目が痛い時の原因と病気の種類や対処法!しみる時や涙が出る時も

「目が痛い」という症状にも、しみる、ゴロゴロする、チクチク、ズキズキするといったように、さまざまな状態があります。

また、頭痛や熱があったり、充血で目が赤い、光がまぶしい、涙が出る、涙が止まらない、まばたきをすると痛む、まぶたや目が腫れるといったいろいろな症状を伴っていることも多いようです。

なぜ、このようにさまざまな症状があるのかというと、まぶたに異常がある場合や眼球に傷がある場合、そしてコンタクトに問題がある場合など、痛みの原因もさまざまだからです。

そして、その痛みの後ろには、目の疲れやものもらい、花粉症といったよく知られている病気だけではなく、時に恐ろしい病気が隠れていることがあり、放置すると眼圧に異常が現れたり、視力が低下してしまう場合もあります。

さらに、市販の目薬などで対処しているとそれがかえって症状を悪化させる原因になっていることもあるようです。

また、子供に多い目の痛みを伴う病気もいくつかあるようですので、対処法や治療法を知りたいですよね。

ですので、今回は目が痛い時の原因と考えられる病気についての詳しい情報を、ツボ押しなどの手軽にできる対処法とともにご紹介していきます。

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目が痛い時の原因と考えられる病気は?治療法も!

まぶたやまつ毛のトラブル

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)

麦粒腫とは、一般的に「ものもらい」として知られている病気で、まつげの毛根やまぶたの縁に細菌が感染することによって起こります。

なお、まつげの毛根に感染が起こったものを外麦粒腫、まぶたの縁(マイボーム腺という、目の表面をカバーするための油分を分泌する場所)に感染が起こったものを内麦粒腫と呼びます。

そして、主な症状はまぶたの縁が赤くなる、異物感及び軽い痛みやかゆみ、まぶたの腫れ、化膿などです。

【治療法】

患部が化膿した場合、数日で自然に膿が出て治ってしまう場合がありますが、多くの場合は抗生物質の目薬や飲み薬で炎症を抑える治療が行われます。

また、膿の排出がうまくいかないような場合には切開して膿を出す場合もあるようです。

霰粒腫(さんりゅうしゅ)

霰粒腫とは、まぶたにあるマイボーム腺という油分を分泌する場所の出口が詰まって炎症が起き、腫れてしまう病気です。

ちなみに、マイボーム腺のはたらきは油分を分泌して涙が蒸発することを防ぐ、眼球の運動がスムーズに行えるようにするなどです。

そして、このマイボーム腺からの油分が何らかの理由で詰まってしまうと、まぶたにしこりができ、さらに炎症を起こした場合にはまぶたの腫れや目の痛みなどの症状が現れることがあります。

【治療法】

軽いものであれば、放置していても2週間から2ヶ月程度で自然に治ってしまうことがありますが、しこりがなかなか消えない場合やサイズが大きい場合には、しこりにステロイド薬を注射したり、手術によってしこりを摘出する必要があります。

また、炎症を起こしている場合には、抗生物質や抗炎症剤の目薬などによって炎症を抑える治療が行われます。

なお、目に温湿布を1日数回当てることで、しこりが早く消えることがあるため、温湿布を勧められることも多いようです。

まぶたの内反・外反

まぶたが何らかの理由で内側や外側に向いてしまうことをそれぞれ眼瞼内反(がんけんないはん)・眼瞼外反(がんけんがいはん)といい、これによって目の痛みが起こる場合があります。

まず、眼瞼内反とは、筋肉の萎縮やたるみなどの原因により、まぶたが内側を向いてしまっている状態です。

すると、まつげは眼球に当たってしまうため、異物感や痛みといった症状が現れる他、角膜に傷がついてしまうこともあります。

一方、眼瞼外反は加齢によるたるみやケガなどの原因によって、まぶたが外側に向いてしまっている状態です。

そのため、上下のまぶたを完全に閉じることができなくなり、涙が乾いてしまうため、ドライアイのような異物感や目の痛みなどを引き起こします。

【治療法】

眼瞼内反・眼瞼外反ともに、人工涙液の点眼や目を保護する軟膏などを使って症状を和らげることができますが、根本的な治療としては手術によってまぶたの向きを正常な位置に戻す必要があります。

