子供の花粉症の原因と症状や検査と効果的な市販薬!病院は何科?

花粉症はアレルギー症状の一種で、植物の花粉が体の中に入ったことに対する反応ですが、小さな子供から大人まである日突然花粉症になることがあります。

そのため、子供の花粉症の原因やいつからかかるのか、目のかゆみや鼻づまりなどの症状や効果的な市販薬が知りたいですよね。

それから、子供の花粉症の時には病院では何科にかかりどんな検査や治療を行うのか、予防対策でメガネなどの対策グッズについても気になりますよね。

そこで今回は、子供の花粉症の原因と症状や検査と効果的な市販薬、また、病院は何科なのかといったことについても詳しくお伝えしていきます。

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子供の花粉症の原因は何?症状なども

そもそも、花粉症はどのような仕組みで起こるのでしょうか。

私たちの体には、外から入ってきた細菌やウイルス、花粉、食べ物やホコリなどの「異物」に反応して排除しようとする免疫機能が備わっており、この反応がアレルギー症状と言われるものです。

そして、アレルギーは体に入ってきた異物に対してIgE抗体というタンパクが作られることから始まるのですが、この抗体は目や鼻、肺や皮膚、腸などの粘膜にある肥満細胞に結合します。

それから、再び体に異物が入ってくると、それに反応してかゆみや鼻水を引き起こす原因物質である「ヒスタミン」を作り出すという仕組みなのです。

こうしたアレルギーは、起こしやすい体質とそうでない体質があり、ある程度遺伝する傾向があるので、子供の花粉症は両親からの遺伝である可能性が高くなり、両親に花粉症がある場合は子供がかかる可能性は55~60%、片親だけが花粉症の場合は子供は30~50%というデータもあるそうです。

それから、子供の花粉症は患者数が増えているだけでなく、発症年齢もどんどん下がってきていて、乳幼児期から発症する子供も少なくないそうです。

そして、花粉症に限らず元々食物アレルギーやハウスダストアレルギーがあったり、小児喘息を患っているような子供はアレルギー体質の傾向が強いため、花粉症にかかる可能性が十分考えられるそうです。

さらに、食生活や睡眠不足などの生活の乱れによる免疫機能の低下や、首都圏に住んでいて自動車の排気ガスなどの大気汚染のある環境で暮らしていることなど、生活環境や習慣にも大きく左右されるとされています。

子供の花粉症の症状は?

子供の花粉症は、アトピー性皮膚炎や気管支喘息など他の病気を伴うことも多く、成長するにつれ徐々に症状が軽減しますが、基本的には長期にわたって治療をすることが重要となります。

それから、症状としては目のかゆみや充血、鼻水・鼻づまり、咳、湿疹など、様々な花粉によるアレルギー症状が現れますが、風邪と似ているので判別がつかない場合は、花粉症なら熱はないので「熱があるかないか」で判断すると良いでしょう。

その他、子供の花粉症のポイントは以下の通りです。

・ 主な症状は鼻づまり

子供の場合はくしゃみがあまり出ず、鼻づまりが多い傾向にあり一見すると分かりづらい鼻づまりですが、子供が口を開いているようであれば鼻がつまって鼻呼吸できていない可能性があるので、チェックしてみましょう。

・ 鼻水に少し粘りけがある

大人の場合、花粉症による鼻水はサラサラとしていて水のようですが、子供だと少し粘りけが生じていることと、鼻がむずむずしているので頻繁にこすったり、痒みを我慢して鼻をもぐもぐ・口をもぐもぐと動かしていることも多いそうです。

・ 目の症状も高確率で現れる

目の充血や目の周りのむくみもよく現れるので、子供が頻繁に目のあたりをこすっていたら、花粉症の可能性があります。

・ 集中力の低下

子供の花粉症では鼻づまりが多いため、これによって睡眠の質が低下し、日中の集中力も低下するのでぼーっとすることが多くなりますので、なかなか気づくのが難しいものですが、よく子供の状態を観察して見てあげるようにしましょう。

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子供の花粉症対策!病院は何科?オススメの市販薬も

子供が花粉症になったかも?と思ったら、病院では耳鼻科か小児科のアレルギー科を受診し、血液検査を始めとした検査を行って花粉の原因物質を特定します。

(関連記事:花粉症の検査方法と料金と時間やオススメのキット!病院は何科?)

