中耳炎でプールはいつから大丈夫?原因や耳栓の効果とオススメも

%e7%94%bb%e5%83%8f1風邪をひいてしまうとまれに中耳炎になってしまいますが、中耳炎になった場合はプールにいつから行ったらいいかわからなくなりますよね。

というのも、中耳炎になっている状態でプールに行くと大丈夫かどうかもわかりませんし、耳栓を使わないとプールが原因で悪化してしまうイメージがあるからです。

また、人によってはプールに行った結果、中耳炎になってしまうと思われている方もいるでしょう。

そこで今回は、中耳炎でプールはいつから大丈夫なのかを説明し、原因や耳栓の効果とオススメもご紹介いたします。

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中耳炎になったらプールに入っていいの?

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小さな子供は風邪をひくと中耳炎になってしまう確率が大人よりも高く、お子さんをお持ちのママは中耳炎における注意事項を頻繁に聞くこともあると思いますが、その注意事項の中に「プールに入るのは禁止!」といったものがあるのではないでしょうか。

しかし、医師によっては「中耳炎はプールによって悪化することは無いから気にする必要はない」と言われることもあるので、どちらを信じたらいいのか迷っている人もいるかもしれません。

というのも、この中耳炎におけるプールの扱いは医師によって異なっているようで、その判断は医師にゆだねてその対応に従うしかないようです。

そこで、それらの主張が一体どのようなものなのかを簡単に解説するので、見ていただいている方はどちらの主張が正しいと感じるのかを自分で考えてみましょう。

中耳炎ならプールに入ってはいけないという主張は?

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それでは、中耳炎になってしまったら絶対にプールに入ってはいけないという主張の理論がどのようなものなのかを説明します。

それは、中耳炎になっている方は鼻の炎症が起こっているため、鼻やのどの粘膜のバリア機能が低下していて、プールの水に含まれる塩素などの影響を受けやすくなっているので、鼻粘膜が腫れる可能性が高く、その結果中耳炎が治りにくくなるというものです。

いわゆる、高い濃度の塩素が弱っている粘膜に対しては危険だから、プールに入るのも自重する必要があるということで、耳への影響ではなく鼻への影響が気にされての事ということですね。

ただし、軽度の滲出性(しんしゅつせい)中耳炎で鼻腔内に炎症がほとんど無いのなら、許可が出れば問題なく入れると説明する方もいます。

それ以外にも、滲出性中耳炎の治療において小さなチューブを挿入して、鼓膜の内側の鼓室に溜まっている分泌液を外耳へ出す治療を行っている方は、耳栓さえすればプールに入れる許可を出す医師もいるようです。

 ならいつからプールに入っていいの?

これもはっきり言って具体的な日数は決まっていないようで、医師の方々の記述を見ても細かい記載がされおらず、このいつからというのは医師によるとして、ある程度症状が軽くなって許可が出たらということしか言えません。

また、中耳炎は完治するまで1~3ヶ月位の時間はかかってしまうので、症状の改善がなかなか見られない方は1ヶ月以上許可が出ないこともあるのではないでしょうか。

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中耳炎でもプールに入っても問題ないという主張は?

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この主張の根幹にあるものは、中耳炎は風邪や鼻づまりが原因なので、たとえプールやお風呂に入って耳から水やお湯が入ったとしても、別に悪化するものではないから気にする必要はないというものです。

確かに、プールの水やお風呂のお湯が耳に入って中耳炎になることは、鼓膜が破れていたり穴が空いていない限りありえないので、この主張も納得できるものではないでしょうか。

また、耳に水が入って耳が痛くなるのは外耳炎や鼓膜炎によるものなので、中耳炎によるものではないと言われています。

中耳炎への耳栓の効果!オススメなのは?

滲出性中耳炎で鼓膜チューブ挿入術を受けられている方や、鼓膜の内側の中耳腔の中に溜まった膿や貯留液を除去するために鼓膜切開を行った方の場合でも、耳栓をするとプールやお風呂に入ることができるようになります。

ただし、普通の市販されている耳栓には、内圧が高まって鼓膜を傷つける恐れがあるという記載があるので、市販されている耳栓を使うのは避けた方が良く、医療用の特殊な耳栓を使用した方が良いでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、中耳炎でプールはいつから大丈夫なのかを説明し、原因や耳栓の効果とオススメもご紹介しました。

また、中耳炎においてプールに入ってはいけないという主張は鼻の粘膜の炎症が発生する確率が上がって中耳炎が悪化する危険性があるからということでしたが、中耳炎の一つの滲出性中耳炎の治療中なら医療用の耳栓をすることでプールに入ることが可能な時もあるということでしたね。

そして、中耳炎でもプールに入って良いという説は中耳炎とプールは無関係だから気にする必要はないというものでした。

最後に、中耳炎の時にプールに入っていいかどうかは医師によって対応が異なるので、かかりつけの医師に相談して指示に従った方が良いでしょう。

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