また、眼瞼内反においては角膜に傷がついてしまっているときにはその治療も必要です。

逆さまつげ

逆さまつげは、まぶたの位置は正常であるにも関わらず、まつげが眼球のほうを向いて生えたりすることで目が刺激されて痛みなどの症状が出ます。

ちなみに、先ほどご紹介した眼瞼内反とは違い、こちらはまつげの生える向きが不揃いであることが原因となるので睫毛乱生(しょうもうらんせい)という名前で呼ばれています。

しかし、まつげが眼球にあたってしまうというのは同じですので、目の充血や異物感、痛みといった症状は同じです。

【治療法】

症状が軽い場合には目薬で炎症を抑えたり、女性にはおなじみのビューラーを使ってまつげの向きを整えるといった対症療法が行われることが多いようです。

特に、子供の場合は成長につれて治ってしまうこともありますので、たいていはこのような治療をしながら経過を見ることになるでしょう。

そして、根本的な治療としては手術で二重まぶたの状態にすることによりまつげの位置を正常に戻したり、毛根を電気で分解してまつげが生えないようにするといったものがあります。

なお、手術は眼科・形成外科の他、美容外科でもいわゆる整形手術の一環として行うことができますが、手術法によっては保険適用外となることもあります。

ですので、保険適用になるケースかどうかをきちんと判断してもらうため、まずは眼科で診察を受けることをおすすめします。

眼瞼炎(がんけんえん)

眼瞼炎とは、感染症やアレルギーなどが原因となってまぶたの縁に炎症が起こることによって、まぶたに腫れや赤み、痛みやかゆみなどの症状が現れる病気です。

さらに、まぶたのどの部分に症状が起こったかによって、「眼瞼縁炎(がんけんえんえん・まつげの根元)」「眼瞼皮膚炎(まぶたの皮膚)」「眼角眼瞼炎(目尻)」の3つに分けられます。

なお、眼瞼炎の原因には細菌やウイルスによる感染症、アレルギー反応、脂漏性皮膚炎(頭部や顔面などにフケのような皮膚のはがれ落ちが見られる湿疹)などがあります。

そして、主な症状は異物感や目とまぶたのかゆみや痛みが現れたりする他、膿を持った湿疹ができてそれが破れ、かさぶたになる、光をまぶしく感じるようになるなどです。

また、症状によってはまつげが抜けてしまったり、まぶたの縁が変形してしまうこともあるので注意が必要です。

【治療法】

大切なのはまぶたを清潔にしておくことなので、毎日まぶたを薄めたベビーシャンプーをひたした清潔な布や綿棒などで洗浄します。

それと同時に、眼瞼炎の原因となっている病気を特定し、感染症であれば抗生物質の目薬などを使用し、アレルギーであれば原因物質に触れないようにしたり抗ヒスタミン薬を飲むといったような原因に合わせた治療が行われます。

眼球への傷

コンタクトレンズによるもの

コンタクトレンズによる目の痛みにはさまざまな原因がありますが、その中でも多いのが黒目を覆う膜である角膜に傷がついてしまうことによって起こるトラブルです。

なお、角膜に傷がつく原因としては、長時間コンタクトレンズを使用することによる角膜の酸素不足や、レンズの汚れ、ホコリや化粧品(アイシャドウのラメなど)の異物による刺激、ドライアイなどがあります。

ちなみに、角膜への傷はいくつかの段階に従って次のように呼び名が分かれています。

・点状表層角膜症

角膜の表面は皮膚のように角膜上皮という組織に覆われていますが、その一番外側の部分に浅い傷ができるのがこの状態です。

・角膜びらん

傷がさらに深くなり、角膜上皮がはがれてしまっている状態で、コンタクトレンズを使用している人に多く見られます。

・角膜浸潤

傷がさらに悪化し、角膜上皮とともに角膜まで炎症を起こしている状態です。

・角膜潰瘍

角膜浸潤がさらに悪化し、角膜実質にまで傷が達して角膜実質がはがれてしまっている状態で、感染症のリスクが高まるだけではなく、最悪の場合には失明の危険性もあります。

また、この他にも酸素不足によって角膜の上皮細胞がむくむことによって激しい痛みや視力低下などを引き起こす急性角膜上皮浮腫などがコンタクトレンズを使用している人によく見られる病気です。

