生理前に胸が痛い時の原因や期間!対処法や乳がんとの関係も!

女性にとって、生理前は頭痛や腰痛、腹痛や微熱など、何かとつらいことが多いのですが、その中でも胸が痛くなるという方は多いと思います。

なので、生理前の胸が痛い時の原因、チクチクとした痛みやしこりといった症状について、いつからいつまでなのかという期間などについて知りたいのではないでしょうか。

それから、生理前の胸が痛い症状に対する対策でマッサージや、乳がんとの関係についても気になりますよね。

そこで今回は、生理前に胸が痛い時の原因や期間、また、対処法や乳がんとの関係などについても詳しくお伝えしていきます。

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生理前に胸が痛くなるのはなぜ?原因や期間!対処法も!

生理前の胸の痛みとは、乳房内にある母乳の分泌に関わる乳腺という組織の細胞が増殖することで起こるのですが、特に排卵後から生理前の期間は妊娠や出産に備えて体が変化し、出産後に母乳を出せるように乳腺が発達する時期なので胸の痛みを感じるのです。

そして、この乳腺の発達を促進させるのがプロゲステロンという女性ホルモンで、プロゲステロンは排卵後から生理が始まるまでの間に分泌量を増やし、妊娠・出産に備えた体作りには欠かせないホルモンです。

そのため、プロゲステロンが多ければ多いほど乳腺は発達して張りも強くなり、痛みを感じるとされています。

こうした生理前のプロゲステロンによる痛みは生理の1週間前から始まり、生理が始まると落ち着いてくるのですが、元々プロゲステロンの分泌量が多い傾向にある方は生理中になってもしばらく胸の痛みが続いたりと、期間には個人差があります。

ですが、生理前や生理中の胸の痛みは生理周期におけるあくまで自然な現象で、ホルモンバランスが乱れてプロゲステロンの分泌量が多くなっているだけなので、毎月のように現れるわけではありません。

ただし、毎月必ず現れ強い痛みを感じるようであれば、乳房の疾患が原因になっている可能性もあり、例えば次のような病気のことも検討しなければなりません。

・ 乳腺症

乳腺の組織が老化して起こる

・ 化膿性乳腺炎

乳頭が細菌感染している

・ 乳腺線維腺腫、乳がん

乳腺に腫瘍ができる

なので、絶えきれないほどの痛みが継続して続いているようであれば、上記のような病気のリスクも考えて、できるだけ早く婦人科を受診して検査してもらってくださいね。

生理前の胸の痛みを解消するには?

病気でない限り、生理前の胸の痛みには治療するための薬などはないのですが、あまりに痛みがひどいと生活にも支障が出てしまいますので、次のような方法で対処してみてください。

1、 胸周辺を温める

乳腺組織の中にある毛細血管を冷やしてしまうと、血行が悪くなり痛みを感じやすくなる傾向にあるので、胸の部分が大きくあいた服やノースリーブは避けて、できるだけストールやカーディガンなどの上着を羽織るなどして体を温めるようにしましょう。

2、 体をしめつけない服を着る

タイトなブラジャーやショーツといった下着を身につけていることでも血行を悪くしてしまうので、生理が近くなって胸の痛みを感じる前に、ノンワイヤーの下着に切り替えることをオススメします。

3、 姿勢を良くする

猫背になっていたり、肩こりがあると、胸まわりの血行が悪くなって痛みが増してしまうので、何時間も同じ姿勢でいないようにし、軽い運動やストレッチなどを合間で行い、血行改善を意識するようにしましょう。

4、 優しくマッサージをする

冷やさない、締め付けないことと同様に、胸の周りの血行をよくするために軽く優しくマッサージをすることでも痛みを減らせるので、お風呂に入っているときなどに胸に円を描くようにしてマッサージをすると効果的なのでオススメです。

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生理前の胸の痛みを予防するには?

できるだけ生理前の痛みは現れないようにしたい!という方は、ホルモンバランスが乱れてプロゲステロンが過剰分泌しないようにすることが予防策になります。

そして、具体的には栄養バランスのとれた食事を規則正しくとることが最も大切で、肉・魚・乳製品などをまんべんなく摂り、睡眠もたっぷりとってストレスをためないように心がけましょう。

また、中でも実はお肉にプロゲステロンが多く含まれているので、プロゲステロン過剰で悩んでいるのであれば、お肉の摂取量を思い切って減らしてみると効果が現れやすいそうです。

そのうえで、ウォーキングや毎朝・毎晩のストレッチ、冷えの解消に効くツボなどを押して、体を温めながら生理前を過ごすようにすると、いつもの痛みや疲れが軽減されるので、とってもオススメです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、生理前に胸が痛い時の原因や期間、また、対処法や乳がんとの関係などについても詳しくお伝えしました。

生理前に胸が痛いのは、ホルモンバランスの乱れでプロゲステロンというホルモンが過剰に分泌されて乳腺が刺激されていることが原因となっていて、生理の1週間前から生理開始まで続くことが多いのでしたね。

ただ、しつこく強く続く痛みがあるなら、乳腺症や化膿性乳腺炎、乳がんなどの可能性も考えられるので、気になっている方は早めに婦人科で検査を行いましょう。

それから、ホルモンの乱れによる胸の痛みであれば、胸周辺を温め姿勢を良くし、マッサージをするなどすると緩和され、生理が始まる前から食習慣を正しくし、ストレスをためずにリラックスして過ごし、体を温めるように気をつけていると軽減されるそうなので、生理前は自分の体を大切にしてあげてくださいね。

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