花粉症皮膚炎のかゆみ等の症状と市販薬!目の周りや子供の時も

春が近づくと、気温が上がって梅や桜が花をつけ幸せな気分でいっぱいなはずなのに、なんだか肌がカサカサしてかゆい…と落ち込む女性が多いと思います。

それは花粉症皮膚炎かもしれないのですが、目の周りのかゆみなど顔に現れる症状や、背中など全身に現れる症状の対策でスキンケアや化粧品のポイント、市販薬について知りたいのではないでしょうか。

それから、花粉症皮膚炎の治療で子供用の飲み薬なども気になりますよね。

そこで今回は、花粉症皮膚炎のかゆみ等の症状と市販薬、また目の周りや子供の時などについても詳しくお伝えしていきます。

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花粉症皮膚炎のかゆみ等の症状は?顔や全身など

花粉症といえば目がかゆくなったり、鼻水が止まらなくなったりといった症状が特徴的ですが、花粉は体内だけでなく皮膚に付着することによって顔や首などの皮膚がカサカサになり、発赤を起こしたりかゆみが現れたりといった症状が起きます。

しかし、ジュクジュクと化膿したりはしないのが特徴で、元々花粉症だったりアレルギー体質の方に多い症状だそうです。

そして、季節の変化で寒暖差が大きい時には自律神経も乱れがちになりますし、紫外線量が多くなることで肌のバリア機能が低下するので、花粉症やアレルギー体質でなくても起こりうる可能性のある症状です。

それから、症状としては

・ 目の周りや鼻の周りなどの肌の色が他の場所と違う

・ ニキビのような赤く細かいプツプツ(湿疹)が現れている

・ マスクをつけると、肌が擦れる部分がヒリヒリする

・ ところどころ白く粉吹きが見られる

このような症状が現れるので、花粉の量が増えるとメイクもできないくらいに痒みや痛みがひどくなりつらいですよね。

こうした花粉症皮膚炎の症状で悩んでいる女性は、あるアンケート調査によれば「かゆみが出る」と答えた方が23%、「乾燥する」と答えた方が15%、「化粧のりが悪くなる」と答えた方が13%という結果が出ているそうです。

そして、花粉症皮膚炎の症状は顔の中でも目の周りや口の周りなど皮膚が薄い所に現れることが多いのですが、花粉は鼻や口などの粘膜を通じて体内に吸収されるので、背中や腕など全身に現れる可能性もあります。

しかも、花粉症皮膚炎の症状は大人だけでなく、肌が柔らかく刺激に敏感な子供にも現れるので、問題がないかよく見守ってあげましょうね。

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花粉症皮膚炎の症状の対策!

花粉症の時期はくしゃみや目のかゆみだけでも具合が悪くなるのに、肌荒れまで起きたら気分も落ち込んでしまいますよね。

なので、次のような対策で症状を少しでも早く改善していきましょう。

1、 スキンケアを変える

花粉症でバリア機能が低下した肌はいつもより意識して保湿をし、潤いを補給することで改善することが大切です。

そうはいっても時間がなくて皮膚科を受診するのが難しいという方は、皮膚科で処方されることが多いヒルロイドと同じ成分を含んだ「HPクリーム&ローション」などの市販薬をスキンケアの際に使ってみてください。

・ [第2類医薬品]HPローション50ml…1,349円

しかも、ステロイドが配合されていないため、子供はもちろん、赤ちゃんにも安心して使用できるそうです。

また、ワセリンは皮膚の上に薄い膜を作り、花粉が皮膚に付着しにくくなるよう保護する役割を果たしてくれるので、肌荒れがある程度治まってきたらスキンケアの仕上げに塗ってみましょう。

・ [第3類医薬品]日本薬局方白色ワセリン500g…740円

ちなみに、ワセリンはドラッグストアでも青い蓋でおなじみのヴァセリンがありますが、これでももちろん大丈夫です。

それから、乳幼児に使う際には、白色ワセリンよりも純度が高いベビーワセリンがオススメです。

・ ベビーワセリン60g…349円

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2、 冷温浴で自律神経を改善

冬から春へと季節が変わる時期には自律神経が乱れ、それによって花粉症皮膚炎が起きやすい状態になっている可能性もあるのですが、そんな時は入浴時に温冷浴を実践することをオススメします。

温冷浴とは何かというと、お湯と水を交互に体にかける入浴法で、自宅でやるのであれば温かいお風呂に入った後に冷水で肌を引き締め、また温かいお風呂に入るといった方法をとることで、最後は冷水でしめることで体に溜まった体熱を逃さないようにできます。