【治療法】

コンタクトレンズの使用を中止し、眼に塗る軟膏や目薬などで感染を予防しながら傷が治るのを待つことになります。

また、乾燥やゴミやホコリがたくさんあるような不衛生な環境を避けたり、不必要に目に触れないことも大切です。

・その他の異物

ゴミやホコリ、または薬品などが目に入ったことによって目に傷などができて痛みが起こることがあり、また場合によっては重症化することがあるので注意が必要です。

というのも、金属片などは角膜を貫通して眼球の中にもぐり込んでしまうことがある上に、鉄粉が目に入った場合には放置しているとその周りにサビが生じ、その色素によって視力の低下や目が変色してしまうこともあるからです。

また、洗剤や毛染め剤のような薬品が目に入った場合も、アルカリ性の薬品の場合には眼球の表面だけではなく中にまで影響が及ぶことがあるので、眼科医による処置を受ける必要があります。

ですので、眼球に異物が入ったという場合にはすぐに応急処置をして(応急処置については後で詳しくご紹介します)、その後は症状がなくてもできるだけ早く眼科医の診察を受けるようにしてください。

【治療法】

金属片などの異物が入った場合には、それを洗浄などによって取り除き、目薬などで感染予防をしながらその傷が治るまで清潔に保ちます。

また、鉄片が入った場合などは角膜を削ってサビを取り除く治療が行われる場合もあるようです。

薬品の場合も目を十分に洗浄し、目薬によって感染予防などの処置が取られ、重症の場合には入院が必要となることもあります。

角膜の感染症

感染性角膜炎

角膜の異常による痛みは、コンタクトレンズによる痛みについての項でご紹介した角膜の傷の他にも、目の強い痛みや充血、大量の目やになどの症状が現れる角膜への感染症があります。

なお、通常は角膜は角膜上皮という組織で守られているので、簡単に感染症は起こらないのですが、コンタクトレンズやゴミなどの異物によって角膜上皮が傷ついている場合にはその部分に感染が起こりやすくなります。

ちなみに、感染性角膜炎の原因となるのは細菌や真菌(カビ)、ヘルペスウイルスやアカントアメーバという微生物などです。

なかでも、河川や土壌、家の中の水周りなどに存在するアカントアメーバによる感染性角膜炎は、ソフトコンタクトレンズを使用している人のうち、使い捨てレンズの使用期限を過ぎても装着し続けていたり、こすり洗いなどのケアが正しく行えていない人に発症が多く見られます。

また、アカントアメーバの感染による痛みは他の感染性角膜炎と比べて非常に激しいものですので、ソフトコンタクトレンズを使用している人は毎日のレンズのケアをきちんと行うようにしてくださいね。

【治療法】

感染症の原因に合わせて、抗生物質やステロイドの目薬や点滴によって治療が行われます。

ただし、アカントアメーバの感染症の場合には、こういった治療と併せて角膜表面の感染部分を削る治療なども行われ、治るまでには長い時間が必要です。

結膜の感染症

感染性結膜炎

白目と瞼の裏を覆う膜である結膜に炎症が起こる結膜炎でも、目の痛みや充血、まぶたの腫れなどが起こります。

なお、結膜炎の原因には細菌性のものとウイルス性のものがあり、前者はインフルエンザ菌や肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、後者はアデノウイルスなどが代表的です。

中でも、アデノウイルスにはいくつもの種類があり、主に8型、19型、37型に感染した場合には「はやり目」、3型に感染した場合には「プール熱(咽頭結膜熱)」という名前で呼ばれ、それぞれ特徴的な症状が現れます。

また、ウイルス性の結膜炎にかかった場合には、耳の前のリンパ節に触れると痛むしこりのような腫れが現れることが多いのも特徴です。

【治療法】

細菌性の結膜炎であれば、抗生物質の目薬や軟膏、または抗生物質の飲み薬による治療が行われます。

一方、アデノウイルスには抗ウイルス薬がありませんので、ステロイドを含んだ炎症を抑えるための目薬などが使用されます。

また、これらの結膜炎は他の人に感染させてしまう可能性がありますので、タオルやハンカチを共有しない、手をこまめに洗うといった医師からの指示をきちんと守ることが大切です。

花粉症などのアレルギー

・アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎には、花粉症などの季節性のものと、ハウスダストなどによる通年性のものがあり、強いかゆみやまぶたの腫れ、目の異物感や糸をひくような水っぽい目やにが特徴です。

