足の蕁麻疹の原因と対処法!ストレスとの関係や足だけの場合も

%e7%94%bb%e5%83%8f%ef%bc%91蕁麻疹というと食べ物のアレルギーが原因であるイメージが強いですが、気温差や衣服など、実は様々な原因があります。

なので、足に蕁麻疹が現れた時の原因として、ストレスとの関係や足だけの場合、かゆい時とかゆくない時、朝や夏など、季節や時間帯との関係性も知りたいのではないでしょうか。

また、足の蕁麻疹で赤ちゃんの場合や足の蕁麻疹への対処法も気になりますよね。

そこで今回は、足の蕁麻疹の原因と対処法、また、ストレスとの関係や足だけの場合についても詳しくお伝えしていきます。

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蕁麻疹で足に現れる場合の原因は?ストレスとの関係や足だけの場合も

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蕁麻疹は、一生のうち5人に1人が一度は経験するという非常にありふれた疾患で、20~40歳代に多く、男性よりも女性に多いとされています。

ただ、皮膚に現れた赤い発疹が全て蕁麻疹というわけではなく、基本的には急速に出現する皮膚の中のむくみが主な症状で、皮膚にある細胞からヒスタミンという化学物質が放出されることで皮膚の血管が開いて赤く見え、血液の中の血漿成分を血管の外に漏れ出させて皮膚のむくみを作るそうです。

そして、このむくみを膨疹と言い、赤みや痒みだけでなく、場合によっては熱や痛みを感じることもあって、この膨疹が次々と現れますが、安静にしていれば自然と消えていきます。

また、蕁麻疹の中には「膨疹」よりも皮膚の深いところから出現するものもあり、これを血管性浮腫といって区別するのですが、血管性浮腫の場合は粘膜に出現することもあり、72時間くらい発疹が持続することもあるとされています。

そして、この場合は痒みよりも痛みを訴えることが多いそうです。

蕁麻疹が起こる原因は?

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蕁麻疹には、全身に現れる蕁麻疹と特定の部位だけに現れる蕁麻疹があり、次のように多くの原因があるとされています。

・ アレルギー性蕁麻疹

食事性アレルギーは肉、魚、卵などを体内に入れることで起こり、吸入性アレルギーは花粉、ハウスダスト、ペットの毛など、薬剤性アレルギーは抗生物質、血液製剤、アスピリンなど、刺咬性アレルギーは蜂の毒やムカデの毒などを体内に入れることで起こるとされています。

・ 機械的蕁麻疹

皮膚を圧迫するなどの外部からの機械的な刺激で起こります。

例えば、腕時計のバンドやベルトで押さえられたお腹、下着のゴムなどによる締め付けを受けると起こりやすいです。

・ 温熱蕁麻疹

エアコン、こたつ、ストーブ、布団、風呂などによる温水や温風のような温かい外部刺激により、特定箇所の体温が上がったところにできます。

・ 寒冷蕁麻疹

クーラーや扇風機、外気などによる冷水や冷風のような冷たい外部刺激により、特定箇所の体温が下がったところにできます。

・ 日光蕁麻疹

4~9月の強い紫外線などで、太陽に直接当たった部分がかゆくなります。

・ コリン性蕁麻疹

運動や入浴、精神的ストレスによる発汗で起き、特に汗を拭き取らずに放置することでかゆくなるとされています。

・ 心因性蕁麻疹

ストレス、ヒステリー、てんかん、自律神経失調症などの心の病気から体に影響が現れます。

・ 病巣感染による蕁麻疹

扁桃腺炎、虫歯、副鼻腔炎の影響、病巣に住みつく細菌の毒素や死んだ組織などが原因となります。

足の蕁麻疹で最も多いのは機械的蕁麻疹!季節性のものも

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アレルギー性蕁麻疹以外で、足に最も現れやすいのは機械的蕁麻疹で、前述の通り、時計のバンドや下着のゴムなどによる締め付けなど、機械的な刺激を外部から受けた時に起こる蕁麻疹であるとされています。

例えば、冬になると女性は分厚いタイツを履いたりしますし、冬でなくても、機能性下着などは体を締め付けるので、その締め付けに反応して蕁麻疹が出ることもあります。

その他にも、季節性のものだと、夏場には寒冷蕁麻疹が起こりやすく、これは冷たい床やエアコンの冷風などが原因とされています。

そのため、特にアレルギー体質の方はタイツや下着などを締め付けすぎないものにするよう注意したり、夏にも靴下や長ズボンを履いて肌を露出する時間が長すぎないように注意すると良いでしょう。

蕁麻疹が朝や夜に出るのはなぜ?