それから、花粉症と診断されたら、治療は基本的に大人と同じことを行うことになり、症状に応じて抗ヒスタミン薬という飲み薬や、ステロイドの点鼻薬が処方されます。

そして、今までは成人にしか使用できなかった第二世代の抗ヒスタミン薬も、小児でも使えるようになっており、薬の選択の幅が広がっているので、医師とよく相談して治療を行っていきましょう。

子供の花粉症でオススメの市販薬は?

病院で子供の花粉症の治療を行う時は、原因物質をとりのぞく治療ではなく、症状を抑える対症療法がメインになっていくので、治療を行ったからといってアレルギー体質が根本から治るわけではありません。

なので、市販でも販売されている花粉症の薬や目薬を使っても問題はないのですが、抗ヒスタミン薬などには年齢の制限があり、子供用として販売されている花粉症の抗ヒスタミン薬は次の通りになります。

・キッズバファリン「キッズバファリン鼻炎シロップS 120mL」

生後3ヶ月から使用可能

・ 大正製薬「こどもパブロン鼻炎液S」

生後3ヶ月から使用可能

・ エスエス製薬「エスタックこども用鼻炎シロップ」

生後3ヶ月から使用可能

・ 中外製薬「アルベンこども点鼻薬」

2歳から使用可能

・ 佐藤製薬「ストナリニ・サット小児用」

5歳から使用可能

このように色々あるのですが、大人用の抗ヒスタミン薬で有名な市販薬「アレグラ」は、通常8歳以上の適用とされていて、7歳未満の子供の場合は、病院で処方される「アレグラ・ドライシロップ」という薬を体重に合わせて1日2回使用するとのことなので、間違えないようにしましょうね。

こうした市販薬は、子供が花粉症の症状でだるくなり動けなかったり、よく眠れない時などに、自宅で使える薬として活用すると良いでしょう。

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子供の花粉症にかかった時のオススメの予防対策!

花粉症は長期にわたってつきあっていくアレルギー症状なので、薬に頼って症状を抑えるだけではなく、普段から花粉症を予防する対策をとることが根本的な改善につながります。

なので、子供が花粉症にかかってしまったら、次のポイントを押さえて対策を行いましょう。

・ 子供用マスク、花粉用マスクの装着

マスクは周りに対するマナーを考えても必須ですが、メガネに関しては遊び盛りの子供にとって邪魔に感じたり、転んだ時に怪我につながる可能性もあるので、保育園や幼稚園によっては使用を制限するところもあるようです。

そのため、できれば事前に保育園や幼稚園の先生に相談してからつけてあげましょう。

・ 目や顔がかゆくなったらこすらないで冷やす

花粉が目などにつくと、かゆみが強くでることがあるのでこするのは我慢させて、冷たいタオルで冷やしてあげましょう。

そして、水道水で目を洗うという方法もあるようですが、これだと涙の成分が一緒に流れてしまって目が傷つきやすくなりあまりオススメではないそうなので、親が一緒に居る時には小児用の目薬などを差してあげると良いでしょう。

・ 保湿をする

花粉が飛ぶ季節は肌が敏感になり荒れやすくなるので、子供用の入浴剤や体を洗うボディソープも保湿効果の高いものを選び、入浴後は体の水分をしっかり拭き取って、オイルやボディクリームでしっかり保湿してあげましょう。

・ 掃除を心がける

ベッドのシーツや、衣服など、気づかないところに花粉は付着しているので、こまめに洗濯をし掃除をすることも対策につながり、換気を行う時も網戸やカーテンは閉めた状態にするなど、工夫すると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、子供の花粉症の原因と症状や検査と効果的な市販薬、また、病院は何科なのかといったことについて詳しくお伝えしました。

子供の花粉症では、大人からの遺伝が大きく関連している他、食生活や住環境など生活にも原因があり、大人に比べてくしゃみよりも鼻づまりの方が多く、鼻のムズムズやぼーっとするなどの症状が現れるので、病院では小児アレルギー科か耳鼻科で検査を行い、抗ヒスタミン薬かステロイド点鼻薬を処方してもらい治療していくのでした。

そして、自宅でも具合が悪い時などにオススメの市販薬をお伝えしましたが、年齢制限に注意する必要があり、薬だけに頼らずマスクや保湿、こすらないで冷やすなどの対策を行うことも大切なので、家族で協力しながら実践してみましょう。

花粉症の治療は長くかかることから生活習慣を見直し、根本的な解決をすることも大切なので次の記事もチェックしてみましょう!
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