また、まぶたの裏にぶつぶつができたり、結膜がむくんで目の表面に水ぶくれのようなものができる場合もあります。

そして、かゆみを我慢できずにかきむしってしまったり、強くこすったりすることによって眼球に傷がついたり、また炎症がひどい場合には痛みを感じることもあるようです。

【治療方法】

アレルギーの元となっているものがわかっている場合には、それにできる限り触れないようにします。

その他には、抗アレルギー作用のある目薬や抗ヒスタミン薬の飲み薬を使用してアレルギー反応を抑えたり、炎症がひどい場合にはステロイドの目薬や飲み薬によって炎症を抑える治療が行われます。

アトピー性角結膜炎

アトピー性角結膜炎とは、アトピー性皮膚炎を持っている人が併発しやすいアレルギー性の結膜の炎症で、アレルギー性結膜炎よりも痛みを感じることが多く、また重症化しやすいといった特徴があります。

また、まぶたの皮膚が厚くなって感染を起こしやすくなったり、まばたきや涙による目の保護作用が低下して角膜びらんなどの傷ができることによってさらに痛みを引き起こすだけでなく、重症になると白内障や網膜剥離などの視力に影響が出るような状態に進行してしまうこともあります。

【治療法】

強いステロイドや免疫抑制剤などの炎症を強力に押さえ込む目薬を使用し、症状を和らげる治療が行われます。

また、白内障や網膜剥離などが起こってしまった場合には、視力を保存するために手術などが必要となる場合もあります。

春季カタル

春季カタルとは、小中学生の男子に多く発症する重症のアレルギー性結膜炎で、目のかゆみや痛み、充血、まぶたの腫れや大量の目やになどが特徴です。

その他にも、上まぶたの裏側に大きなブツブツがたくさんできたり、結膜がむくんで角膜に摩擦が起きて角膜が濁ったり、傷がつくことがあり、そのような時には目が開けられないほどの痛みが生じる場合があります。

ちなみに、春季という名前からもわかるように春から夏にかけてよく見られる病気でしたが、現在は一年を通しての発症が報告されています。

【治療法】

基本的にはアトピー性角結膜炎と同じようにステロイドや免疫抑制剤などの薬を使用しての治療となりますが、角膜に濁りが生じた場合にはその部分を削る治療が行われることもあります。

なお、ステロイドの目薬は2~3週間以上連続して使うと、緑内障や白内障などといった他の病気や感染症を併発する恐れがありますので、ステロイドの目薬を使う場合には必ず医師の指示に従うとともに定期的に検診を受けるようにしてください。

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目がしみる、涙が出る…この原因は何?

涙が出るのにドライアイ!?その原因はこれ!

目がしみる、ゴロゴロする、疲れやすいなどの症状はドライアイの代表的なものですが、実はドライアイの症状の中には「涙が出る」というのもあるのをご存知ですか?

これはなぜかというと、ドライアイによって涙が不足したり、涙が変質することによって蒸発しやすくなっていると目の表面に傷ができやすく、風などのちょっとした刺激に対して反射的に目を守ろうと涙が出てしまうからです。

また、防腐剤の入っている目薬を頻繁に使用することによって、防腐剤の成分が目の表面の傷などに影響を及ぼしてしまっているケースも考えられます。

治療法としては、防腐剤の入っていない人工涙液の目薬によって涙を補ったり、涙点プラグという器具で目頭の近くの粘膜に開いている穴(涙点)を塞ぐことで涙が鼻へと排出されるのを防いで涙を目に留める治療などがあります。

ですので、ドライアイだと自覚しているけれど市販の目薬でやり過ごしているという方は、防腐剤の入っていない人工涙液を使用したり、一度眼科で目の状態をチェックしてもらうことをおすすめします。

その他の目がしみる・涙が出る病気とは?

ドライアイ以外で目がしみるといった症状がある場合、点状表層角膜症や角膜びらんといった角膜への傷が考えられます。

そして、これらの症状の原因としては、これまでにご紹介したコンタクトレンズや外傷、ドライアイなどが挙げられます。

また、涙が止まらないといった状態の場合には、涙が鼻へと排出される経路である鼻涙管(びるいかん)という管が鼻や目(結膜)の炎症を原因として詰まってしまうことで涙が溢れてしまう「鼻涙管閉塞」や、鼻涙管の手前にある涙嚢(るいのう)という涙が貯まる場所に炎症が起きて膿が溜まり、まぶたや頬が赤く腫れてしまう「涙嚢炎」という病気の可能性もあります。

ですので、気になる症状がある場合には、眼科医の診察を受け、正しい治療を受けるようにしてください。

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目が痛い時の対処法はこれ!