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朝目覚めた時や夜眠る前に蕁麻疹のかゆみや腫れを発症する方はわりと多いようで、蕁麻疹の原因は多くの場合不明であるものの、血行や体温といった体のコンディションが発生要因になることは多いようです。

特に、人間の体温というのは1日中一定ということはなく常に変動しています。

そして、朝目覚めたばかりの時と就寝前というのは体温が比較的低い時間帯なので、おそらく低体温という状態が蕁麻疹を引き起こすきっかけになるのではと考えられているそうです。

赤ちゃんの蕁麻疹とは

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赤ちゃんの蕁麻疹は、特定の食品や薬、動植物との接触、ダニやカビの影響などに対するアレルギー反応の場合もあれば、摩擦や暑さなどによる物理的な刺激や環境の変化、疲労などによる精神的なストレスが引き金になっている場合もあります。

そして、アレルギー反応では、普段は問題なく食べていたものでも、体調が悪い時に食べると十分に消化ができずに、蕁麻疹が出てしまうこともあります。

それから、赤ちゃんは幼児や大人に比べて症状を自分で伝えることができないので、気づかぬうちに蕁麻疹の症状が悪化してしまうことが多いです。

そのため、蕁麻疹の発疹が出ていたら、次の項目でお伝えする対処法を行いつつ、機嫌が良く食欲もあるようならいったん自宅で様子を見て、完全に回復してから病院へ連れていくと良いでしょう。

しかし、発疹の他にも、呼吸の様子がおかしい、顔色が悪い、顔や唇、口の粘膜が腫れているといった症状が出ている時には、アナフィラキシーショックを起こしている可能性があるので、夜間や休日でも救急病院へ行くようにしましょう。

足の蕁麻疹への対処法!

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どの部位であっても、蕁麻疹が現れたら、まずは湿疹が出ている部分を氷水の入った袋をタオルでくるんだものなどで冷やし、熱をとるようにしましょう。

そして、血行を促進すると症状が悪化するため、アルコールやお風呂は、症状が回復するまで控えるようにしましょう。

それから、市販の抗ヒスタミン塗り薬などで痒い部分を抑えて安静にしていれば、通常の場合であれば数時間で回復します。

ただし、アナフィラキシーショックを起こしている場合やストレス性の蕁麻疹は、上記のような対処法では治らなかったり、繰り返す場合もあるので、その場合は皮膚科へ行き、ステロイド剤を処方してもらうか、ストレス性の場合は心因性の飲み薬を併用することになります。

また、足の場合はタイツやベルト、下着などが原因の可能性もあるので、まずは衣服を緩やかなサイズのものでガーゼなど肌に優しい素材を用いたものに着替えて、リラックスするようにしましょう。

赤ちゃんの蕁麻疹への対処法は?

赤ちゃんの蕁麻疹の場合、病院へ行くタイミングはお伝えしました。

そして、医師の判断によって治療方法は様々で、まずアレルギーテストを行ってから原因を確かめることもあり、たいていはかゆみを止める塗り薬が処方されるのですが、症状が軽度であれば非ステロイド、重度の場合はステロイド薬が処方されます。

ちなみに、人によってはステロイド薬の塗り薬は副作用が怖いと敬遠している方も多いと思いますが、ステロイド薬で副作用が生じるのは長期間の使用や一度に大量の使用など、不適切な使い方をしたときのみです。

そのため、きちんと用法や用量を守って使用すれば副作用を心配することなく、赤ちゃんへ使うことのできる薬もあるので、医師と相談して決めるようにしましょう。

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蕁麻疹の再発を予防するには?

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蕁麻疹が起こる原因は様々あるのですが、特定の食品や薬品が原因の場合は、大人はもちろん、子供に対しては保護者がきちんとチェックし、該当のものを使っていないか気をつけることが大切です。

そして、機械的蕁麻疹や寒冷蕁麻疹のような環境要因の場合も、一度かかったのであれば、同様の症状を発しないように、下着やストッキングの素材や緩さに配慮したり、朝夕の入浴の際に必要以上の温度差が出ていないか確認しましょう。

それから、ストレス性の蕁麻疹が出ているのであれば、根本的なストレスを取り除くようにきちんと向き合い、必要であれば薬を服用しながら、できるだけ一定のリズムで生活習慣をおくるようにすると回復してくるそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、足の蕁麻疹の原因と対処法や、ストレスとの関係や足だけの場合についても詳しくお伝えしました。

足の蕁麻疹の原因は様々あって、食べ物や薬品などが原因のアレルギー性蕁麻疹以外にも、寒暖差アレルギーなどもあり、最も多いのは皮膚を圧迫するベルトやタイツなどの機械的蕁麻疹や心因性の蕁麻疹、そして夏場には寒冷蕁麻疹が起きやすいとのことでした。

また、赤ちゃんにも蕁麻疹が出ることがあり、原因は大人と同じで様々あるのですが、言葉で症状を伝えることができないため、大人がチェックすることなどの注意点や病院へ行くタイミングもお伝えしましたね。

こうした蕁麻疹は、現れたらまずは冷やして安静にし、リラックスした格好で回復を待つと良いのですが、呼吸困難などの症状が出たらすぐに病院へ行き、経験のある方は繰り返し起きないように予防につとめながら、しっかり治していきましょうね。

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