水疱瘡のワクチンの費用や副反応!2回目と感染予防率の関係も!

%e7%94%bb%e5%83%8f1水疱瘡といえば、昔は感染することで免疫を得る人がほとんどでしたが、現在では子供の頃に水疱瘡のワクチンを接種することで免疫をあらかじめ得ておいて、発症や症状の悪化を防ぐという方法が主流になっています。

しかし、水疱瘡のワクチンを接種することで感染はどの程度防げるのか、また副反応などは起こらないのかなどを疑問に思っている方もいらっしゃることでしょう。

また、水疱瘡のワクチンは2回接種するのがよいと言われているようですが、その際の効果や費用についても気になりますよね。

そこで今回は、水疱瘡のワクチン接種について、効果や費用、そして2回接種することの意味などについてをご紹介していきます。

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水疱瘡とはどんな病気?

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水疱瘡とは、ヘルペスウイルスの仲間の水痘・帯状疱疹ウイルスに感染することによって起こる病気で、発熱や特徴的な発疹(後に水ぶくれに変わり、最後にはかさぶたになる)が出るのが主な症状です。

通常、この病気にかかるのは小学生くらいまでの子供で、治った後には抗体(=免疫)ができてその後同じ病気にかかることはほぼありませんが、免疫がなかったり、免疫力が極端に低下している場合には大人もかかることがあります。

そして、大人が感染した場合には症状が重くなりやすく、また合併症の発生する確率も非常に高いため、入院しての治療が必要となる場合もあるようです。

さらに、妊婦が感染した場合には、母体だけではなく胎児にもさまざまな悪影響を及ぼすことが確認されており、注意が必要となります。

また、水ぶくれが何らかの原因で化膿するなどした場合には、後々まで残る跡になってしまい、特に顔の目立つ部分に跡が残ったりすると、それがコンプレックスとなってしまう方もいるようです。

水疱瘡のワクチンは2回受ければ感染予防率アップ!

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水疱瘡そのものを予防したり、重症化を予防するためには、ワクチンを接種することが非常に有効であり、より効果を確実にするには3ヶ月程度の期間をおいて2回接種することが大切です。

なぜワクチンを2回接種することが必要なのかというと、1回の接種ではおよそ1~2割の人において抗体が充分に作られなかったという研究結果が出ているからです。

しかし、2回に渡って接種を行うことにより、その1~2割の人にも充分な抗体ができるとされていますので、より確実に予防するためには2回接種したほうがいいでしょう。

とはいうものの、ワクチンというのは100%感染を防げるというものではなく、もし感染した場合であっても重症化や合併症が起きないようにするためのものだということは念頭に置くようにしてください。

■72時間以内の「緊急接種」とは?

水疱瘡での緊急接種とは、水疱瘡の抗体を持っていない人が感染した人と接触した後72時間以内にワクチンを接種することを言います。

詳しく説明すると、水疱瘡は非常に感染力が強く、抗体を持っていない人が感染した人と接触した場合には高い確率で感染してしまいますが、緊急接種を行うことによって水疱瘡の発症そのものや重症化を8割程度防ぐことができるとされています。

しかし、水疱瘡は特徴である発疹が出るまでに最長で3週間程度の潜伏期間があり、気づいてからすぐ接種しても効果がない場合もあるようです。

また、医療機関が常に水疱瘡のワクチンの在庫を持っているとも限りませんので、事前に問い合わせたほうがいいでしょう。

水疱瘡のワクチン接種を受けるには?費用はどのくらい?

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水疱瘡のワクチンを接種するには、医療機関での申込みが必要となりますが、3歳未満とそれ以上の年齢の人では料金が異なります。

というのも、平成26年から水疱瘡の予防接種は定期接種になっており、3歳の誕生日前日までならば無料で受けることができるからです。

ただし、自治体により医療機関が指定されていたり、申込みに必要な書類などが違ったりといったことがありますので、3歳未満のお子さんをお持ちの方はお住いの自治体に問い合わせたり、家庭に配布された説明書などを必ず確認するようにしてください。

そして、それ以外の方がワクチン接種を受けようとする場合には任意接種扱いとなり、病院ごとに設定された料金がかかります。

なお、料金はおよそ6000円~10000円程度かかるようですが、大人であっても予防効果はありますので、大人の水疱瘡の症状が激しいということを考えると、まだ水疱瘡にかかったことがない、もしくはかかったかどうかわからないという方は接種しておいて損はないと言えます。

ちなみに、水疱瘡にかかったかどうかわからない場合に、抗体検査などを行わずにワクチンを接種しても特に問題はないそうですよ。

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水疱瘡のワクチンに副反応はある?

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水疱瘡のワクチンは本物のウイルスの毒性を弱めた「生ワクチン」と呼ばれる種類のものですので、まれに以下のような副反応を起こすことがあります。

・発熱や発疹

接種してから1~3週間後に出ることがありますが、数日中に治ることが多いようです。

・接種した場所が赤くなる・腫れる・しこりのようになる

赤くなったりした部分を冷やすようにし、症状がひどくなったら病院を受診しましょう。

・アレルギー症状

接種してから30分以内にじんましんや呼吸困難、アナフィラキシーショックが起こる場合があります。

・水疱瘡のような水ぶくれができる

接種してから2~4週間後にこのような症状が出たという報告がありますので、もし現れた場合には病院で薬を処方してもらうようにしてください。

なお、アレルギー症状以外の副反応は、症状が現れた翌日で構いませんので、接種を行った病院に相談するようにしてください。

まとめ

いかがでしたか。

水疱瘡のワクチンは、毒性を弱めたウイルスを接種することで抗体を作るもので、2回接種することで9割以上の人が発症そのものや重症化を防ぐことができます。

そして、平成26年からは3歳未満であれば無料で接種を受けることができますので、対象となる年齢のお子さんがいらっしゃる場合にはぜひ接種を行ったほうがいいでしょう。

なお、それ以外の年齢の方は任意接種扱いで1万円前後の値段がかかってしまいますが、大人になってから水疱瘡にかかると重症化する確率が格段に高くなりますので、大人であっても水疱瘡にかかったことのない人はワクチン接種を受けることをおすすめします。

また、ワクチン接種の後に副反応として発熱や発疹などが出ることがありますが、水疱瘡そのものよりは軽く済むことがほとんどですし、副反応の発生率自体も高くはないようです。

ちなみに、抗体が不十分であった場合には2回目の水疱瘡にかかってしまうこともあるようですので、すでにかかったことのある人も流行の時期には感染予防を心がけるようにしてくださいね。
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「水疱瘡の流行る時期と感染予防のポイント!二回目を防ぐには?」についての記事はコチラ!?

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