病院に行くべき基準とは?

目が痛いと感じても、とりあえず市販の目薬などで済ませてしまうという方も多いかもしれませんが、原因となる病気によっては治療が遅れてしまうと症状が悪化することもありますので、病院へ行くべき基準についてをご紹介します。

ただし、ご自身で気になっている症状がある場合にはこの限りではありませんので、どのような症状がいつから続いているのかといった情報とともに眼科医の診察を受けるようにしてください。

【こんな時は必ず病院へ!】

・痛みが強い(目を開けていられない、ずっと涙で目がうるんでいるなど)

・痛みが継続している

・視力が低下している

・視野(見える範囲)が狭くなった

・金属片や鉄片が目に入った

・化学薬品が目に入った

自分でも手軽にできるケア

病院に行くほどの状態ではないけれど目が痛いという時の手軽にできるケアとして、目の疲れを軽くしてくれるツボ押しがあります。

特に、疲れ目やドライアイの対処法として覚えておきたい3つのツボをご紹介しましょう。

・睛明(せいめい)

疲れ目に効果が期待できるツボで、両方の目頭のちょうど目が疲れた時につまむようにして押さえたくなる場所にあります。

・攅竹(さんちく)

こちらも疲れ目に効果が期待できるツボで、睛明から真上に上がった眉頭のすぐ下にあるくぼみにあります。

・合谷(ごうこく)

疲れ目をはじめ、頭痛や吹き出物などの首から上の症状に効果があるとされているツボで、手の甲の人差し指と親指の付け根の骨が交わっている部分にあります。

もしもの時の応急処置

目に異物が入った時

目に液体や粉末、固形物が入った時にはそれぞれ応急処置の方法が異なります。

【液体や粉末が入った時】

まず、水道水を蛇口から直接目に当てるなどの方法で、流水によってしっかりと(最低10分以上)目に入った異物を洗い流すようにしてください。

そして、目の洗浄が終わったらできるだけ早く眼科医の受診を受けましょう。

【固形物が入った時】

木の破片や金属片などが入った時には、まずは目の周りや表面の汚れをさっと洗い流します。

この時、目に刺さった物体は自分で引き抜けそうであっても決して抜かずに、紙コップなどで保護してそのまま病院へ行きましょう。

また、眼球は左右が連動して動きますので、眼球を動かさないように包帯などで覆う場合には、必ず両目を覆うようにしてください。

そして、出血がある場合には強く押さえつけずに清潔なティッシュなどでそっと押さえるようにしてください。

目やその周りを打撲した時

スポーツなどで目やその周りを打ってしまった(ボールが当たった、他人のヒジがぶつかったなど)場合には、それほど痛みを感じなくても眼底出血や網膜剥離などが起こっている場合があります。

ですので、ケガをした後に視力や視野に異常を感じた場合には、すぐに眼科の設備がある救急外来を受診するようにしましょう。

また、症状がない場合でも、念のために眼科を受診して目を打撲したことを告げ、眼底の状態などを検査してもらいましょう。

まとめ

いかがでしたか。

目が痛い時の原因は、異物や外傷、アレルギー反応などによって目の黒目を覆う角膜や白目とまぶたの裏を覆う結膜に傷や炎症が起こることです。

また、パソコンやスマートフォンの使いすぎによって涙の状態が正常ではなくなってしまうドライアイでは、目がしみたり涙が出たりするだけではなく、痛みを感じることがあるようです。

なお、対処法としてはアレルギーの場合にはできる限り原因物質に触れないようにすること、ドライアイの場合には人工涙液の目薬などを使用したり、目を酷使しすぎないようにすることが大切です。

しかし、明らかに目に外傷がある場合をはじめ、目の痛みが強い、もしくは続いている場合や、視力などに異常を感じた場合には必ず眼科医の診察を受け、治療を行うようにしてください。

ぜひ今回の記事を参考に、不快な目の痛みをしっかりケアしてあげてくださいね。

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