痛風の悪化で切断の場合とは?原因や症状!薬や死亡のリスクも

%e7%94%bb%e5%83%8f%ef%bc%91痛風は、体内の尿酸値が一定基準値を超えると、尿酸が結晶化し、痛みや腫れといった症状が現れる病気です。

そして、痛風は早期に対処すれば治ることもありますが、放っておくと症状が悪化して、切断せざるを得ないこともあるので、その原因について知っておきたいのではないでしょうか?

また、痛風で悪化した時の薬や死亡のリスクについても気になりますよね。

そこで今回は、痛風の悪化で切断の場合や、原因や症状、そして薬や死亡のリスクについても詳しくお伝えしていきます。

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痛風が悪化するとどうなる?死亡のリスクについて

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痛風では、風が吹くだけで痛いほどの激痛が現れるので痛風と呼ばれているのですが、そうした激痛が現れてもまだ、正しい治療を受けないで放っておくと、慢性痛風になり、症状はさらに悪化するとされています。

そして、体内にたまった尿酸が、結晶化し、関節だけでなく、体のあちらこちらの皮膚下にもできて、表面から透けてみえる白いコブのような塊を作るので、痛風結節と言われています。

それから、痛風結節は体温の低いところでできやすいので、耳介(じかい)や手指の関節、ひじの後ろ側、足のくるぶし、足指の関節などにでき、特に痛みは伴わないそうです。

また、これらの結節は、尿酸ナトリウムの結晶でできているので、結節のできた関節は、尿酸ナトリウムによって当然破壊されてしまい、腎臓の髄質にも現れるので、腎臓は着実に破壊され、腎障害が起こるとされています。

また、高尿酸血症のため、尿中の尿酸が増加し、尿が酸性になっているところで尿酸の結晶ができるのですが、これが成長すると尿路結石となり、尿の通路が塞がれて、二次的に腎障害が起きてしまうのです。

一方で、痛風に合併する高脂血症、高血圧、糖尿病などによって、腎臓の血管にも動脈硬化が起こるので、腎臓障害が発生します。

このように、痛風に合併する腎障害は、痛風腎と呼ばれていますが、これを放置すると徐々に腎不全となり、脳血管傷害や、虚血性疾患などの合併症が知らないうちに進行していきます。

したがって、このような痛風の自然経過をまとめると、

1、 無症候成高尿酸値症期

2、 痛風発作期および間欠期

3、 慢性痛風期(痛風結節、腎障害、その他の合併症)

4、 終末期(腎不全、心筋梗塞、尿卒中)

ということになり、最悪の場合、死亡のリスクもあると考えられているのです。

痛風が悪化したら切断する可能性もある?薬も

慢性痛風期に入り、痛風結節ができると、一般的には薬物療法を行なうことになり、尿酸降下薬を用いて尿酸の結晶を溶かす治療を行ないます。

ただし、特に足の指やかかとなどに尿酸結節ができ、サイズが大きくて靴が履けないなど生活に支障が出ている場合は、外科的手術で結節を切断することになります。

そして、こうした痛風の外科的手術では、保険も適用されるため治療費が膨大なわけではないのですが、やはり痛風で手術となると、仕事にも支障が出ますし、困ってしまいますよね。

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毎年の健康診断では尿酸値をチェック!基準値は?

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痛風では、正常な状態であれば体の外へ順次排出されている尿酸が、一定基準値を超えると排出できなくなり、体内で結晶化してしまうため、痛みや腫れが生じます。

なので、毎年の健康診断や人間ドックで行なう尿検査の結果報告では、尿酸値を必ずチェックするようにしましょう。

そして、尿酸の正常値は男性で3.8~7.5ml/dL、女性で2.4~5.8mg/dLが基準値と書かれていることもありますが、これは参考程度に捉えておくと良く、一般的には男女ともに7mg/dL以下であれば問題ないそうです。

というのも、尿酸は血漿の中で7mg/dLまでは溶けるので、それ以上を超えなければ結晶化することなく、痛風が起こることもないのです。

そのため、健康診断の結果で尿酸値が一定基準を超えてしまうと、医師から食生活を中心とした生活習慣の見直しの指導を受けるので、必ずよく聞くようにし、できるだけ対応するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、痛風の悪化で切断の場合や、原因や症状、そして薬や死亡のリスクについても詳しくお伝えしました。

痛風では、発作が現れても治療を行なわずに放置していると、慢性痛風を起こしてしまい、痛風結節といって関節に限らずあちこちの部位にコブの症状が現れるのでした。

そして、このコブには痛みはないですが、生活に支障が出た場合は一般的な薬物療法でなく、切除手術を行なうので負担が大きく、さらに放っておくと、腎不全や心筋梗塞も起こして死亡のリスクもあるのでしたね。

そのため、毎年の健康診断や人間ドックで尿検査を行なったら尿酸値については必ずチェックをし、基準値の7mg/dLを超えていたら、医師から食生活を中心とした生活指導を受けるので、対応するようにすると良いとのことでした!

また、痛風改善は、食生活の見直しが鍵とされているので、尿酸値が気になるという方は、次の記事で食事についても詳しくチェックしましょう!
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「痛風に効く食べ物とダメな食べ物!改善に効果のある成分とは?」についての記事はコチラ!?

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