これによって、湯冷めはしにくくなりますし冷え症やむくみが改善され、ホルモンバランスも安定するので美肌効果も期待でき、自律神経が整えられてアレルギー症状が改善されると良いことづくしなのですね。

しかし、持病のある方や体調不良、重度の炎症、薬を継続して服用している方などはこの温浴法は控えた方が良いとのことで、温冷浴をする時は自分の体調をみて実践して下さいね。

3、 メイクは最低限にする

花粉症皮膚炎にかかっている肌は摩擦に弱くなっているので、過剰なメイクは刺激が強すぎますし、商品によっては化学成分が配合されていて症状を悪化させることもあります。

なので、メイクは最低限にした方が良いのですが、何もしないでいるのも無防備に花粉を付着させてしまうのでオススメできず、するのであれば化粧下地も兼ねたオールインワンゲルに薄くパウダーを重ねる程度が良いそうです。

そして、べたつきが生じるとそこに花粉が付着してしまうので、化粧室に行くたびに見直し、べたついているようであれば抑えてパウダーを重ねるなど工夫するようにしましょう。

4、 花粉はすぐに落とす

帰宅したら、昼間の間に付着した花粉をできるだけ早く落としましょう。

そして、このクレンジングの際にも拭き取りタイプやオイルタイプはおすすめできないので、クリームタイプで敏感肌対応のものなどに切り替え、優しく洗い流し、泡たっぷりの洗顔で汚れもしっかり落とすようにしましょう。

5、 薬に頼る

本当に症状がひどい場合は、薬に頼ってできるだけ早く症状を改善させるのも大切です。

そして、ドラッグストアやネット通販でも次のような市販薬を購入することができます。

・ フルコートf軟膏…900円~

ステロイドや抗生物質を配合し、抗炎症作用と殺菌作用に優れた塗り薬です。

そして、短期間で炎症を抑えることができ、アトピー性皮膚炎の皮膚疾患などにも用いられているそうですが、長期間の使用による副作用の心配もあるので、短期的な使用にとどめましょう。

・ タウロミン…900円~

ハトムギや十数種類の生薬、抗ヒスタミンが配合された飲み薬で、花粉症皮膚炎にも鼻炎にも改善効果があるそうです。

そして、小粒と大粒のタイプがあり、小粒であれば2歳以下の子供も使用でき、大粒は8歳以上とのことで、整腸剤も含まれているので便利ですよね。

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このように、身近な市販薬でも効果のある薬はあるのですが、症状が悪化した場合には皮膚科を受診し、医師に診てもらった上で適切な薬を処方してもらうのも大切です。

そして、皮膚科で花粉症皮膚炎の方に処方される薬にはシダトレンという薬があり、これはスギ花粉症の方を対象にしたアレルゲン免疫療法薬の効果も期待されているということですごいですよね。

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花粉症皮膚炎の予防法はないの?

花粉症皮膚炎は、花粉を体内に吸い込んだり皮膚に花粉が付着してしまうことで起こるので、とにかく花粉を吸い込まない、付着させないということが予防法になります。

そして、花粉の飛散時期は早ければ2月頭からで、ほとんどの方が花粉が飛び始めて症状が現れてからマスクを着用しているそうなのですが、本当は症状が現れることを見越して、先にマスクを着用し帰宅したらすぐに花粉を洗い落とすといった基本的な予防を行うことがとっても大切です。

そのため、毎年花粉が飛び始める時期というのは気象庁の予報で発表されるので、気になっている方は早めにチェックして、お花見などで楽しい時期に肌がかゆくて出かけられない!といったことがないようにしたいですよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、花粉症皮膚炎のかゆみ等の症状と市販薬、また目の周りや子供の時などについても詳しくお伝えしました。

花粉症皮膚炎とは、花粉が肌に付着したり体内に入り込むことで現れる肌荒れ症状で、特に目の周りや口の周りなど顔の皮膚が薄い部分に発赤やかゆみといった症状が現れますが、背中など全身に現れることもあり、肌が柔らかく刺激に弱い子供にも起きるのでした。

なので、スキンケアの工夫や化粧のポイント、温冷浴で自律神経を整えたり、市販で買える塗り薬や子供でも使える飲み薬、皮膚科で処方される薬などについてお伝えしましたね。

このように、花粉症は目のかゆみや鼻水だけでなく肌荒れまで起こして、温かい時期にブルーな気分になってしまうので、早めにマスクを着用して予防をしましょうね。

さらに、根本的に体質を改善して花粉症を治したい方は次の記事をチェックしましょう!
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「花粉症を体質改善で治す方法!効果的な食べ物や食事と漢方など!」についての記事はコチラ!

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