アデノウイルスに抗生物質は無効!理由と正しい対処法!

%e7%94%bb%e5%83%8f%ef%bc%91アデノウイルスは5歳以下の乳幼児が感染することが多く、小さな子供が高熱を何日も発したり、下痢や嘔吐、喉の痛みに悩まされるのでつらいですよね。

ただ、アデノウイルスには抗生物質が無効らしいので、その理由が気になるのではないでしょうか?

そして、アデノウイルスに感染した場合の正しい対処法についても知っておきたいですよね。

そこで今回は、アデノウイルスに抗生物質が無効である理由と正しい対処法について詳しくお伝えしていきます。

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アデノウイルスに抗生物質が無効なのはなぜ?正しい対処法も

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アデノウイルス感染症は、扁桃腺やリンパ腺などに付着して増殖するウイルスによる感染症の総称で、ウイルスの型は51種類近くあり、高熱や結膜炎、胃腸炎など様々な症状が現れます。

そして、アデノウイルスには抗生物質が無効とされているのですが、この理由は抗生物質というのがそもそも、細菌に対する薬だからですね。

とはいえ、インフルエンザにとってのタミフルなどのように、アデノウイルスに効く抗ウイルス薬はないのかと思ってしまいますが、残念ながら現状ではまだ開発されていないそうです。

アデノウイルスに感染した時の正しい対処法は?

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アデノウイルスでは、特効薬がまだないため、症状に応じて対症療法を行ないながら、安静に過ごして症状を回復させることが正しい対処法となります。

そして、アデノウイルスでは高熱・咽頭炎・結膜炎が三大症状と言われているので、例えば熱に対しては解熱剤、喉の痛みにはトローチ、結膜炎には目薬など、症状に合った薬を病院で処方してもらって対処しましょう。

ただ、体はウイルスを体の外へ排出するために熱を発したり、目やにや喉の痛みといった炎症を起こしているため、薬を多用して無理に症状を押さえ込んでも症状の回復までかえって時間がかかってしまうこともあります。

そのため、薬の服用はほどほどにし、喉が痛ければマスクを着用し乾燥を防いだり、大根ハチミツを作ってなめたりして炎症を抑えたり、熱については脇の下や足の付け根などを部分的に冷やすと体の外から適度に熱を下げることができるのでオススメですよ。

そして、ウイルスと戦うことで体は体力をかなり消耗するため、食事で栄養を摂ることは必須です。

ただ、アデノウイルスでは消化器系もダメージを受けることが多いので、消化に良いうどんや雑炊、おかゆ、野菜スープなどがオススメです。

また、アデノウイルスの場合、高熱で水分が大量に消耗されるにも関わらず、喉が痛んで水分補給がおっくうになりがちなので、特に小さな子供は気をつけるようにし、ゼリーや野菜ジュースでも良いので少しでも水分が摂れるようにしましょう。

そして、ぐったりして様子がおかしかったり、水分がまったく摂れないといったことがあれば、脱水症状の可能性が高いので、急いで病院へ行くようにしましょう。

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アデノウイルスの治療期間の目安は?注意点も

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アデノウイルスは、感染する型によって現れる症状は様々ですが、どの症状であってもおおよそ1週間ほどで回復し、治療を終えることができるとされています。

ただ、高熱は7日ほど続き、ようやく解熱することもあるので、回復してからもすぐに無理をして外出したりすると、免疫が下がっているため他の細菌やウイルスに感染する可能性があります。

そして、アデノウイルスによってはやり目にかかっている場合、目やにや目の充血は10日程続くとされているので、処方された目薬などは症状が改善するまで使い続けるようにしましょう。

また、こうした症状がすべて治まっても、体内に侵入したウイルスが死滅しているとは限らず、症状回復後も2週間くらい、時には1ヶ月もウイルスの排出を続けるとされているので注意が必要です。

そのため、特に家庭内感染をしないように、親子でのお風呂やタオルの共用は避け、お風呂の順番を最後にしたり、食器も不用意に共用しないなど、こまめに配慮するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、アデノウイルスに抗生物質が無効である理由と正しい対処法について詳しくお伝えしました。

まず、アデノウイルスに抗生物質が効かないのは、抗生物質が細菌に対する薬だからで、感染した場合は症状に応じて対症療法を行なうことが正しい対処法なのでしたね。

そして、熱は体を部分的に冷やして和らげたり、目の症状には目薬を使ったりしながら、栄養を補給し体力を回復させ、水分補給に気をつけて脱水症状予防をすると良いとのことでした。

また、こうしたアデノウイルスの治療期間は1週間~10日間ほどですが、症状が回復しても体内にウイルスが残っている可能性が高く、長くて1ヶ月ほど排出されることもあるので家庭内感染には充分注意して過ごすのでしたね。

このようにしぶとく体内に残り、薬もないのでなかなか治らないアデノウイルスについては、次の記事で感染経路もチェックして2度かからないように感染予防に備えましょう!
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「アデノウイルスの感染経路とうつるのを効果的に予防する方法!」についての記事はコチラ!?

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