インフルエンザで学級閉鎖になる人数や基準!学校を休む期間も

画像1お子さんをお持ちの方は、インフルエンザのシーズンになると様々なことが不安になるかと思いますが、その中のひとつが学級閉鎖ではないでしょうか。

というのも、学級閉鎖中に誰が面倒を見るかということや、テストや習い事はどうなるのかなど、気にかけなければいけないことがたくさんあるからです。

ですので、出校停止になる期間や欠席者の人数、そして学級閉鎖で休む期間などがあらかじめわかっていると、仕事の予定などもある程度調整しやすくなりますよね。

そこで今回は、インフルエンザによる学級閉鎖や出席停止について、基準となる期間や人数、証明書についてなどの知っておくと役に立つ知識をご紹介します。

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インフルエンザで学級閉鎖になる基準は何人くらい?

インフルエンザに限らず、欠席者が何人いれば学級閉鎖になるというはっきりとした数は決まっておらず、各自治体、各学校の判断となります。

しかし、全国的にはクラスの2割程度が欠席している場合には学級閉鎖になるケースが多く、また自治体によっては1割や3割としているところもあります。

ですので、地域や学校およびクラスの規模によって差はありますが、1クラスあたり5人前後がインフルエンザが原因で欠席となれば、学級閉鎖が検討されるようです。

インフルエンザでの学級閉鎖の期間は?

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インフルエンザによる学級閉鎖は、感染の拡大を防止することが目的ですので、感染している生徒が出席できるようになるまで、およそ5日~1週間程度の期間になるようです。

これは、インフルエンザの潜伏期間が1~3日、発症してから3~7日は体からウイルスを排出する(=他人にうつす可能性がある)ことから計算されているのではないでしょうか。

また、インフルエンザにかかった場合の出席停止期間もこれに合わせたものになっています。

■知っていますか?インフルエンザでの出席停止期間

インフルエンザの出席停止期間は、小学生以上の場合は「発症後5日が経過していること」「解熱後2日が経過していること」の両方を満たすまでの間になります。

この時、発症とは発熱のことを指しますが、熱が出た当日は発症0日目となり、その翌日が発症1日目になるので注意が必要です。

同様に、解熱後というのは、熱が下がったその日は1日目ではなく0日目ということになりますので、数え間違えないようにしましょう。

そして、インフルエンザにかかっている場合には、学級閉鎖が解除されてもこの条件を満たしていない場合には引き続き出席停止となります。

ちなみに、小学生以下の場合には「発症後5日が経過していること」「解熱後3日が経過していること」という条件になりますので、兄弟でインフルエンザに感染した場合には間違えないようにしてくださいね。

■出席停止を終わらせるには書類が必要って本当?

たいてい、インフルエンザが治って再び学校へ行く時には、インフルエンザが治ったことを証明する書類が必要となります。

これは、「インフルエンザ感染証明書」「登校許可書」「治癒証明書」など、自治体や学校ごとにさまざまな呼び名があります。

しかし、出席停止が解除される時に必要となること、医師のサインが必要となることはどこも共通です。

ですので、インフルエンザだとわかった場合には、早めにこの書類を用意して必要事項を医師に記入してもらうようにしましょう。

なお、最近は自治体や学校のホームページからダウンロードできる場合も多くなっていますので、まずは学校に問い合わせてみてください。

学級閉鎖になったら、学校行事やテストはどうなるの?

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学級閉鎖の場合、学校行事は延期や中止などの措置が取られますが、中間・期末テストについては注意しておきましょう。

なぜならば、学級閉鎖中も他のクラスは授業が続いている場合、各クラスの授業進度が揃わずにテスト範囲が変更される場合があるからです。

また、学級閉鎖中のクラスについては後日追試が行われたり、授業が行われなかった間の内容をプリントなどで補完するといったことも考えられます。

ですので、学校や教科担任からのアナウンスに注意しておくとともに、できればクラスが違う子の親御さんとも情報共有を行っておくといいでしょう。

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学級閉鎖でも元気だったら外出してもいいの?

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学級閉鎖にはなったものの、インフルエンザにはかかっていないという場合、塾や習い事などで外出してもいいのか気になるかと思いますが、よほどのことがない限りは学級閉鎖中は外出を極力控えたほうがいいでしょう。

なぜかというと、インフルエンザには1~3日程度の潜伏期間があるために、症状が出ていなくてもインフルエンザに感染している可能性があるからです。

また、潜伏期間でもウイルスは体の外へ出ていますので、他の人へうつしてしまう可能性があります。

逆に、外出したことでクラス以外の人からインフルエンザが感染してしまうということも考えられ、これでは「感染拡大を防ぐ」という目的で行われた学級閉鎖も意味がありません。

ですので、学級閉鎖中は症状がなくても極力家の中で自習などをして過ごし、塾や習い事は他の日時に振り替えてもらうなどの対応をするようにしてください。

まとめ

いかがでしたか。

インフルエンザで学級閉鎖となる基準はおよそクラスの2割、人数にして5人前後が欠席した場合に検討されることが多いようです。

そして、学級閉鎖となった場合には、5日間程度は家庭学習ということになりますが、この時にインフルエンザにかかっていないからといって外出したりせず、なるべく家の中で過ごすようにしましょう。

また、インフルエンザが流行する時期は入試や期末テストなどの時期とも重なるので無理をしてしまいがちですが、あまり無理をしすぎると免疫力が下がり、2度目のインフルエンザにかかってしまうこともあるようです。

ですので、学級閉鎖の期間中は規則正しい生活を心がけ、しっかりと体力をつけたいものですね。
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「インフルエンザに二回かかる人に共通している人の特徴と予防法」についての記事はコチラ!?

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