インフルエンザの濃厚接触者の定義と出勤などへの対応の仕方!

画像1テレビでインフルエンザなどの感染症が流行してくると聞こえてくるのが濃厚接触者という言葉ですが、その意味や定義をご存知の方は少ないと思います。

そしてもし、家族がインフルエンザなどに感染してしまい、濃厚接触者になってしまった場合に会社への出勤やその対応はどうしたらよいのかがはっきりしないところでもあると思います。

そこで今回は、インフルエンザの時の濃厚接触者の定義や濃厚接触者になってしまった時の出勤などの対応、また、濃厚接触が避けられない時の感染予防策をお伝えいたします。

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インフルエンザの濃厚接触者の定義とは?

ではまず、濃厚接触者の意味からお伝えしていきますと、別名を高危険接触者とも言い、インフルエンザに感染している疑いのある症状の出ている人(有症者)やインフルエンザの人と接触したり、行動を共にした人のことを言います。

航空機内での例を挙げると、有症者の2m以内の座席にいた人や前後左右3席以内にいた人などが濃厚接触者に該当するそうです。

そして、濃厚接触者の定義はというと、“厚生労働省の「事業者・職場における新型インフルエンザ対策ガイドライン」の濃厚接触者について”が定義に当たると思いますのでご紹介いたします。

ア. 同居者:患者と同居する者。

イ. 医療関係者:患者の診察、処置、搬送等に個人防護具(マスク等)の装着なしに直接携わった医療関係者や搬送担当者。

ウ. 汚染物質への接触者:患者由来の体液、排泄物などに、個人防護具の装着なしで接触した者。

具体的には個人防護具なしで患者由来検体を取り扱った検査従事者、患者の使用した化粧室、洗面所、寝具等の清掃を行った者等。

エ.直接対面接触者:手で触れること、会話することが可能な距離で、患者と対面で会話や挨拶等の接触のあった者。

接触時間は問わない。勤務先、学校、医療機関の待合室、会食等での近距離接触者等が該当する。

という4つが記載されており、身近な濃厚接触者の定義を簡単に説明しますと、感染者と一緒に暮らしている人と、お見舞いなどで直接触れる範囲の距離で接触した人となります。

インフルエンザの濃厚接触者の出勤などの対応は?

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では、一緒に住んでいる家族がインフルエンザになり濃厚接触者となってしまった場合、会社への出勤などの対応はどのようにしたら良いのかというと、まずは会社に告げて会社の指示を仰ぐ必要があります。

というのも、インフルエンザの濃厚接触者の出勤や休業については、法律にはっきりとした規定が明記されておらず、各会社の独自の判断となるからです。

しかし、「事業者・職場における新型インフルエンザ対策ガイドライン」には、感染拡大予防の対策として「濃厚接触者が自宅待機(最大 10 日間)するケースが想定される。」との一文もあることは確かです。

ですので、仕事がたくさんあり、言い出しにくいこともあるかとは思いますが、まずは会社に連絡を入れ、判断を仰ぐのが社会人のマナーと言えるでしょう。

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インフルエンザの人の看護をするときの感染予防策とは?

インフルエンザに家族がかかってしまい看護をしなくてはいけない場合、避けたいのが看護をする側もインフルエンザに感染してしまうことだと思いますので、感染予防対策をご紹介いたします。

まず、飛沫感染対策として、感染者にはマスクをしてもらうことはもちろんですが、インフルエンザウイルスは長時間、空気中に存在しますので、看護者もマスクを着用するようにしましょう。

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そして、接触感染対策としては、感染者の体液に含まれるウイルスを触り、その触った手で目や口や鼻を触ることで感染しますので、感染者に接触する場合は手袋を着用し、外した後は手を洗うことが重要です。

さらに、次亜塩素酸ナトリウムやイソプロパノール、消毒用エタノールなどがインフルエンザウイルスには有効ですので、感染者が触ったドアノブなどを消毒するのも感染予防対策になりますよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

インフルエンザの濃厚感染者とは、インフルエンザを発症している人と接触したり行動を共にした人のことを言い、家族内においての定義は感染者と同居している人ということでした。

そして、インフルエンザの濃厚接触者の出勤などの対応については、法律にはっきりと明記がないこともあり、事情を会社に説明し判断を仰ぐというのが社会人としての正しい対応の仕方ということでしたね。

さらに、インフルエンザの人を看護する場合は、感染予防対策として、感染者も看護者もマスクを着用し、看護者が接触する場合は手袋を着け、外した後は必ず手を洗うべきなのでした。

インフルエンザの濃厚接触者は感染率も高まりますし、1度感染していても2度目の感染をする可能性もありますので注意したいですね。
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「インフルエンザに二回かかる人に共通している人の特徴と予防法」についての記事はコチラ!?

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