副鼻腔炎の手術費用や入院期間!後遺症や保険適応についても

副鼻腔炎(蓄膿症)になると、顔面神経痛になったり悪化すると脳に影響が出るため、早めの対策が必要です。

なので、副鼻腔炎の手術方法で全身麻酔やガーゼ抜き、入院期間や日帰りと体験談、手術の失敗や手術後の痛みなどの後遺症、再発や合併症などについて知りたいのではないでしょうか。

それから、副鼻腔炎の手術費用と保険適応についても気になりますよね。

そこで今回は、副鼻腔炎の手術費用や入院期間、また、後遺症や保険適応などについても詳しくお伝えしていきます。

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副鼻腔炎の手術とは?方法や後遺症など

副鼻腔炎は、副鼻腔という鼻の空洞に、風邪やインフルエンザなどが原因となって膿が溜まる病気で、鼻づまりや鼻汁、味覚障害が現れ、鼻汁が喉に流れれば痰や咳となり、気管支炎の原因にもなります。

そして、起床時に喉がからからに渇き、慢性咽頭炎や扁桃炎線の原因となり、風邪をひくと咳がなかなか止まらないなど症状が出てしまうことと、元々喉が弱い自覚症状がある方に多いそうです。

それに、鼻づまりは集中力など脳機能にも影響しますが、イビキや睡眠時無呼吸などを伴うと深い睡眠がとれないことで頭重感、注意力散漫、イライラ感などの精神的症状も引き起こす上に、高度な睡眠時無呼吸になると高血圧や冠動脈疾患、脳卒中、糖尿病といった全身疾患にもつながることがあります。

そして、副鼻腔炎は軽度であればまずは副鼻腔にたまっている膿や鼻水を出して、マクロライド系の抗生物質を投与し、この治療を長くて2~3ヶ月続けると通常の抗生物質と違い、細菌を殺すこと以外に粘膜の繊毛機能などを改善し、自浄作用を高める効果が期待できるそうです。

それから、これに加えて鼻すすりを避け、鼻かみを頻繁に行い、自然に口を開けられるように気をつけることも重要で、病院によっては生理食塩水を使った鼻かみ法を奨める場合もあるそうです。

副鼻腔炎の手術方法は?

出典:聖路加国際病院HP

薬での治癒が難しい場合は手術をするのですが、手術方法には次の2つがあるそうです。

1、 内視鏡手術

直径4mm程度の細い内視鏡を鼻腔内に入れて、鼻の中の映像をモニターに投影し炎症を起こしている粘膜の除去を行うそうで、副鼻腔に溜まった膿などを外に出し、換気を行いやすくします。

2、 外科手術

歯肉や顔面にメスを入れ、炎症を起こしている副鼻腔を外から開き、内側の粘膜を取り除いて、溜まっている膿などを出して鼻腔と副鼻腔の空気の流れを良くすることができます。

そして、この2つのうち現在では内視鏡手術の方がメジャーで、病院によっては日帰り手術も可能ですが、入院する場合は1~3日かかるのだそうです。

一方で、外科手術は日帰り手術は不可能で、入院する場合は2~3週間かかるため、医師とよく相談する必要があります。

・ 麻酔について

鼻の手術は痛いイメージが強く、全身麻酔を希望する方が多いようですが、全身麻酔では多くの薬剤を使い、意識や呼吸を止めた状態にするので、重大な事故を引きおこす要因となるそうです。

そのため、病院側では基本的には局所麻酔の技法を用いることが多く、万一手術中に痛みを感じたら手持ちのボタンを鳴らして知らせるなど、コミュニケーションも可能だそうです。

・ ガーゼ抜きについて

副鼻腔炎の手術後は一時的に出血することが多いため、鼻の中にガーゼを詰め数日後にガーゼを抜く施術をするのですが、手術をした方の体験談によると、手術よりもガーゼ抜きの方が痛いという声が多いようです。

ただ、麻酔用のスプレーをかけてから行うので、医師と相談しながら無理のないように行いましょう。

副鼻腔炎の手術後について

副鼻腔炎の手術後は、次のような症状が現れることがあります。

・ 術後出血

術後2ヶ月を経過すると術後出血はなくなりますが、この間は治癒の過程で突然鼻血が出ることがあるそうです。

そして、出血が大量の場合(2~3%)は処置が必要になりますが、ほとんどが自然に治癒するそうです。

・ 術後感染

ごくまれな例(1~3%)ですが、術後感染が起こると鼻の処置や投薬が必要になることもあります。

・ 鞍鼻(あんび)

非常に少ない頻度(1%以下)で鼻の高さが低くなることがあるので、その場合は形成外科的手術を行って対処します。

これらは内視鏡手術でも外科手術でも考えられるリスクですが、特に外科手術の場合は術後に顔が腫れたり、唇がしびれるなどの後遺症が残ることもあると言われています。

・ 合併症について

外科的手術よりもリスクが少ないと言われる内視鏡による副鼻腔手術ですが、近年ではアメリカや日本でも、眼や脳の副損傷という新たな合併症が急増し、術後に視界が二重に見えたり、髄膜炎を引きおこすこともあると言われています。

そして、こうした合併症はごくまれな例ではありますが、リスクのある手術を行わなければならないほど副鼻腔炎が悪化する前に、早めに対処した方がよいですね。

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副鼻腔炎の手術の費用!保険適応になる?

副鼻腔炎の手術は、片側の鼻の内視鏡手術で2~9万円かかり、さらに麻酔で3万円、検査で1万円と、合計22万円もかかるそうです。

さらに、入院を一週間する場合は8万円ほどかかるので、合計30万円ほどかかるのです。

しかも、両側の鼻の手術が必要になる場合はこの倍かかるということで結構な出費になりますが、健康保険加入者であれば保険適応になり3割負担で済みますし、高額医療費制度を活用するという手もあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、副鼻腔炎の手術費用や入院期間、また、後遺症や保険適応などについても詳しくお伝えしました。

副鼻腔炎の治療は基本的に薬の投与で行いますが、それでも治らない場合は外科手術か内視鏡手術を行い、内視鏡では日帰り手術が可能で入院になると最大3週間、費用も保険適応で安くて10万円以下ですが、最大で30万円かかるとのことでした。

その上、術後のガーゼ抜きは痛いという体験談や、外科手術の場合の顔面の痛みやしびれ、内視鏡手術の場合の眼や脳の損傷など後遺症のリスクが考えられるのでしたね。

そのため、副鼻腔炎は重症化する前に対処することが一番なので、こうした症状に効果的と話題のなた豆茶に関する次の記事もチェックしてみましょう!

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