インフルエンザで頭痛がいつまでも残る原因と対処法!薬やツボも

画像1インフルエンザではしばしば頭痛も起こりますが、熱がある時だけでなく、熱が下がってからも長引く場合があります。

そのため、熱は下がったのに頭痛だけが残ってしまい、原因がわからずに不安に思ったり、わずらわしく思っている人もいることでしょう。

そこで今回は、インフルエンザでいつまでも残る頭痛の原因の他、おすすめの薬やツボによるケアの方法などの対処法についてをご紹介していきます。

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インフルエンザで頭痛がいつまでも残る原因とは?

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インフルエンザで頭痛がいつまでも残る原因は、体内で分泌される「プロスタグランジン」という物質です。

この物質は、ウイルスの侵入などが引き金となって分泌され、血流を良くしたり、発熱を強めたりしてウイルスの増殖を押さえようとする働きがあります。

しかし、それと同時に痛みを感じやすくさせたり、炎症を起こしたりする原因にもなり、これが頭痛の原因となっているようです。

つまり、インフルエンザで頭痛がいつまでも残るのは、体が内部に残っているウイルスとまだ戦っているからだと考えられます。

インフルエンザで長引く頭痛の対処法はこれ!

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インフルエンザで頭痛が長引く場合には、以下のような対処法が有効です。

・冷やす

炎症による痛みが主な原因となるので、冷やすことで症状の軽減が期待できます。

・鎮痛剤を飲む

市販のものでも構いませんが、インフルエンザには飲んではいけないものもあるので、後ほど詳しくご説明します。

なお、何もしなくてもおよそ1週間程度でインフルエンザの症状は治まってきますので、このような対処法をやり過ぎたりすることのないようにしてくださいね。

インフルエンザで長引く頭痛におすすめの薬はこれ!

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インフルエンザでの頭痛におすすめなのは、「アセトアミノフェン」もしくは「イブプロフェン」という成分を含む頭痛薬です。

そして、これらの成分を含む頭痛薬には、処方薬ではカロナールやブルフェン、市販薬ではタイレノールやノーシン、イブなどがあります。

ですので、頭痛が長引いて辛いという時や、どうしても仕事の時だけは頭痛をなんとかしたいという場合にはこういった薬を試してみるといいでしょう。

なお、使う際には用法・用量を守り、数日間使っても症状が改善しない場合には医師の診察を受けるようにしてください。

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■インフルエンザの頭痛には薬の種類に要注意!

インフルエンザでは、「アスピリン」を成分に含む薬は使用してはいけないという決まりがありますので、頭痛だからといってたまたま持っていた頭痛薬を成分も確認せずに飲んでしまうということは避けましょう。

ちなみに、なぜアスピリンがいけないのかというと、「ライ症候群」などの脳症を引き起こす可能性が指摘されているからです。

そして、脳症が起こってしまった場合には、意識障害などが起こり、入院しての治療が必要となる他、重症の場合には後遺症が残ることもあります。

そのため、脳症を起こしやすい15歳以下の子供に対して、アスピリンは適さないとされていますが、大人も同様にインフルエンザの時はアスピリンを使うことは極力避けたほうがいいでしょう。

ですので、インフルエンザの頭痛には、アスピリン以外の成分が含まれた薬を使ってくださいね。

インフルエンザの長引く頭痛を和らげるツボとは?

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薬を飲む程でもないけど気になるといった程度のインフルエンザの頭痛を薬を使わずに和らげるならば、ツボ押しが役に立ちます。

中でも、以下の4つのツボは頭痛に効果があることで知られています。

肩井(けんせい)・・・背中側にあり、首の根本と肩先の中点となる場所

合谷(ごうこく)・・・親指と人差し指の間をたどって、ちょうど骨に当たる部分

風池(ふうち)・・・首の後ろの、髪の生え際にある両側のくぼみ

太陽(たいよう)・・・こめかみの眉毛と目の間あたり

なお、合谷のツボは手の押しやすい場所にあるうえ、頭痛以外にも鼻水や喉の痛みなど様々な効能がありますので、ぜひ日常的にマッサージしてみてくださいね。

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注意!こんな頭痛は病院へ!

さて、インフルエンザによる頭痛のケアについてをご紹介してきましたが、インフルエンザで頭痛が長引いている場合には、合併症の髄膜炎を起こしていることがあるので注意が必要です。

それでは、最後に髄膜炎の頭痛の見分け方についてご紹介していきましょう。

■頭痛以外の症状に注目!

髄膜炎で最も多い症状は頭痛ですが、その他に発熱・意識障害・頸部硬直(首のうなじ側が固まってしまい、うなづいたりすることができない)といった症状のうち、どれか1つが加わることが多いようです。

ですので、激しい頭痛の他に、何か気になる症状がある場合には、髄膜炎を疑ったほうがいいでしょう。

■「イヤイヤ」で病気がわかる!?

髄膜炎を起こしている場合、子供がイヤイヤをするようにブンブンと左右に首を振ることで頭痛がひどくなります。

なお、首を振る際には1秒に2~3回程度の速さで振るようにしてください。

これは、ジョルト・サイン(ジョルト・アクセンチュエーション)と呼ばれており、医師が髄膜炎などの有無を調べるときにも使われる方法です。

このようなチェックとともに、もしも気になる症状があれば、一度医師に相談してみることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか。

インフルエンザで頭痛がいつまでも残る原因には、体がまだ残っているウイルスと戦うために分泌したプロスタグランジンという物質により、血流が増加していたり、炎症が起きていたりしているということがあるようです。

そして、対処法としては頭を冷やしたり、アスピリン以外の鎮痛薬を使ったりすることの他、ツボ押しなどがあります。

しかし、長引く頭痛には髄膜炎などの合併症の危険もありますので、あまりに長く頭痛が続く場合や、その他にも気になる症状がある場合には、医師の診察を受けるようにしてください。

ぜひ今回の記事を参考にして、辛い症状を解消するとともに、またインフルエンザにかからないような体づくりをしていってくださいね。
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「インフルエンザに二回かかる人に共通している人の特徴と予防法」についての記事はコチラ!?

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