痛風の検査は病院で何科?検査方法や費用や時間についても!

%e7%94%bb%e5%83%8f%ef%bc%91痛風は、食生活が乱れがちな男性に多い症状で、風が吹くだけで痛いほどの激痛が生じるので痛風と言います。

ただ、痛風の症状には個人差があるので、痛風かも?と思って検査したい時に、病院では何科に行ったら良いのか、その検査方法はどのようなものなのか知っておきたいのではないでしょうか?

また、痛風の検査でかかる時間や費用についても気になりますよね。

そこで今回は、痛風の検査は病院で何科かといったことや、検査方法や費用や時間についても詳しくお伝えしていきます。

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痛風の検査方法は?

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痛風は、体内の尿酸の値が基準値を超えてしまうと、体の外へ排出することができずに、尿酸が結晶化したところが痛む病気です。

そして、痛風の検査方法は大きく分けると、

・痛風かどうかを見極める検査

・尿酸値が高くなった原因を調べる検査

・合併症の有無を調べる検査

の3種類があるとされているので、今回はそれぞれについて詳しく見ていきましょう。

痛風かどうかを見極める検査

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痛風は、血液中に尿酸が増え過ぎたことによって起こるので、尿酸値を調べるのはもちろんですが、血枕やCRP(C反応性たんぱく)についても血液検査で調べることになります。

そして、尿酸値は血液中に含まれる尿酸の量、そして血枕は赤血球が沈むスピードで、CRPは炎症が起こっている時に血液中に増えるタンパク質のことなので、これらを調べることで、炎症の有無を確認することができるのです。

それから、レントゲン検査も行なって、痛風発作が起こっている場所の骨や関節が変形していないかを調べるそうです。

ただし、こうした痛風かどうかを見極める検査は、多くの場合は臨床的な経過から診断がつくので、必ずしもすべての検査をするわけではないそうです。

尿酸値が高くなった原因を調べる検査

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尿酸値が高くなる原因には、「尿酸が過剰に作られている場合」と「腎臓から尿酸がうまく排泄されなくなっている場合」そして「この両方が混合している場合」の3パターンが考えられるそうです。

そして、薬物療法のために尿酸下降薬を使うかどうかを判断するために、次のような方法で原因が3つのうちどのパターンに当てはまるかを調べます。

・尿酸クリアランス検査…尿酸が血液中から尿中へどのくらい排泄されているかを調べるために、血液中と尿中の濃度を測定し、計算します。

・尿中尿酸量検査…24時間、もしくは数時間の間に排尿された尿をすべて蓄えておき、その中の尿酸の総量を計算し、尿酸が1日にどのくらい排泄されているかを調べる検査です。

これによって、肝臓で作られる尿酸の量が適切かどうかを調べることができます。

合併症の有無を調べる検査

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痛風発作が起きると、脂質異常症や動脈硬化、糖尿病、腎臓病、尿路結石などを合併しやすくなるので、これらの病気の有無を調べるために、血液検査や尿検査、超音波検査などを行なうそうです。

・尿検査

尿検査では、潜血反応(尿の中に血液が混ざっていないかどうか)や、尿タンパクを調べ、潜血反応があれば腎臓や尿路に、タンパク質が混ざっている時は腎臓や尿細管に何か異常がある可能性が考えられます。

・血液検査

血液中のクレアチニンという物質(タンパク質の残りかす)の濃度から、腎機能を調べたり、血液中の中性脂肪値やコレステロール値、血糖値から脂質異常症や糖尿病がないかを調べることもします。

・超音波検査

超音波を腎臓に当てて、形の変化や尿路結石の有無を調べます。

痛風の検査を行なうのは、病院で何科?費用や時間なども

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痛風では、発作が起きて痛みがある時には整形外科、内科のリウマチ科・腎臓内科を受診すると良いそうです。

そして、痛風の発作はないけれど、健康診断で尿酸値が高く、痛風のリスクが指摘された場合は、内科・内分泌科で受診すると良いとされています。

それから、精密検査で痛風を調べるには、前述したような血液検査やレントゲン・尿検査、それから問診や触診も行なうので、かなり時間がかかり、検査には4時間~半日以上はかかると思った方が良いです。

そして、検査にかかる費用は、初診料などを除けば、保険の適用で自己負担額は3,000円から5,000円程度が平均的だそうです。

ただし、痛風発作で既に痛い時は、検査は簡易的な問診や触診をして、数時間程度で終わりますが、食習慣の指導や投薬などで7,000円近くかかり、保険適用の場合その3割程度が自己負担額となります。

ちなみに、こうした痛風の検査は、後々発作が起きてから対処するよりも予後が良くなるため、普段の健康診断で尿酸値が高いことが分かった時点でできるだけ早く行った方が良いです。

そして、最近は痛風外来で専門的に痛風を診てくれる病院もあり、夜も遅くまでやっているところがあるので、仕事に都合をつけて早めに行くことをオススメします。

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痛風かどうか、自分で簡易的に診断する方法は?

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痛風発作が起きて激痛が生じている時は、検査のために病院に行くどころではなくなってしまいますよね。

なので、まずは冷やしたり、足を高い位置で固定するなどして痛みを和らげてから、次のチェック項目を見てみましょう。

・過去に2回以上痛風発作が起きている

・24時間以内に炎症の痛みがピークになっている

・痛みの症状は1カ所だけ

・関節が赤く腫れている

・足の親指の付け根に痛み・腫れがある

・片側の足の親指の付け根に症状が出ている

・片側の足首に症状が出ている

・痛風結節(関節ではない場所に尿酸結晶がたまって腫れている)がある

・健康診断で、尿酸値が7.0mg/ml以上で基準値より高いと診断を受けた

・X選検査で、片側のみ関節の腫れがあった

・約2週間程度で痛風発作・痛みがなくなる

これらの項目のうち、6個以上当てはまる場合は、痛風と診断して間違いないそうです。

そのため、痛風発作の危険性が高い場合は、症状が和らぎ次第、病院で検査を行なって、尿酸値を低くする生活習慣への切り替えなど、具体的に対処することが必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、痛風の検査は病院で何科かといったことや、検査方法や費用や時間についても詳しくお伝えしました。

痛風の検査では、精密検査を行なって痛風かどうかを調べ、尿酸値が高くなった原因や、合併症の有無を確認することができるのですが、4時間以上はかかり、費用も3千円~5千円かかるとのことでした。

そして、こうした検査は病院で内科・内分泌科が良く、既に発作が起きている場合は整形外科や内科で問診や触診のみを行い判断して、投薬や生活習慣への指導を受けると3千円弱かかるのでした。

また痛風では、健康診断で尿酸値が基準値を超えていることが分かった時点で、早く病院へ行った方が予後が良く、生活習慣の見直しだけで治ることもあるので、健康診断で指摘を受けたら病院へ行くとのことでした!

痛風には食生活の見直しがポイントになるので、尿酸値に不安がある方は次の記事で食事についてもチェックしましょう!
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「痛風に効く食べ物とダメな食べ物!改善に効果のある成分とは?」についての記事はコチラ!?

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