インフルエンザで部屋の温度や湿度の調整法!死滅させるには?

画像1インフルエンザにならないようにするには、うがいをしたり手をしっかり洗ったりすることも大切ですが、それ以外にも部屋の温度や湿度を調整してウイルスを死滅させる予防対策も重要です。

おそらくインフルエンザは乾燥しているとなりやすいということは皆さん聞いたことがあると思いますが、逆にどのくらいの湿度にすればウイルスがしっかり死滅するようになってウイルスの生存率が低下するのかはわからないのではないでしょうか?

そこで今回は、インフルエンザウイルスを死滅させるための部屋の温度や湿度の調整法についてお伝えします。

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インフルエンザウイルスの予防対策になる湿度は?

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最初に結論から言うと、インフルエンザウイルスの生存率を下げるための湿度は高ければ高いほど良いのですが、他の理由を考えて50%くらいが一番良いです。

というのも、ウイルスは一般的に湿度が50%以下だと活性化してしまう傾向にあるので乾燥状態はNGとなります。

ただ、部屋の湿度が高すぎるとダニやカビが繁殖しやすくなってウイルス以外の問題が発生してしまいます。

ですので、乾燥しやすい冬の季節以外でも室内の湿度は50%をキープするようにしてくださいね。

そのためにも体感のみで湿度を測っている人は適切な湿度を維持するのは無理があるので、温湿度計を部屋に置くようにするといいですよ。

インフルエンザ対策には温度にも気を付けましょう!

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インフルエンザ対策にはある程度の湿度が必要であることは説明しましたが、実はある程度の温度も必要なのです。

先ほどウイルスが活動しやすい環境は乾燥と言いましたが、それ以外にも低温も好まれる環境となっています。

そのため、冬の間でも室温は18~23℃ぐらいをキープして、最適な湿度をキープするようにするのがウイルスに対しての予防対策ができている室内環境と言えるでしょうね。

◇インフルエンザウイルスの生存率について

インフルエンザウイルスの生存率と湿度や温度との関係について調べた過去の研究によると、温度7~8℃で湿度22~25%の時のウイルス生存率が63%、同じ温度で湿度が50%では45%以下に生存率が低下したそうです。

また、温度21~24℃で湿度20%の時のウイルスの生存率が60%であるのに対し、同じ温度で湿度が50%以上では一気に生存率が低下して3~5%になっていたそうです。

したがって、この結果からも温度は18~23℃で湿度は50%が良いということが分かりますね。

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湿度と温度以外の室内環境に対する注意点は?

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室内を適切な温度と湿度に保つことがインフルエンザの予防対策としては最適なのですが、それ以外にも汚れた空気を溜め込まないために換気を行う必要があります。

具体的には、対角にある窓を全開にして部屋の真ん中を風が通り抜けるようにし、扇風機や換気扇を使って空気の入れ替えをスムーズにするといった作業を2時間に1回は行うのがベストですね。

というのも、確かに、空気の汚れは目に見えないためわかりにくいですが、冬は暖房器具を多用するので一酸化炭素や二酸化炭素が空気中に分散しやすくなりますし、服を着こむためホコリやチリが出やすくなってしまうので、冬の空気は汚れがたまっていることが多いのです。

さらに、この汚れた空気は気管や粘膜を傷つけやすく、そこにいる人たちのウイルスへの抵抗力を下げてしまうので病気になってしまう確率が上がってしまいます。

また、最も怖いのはインフルエンザウイルスに感染している人が室内にいるケースで、患者が咳やくしゃみをしてウイルスをまき散らすと空気中に2~3時間は漂うことになるので、定期的な換気は必須と言えるでしょうね。

つまり、最も良い室内環境とは適切な湿度と温度をキープして定期的に空気を入れ替える環境ということになります。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか?

今回は、インフルエンザウイルスを死滅させるための部屋の温度や湿度の調整法についてお伝えしました。

インフルエンザに感染しないための1つ目のポイントとして、まずは湿度を50%に保つことが大切で、それ以下で乾燥している状態だとウイルスが死ににくくなり、あまりにも湿度が高すぎるとウイルス以外の問題が発生するということでした。

そして、2つ目のポイントとして温度を18~23℃ぐらいにすることが大切で、温度が低すぎるとウイルスが活性化しやすくなるため温度管理も重要ということでしたね。

また、それ以外に、3つ目のポイントとして定期的に換気を行うことが大切で、特にインフルエンザに感染している人がいる場合は空気中にウイルスがまき散らされるので、必ず換気が必要になるということでした。

最後に、今回はインフルエンザ対策として室内環境について説明しましたが、それ以外にもインフルエンザ対策はたくさんありますので、手洗いやうがいなどの予防対策をしっかりして健康を維持して感染しないようにしましょう!
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