糖尿病の足のむくみに要注意!原因や対処法!他の部位についても

%e7%94%bb%e5%83%8f1糖尿病の症状の中にむくみが発生しやすくなるというものがあります。

しかし、この糖尿病には足のむくみ以外にも分からないところが多数あり

・足の症状でしびれとかはあるの?

・顔や手、または全身はむくんだりしないの?

・なんでむくむの、原因は何?

・足と言っても片足だけなの?

・下痢などの症状はないの?

といった疑問点があるのではないでしょうか。

そこで今回は、糖尿病の足のむくみの原因や対処法について、上記の疑問や他の部位のむくみなどについても説明します。

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糖尿病でむくみの症状って出るの?しびれとの違いは?

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むくみには大きく分けて二種類あり、一つ目は立ち仕事が多すぎることでふくらはぎに発生する「起立性浮腫」と呼ばれているもので、健康な人でも発生する特に問題のない症状です。

そして、問題があるのはもう一つのほうで、心臓や腎臓など内臓の不調によって発生するむくみです。

つまり、糖尿病によるむくみとは腎臓の機能が悪化している証拠なので、合併症の糖尿病腎症になってしまっている可能性があるということです。

というのも、腎臓は老廃物を除去する作用や、体に必要な成分を再吸収する作用が知られていますが、他にも造血や血圧や水分量の調節機能も持っているので、このうちの水分量の調節がうまくいかなくなってむくみが出てくるようになるのです。

それ以外にも、老廃物が排出されにくくもなるので、それが原因となってむくみとなることもあるでしょう。

また、糖尿病治療で使用される薬剤のピオグリタゾンの副作用として、むくみや心不全を起こす可能性もあります。

ただし、この内臓疾患によるむくみは「起立性浮腫」とは違うので足以外にも症状が出る可能性があり、顔や手、人によっては全身に症状が出るようになるでしょう。

また、足の場合も片足に限って出るということはなく、両足にむくみが生じるようになります。

ちなみに、糖尿病性腎症のむくみの症状はかなり進行している段階なので、病期的には後期に該当していて、このまま進行すると腎不全となり、人工透析が必要となって日常生活に支障が出てくるようになります。

このように、糖尿病性腎症におけるむくみはかなり危険な兆候でもあるので、このまま放置して腎不全にならないように、すぐに検査をしてもらい治療を開始してください。

糖尿病における手足のしびれとは違うの?

糖尿病における手足のしびれは別の合併症の糖尿病性神経障害による症状なので、腎機能が失われていく糖尿病性腎症とは異なります。

たしかに、糖尿病が原因で発生している病気ではありますが、しびれは異なる別の合併症と理解しておいてくださいね。

そして、この糖尿病性神経障害は最初のうちは足の指や足の裏にぴりぴりとした痛みやしびれを感じる程度なのですが、症状が悪化すると足先から膝へ手先から肘へと、からだの中心に向かって広がっていき、夜も痛みで眠ることができなくなって運動機能が損なわれることもあります。

また、自律神経障害が発生して下痢・便秘・不整脈・発汗異常・貧血などの症状が出てくることもあり、単一性神経障害によって顔面神経麻痺や一方の目が動かなくなることもあるでしょう。

つまり、糖尿病における手足のしびれや下痢は合併症の糖尿病性神経障害によるものとなります。

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糖尿病性神経障害や糖尿病性腎症の対処法は?

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糖尿病の合併症である糖尿病性神経障害や糖尿病性腎症への対処法ですが、まず第一にならないようにすることが最も大切なことです。

そのため、必ず定期的に検査を行って発症していないか、症状が表れたとしてもそれが本当に合併症によるものなのかを調べることが重要になります。

また、糖尿病性神経障害や糖尿病腎症も治療においてとにかく大切なことは血糖値のコントロールなので、大至急食事制限を始めるとともに運動を行うようにして、生活習慣も糖尿病改善に向けたものにシフトしてください。

特に、神経障害は進行すると運動することも困難になって、ますます痩せにくくなり治療が困難になっていってしまうので、治療を全力で行える状態の時にできる限りのことはやっていきましょう。

そして、場合によっては薬物療法も追加されることもあるので、副作用を確認して薬を服用するようにしてください。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか?

今回は、糖尿病の足のむくみの原因や対処法について、様々な疑問や他の部位の症状についても説明しました。

糖尿病における足のむくみは腎機能が失われている証拠で、合併症の一つの糖尿病性腎症になっている可能性が高いということでしたね。

そして、このむくみの症状は立ち仕事が多いことで発生するむくみとは違って全身に出る可能性があり、糖尿病性腎症の症状としてもかなり進行してしまっているということでした。

また、手足のしびれや下痢は別の合併症の糖尿病性神経障害による症状なので、糖尿病が原因ではあるけれど別の合併症ということでしたね。

そこで、これらのむくみや手足のしびれといった症状の原因となる、糖尿病性神経障害や糖尿病性腎症の対策はならないようにすることが第一で、なってしまった場合は血糖値のコントロールを行うことが大切ということでした。

最後に、糖尿病性神経障害はしびれといった症状が出るので気が付きやすいですが、糖尿病性腎症の場合はある程度症状が進行しないと気が付かないことが多いので、糖尿病だと診断されたら合併症にならないように治療に取り組むようにしてください。

そして、気が付いたら症状が非常に進行してしまっていて、人工透析が必要になってしまったということにならないようにしましょう。

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