首筋のしこりが痛い時に考えられる原因と対処法!病院には行く?

画像1ふと首を触れた時にしこりができていたら、何かの病気ではないかと心配になってしまいますよね。

そのため、首筋にしこりができて、痛い時に考えられる原因と対処法を知りたいのではないでしょうか?

また、首筋にしこりができて痛みがある時は、病院には行った方が良いのかも気になりますよね。

そこで今回は、首筋のしこりが痛い時に考えられる原因と対処法や、病院には行くべきなのかといったことについて詳しくお伝えしていきます。

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首筋のしこりが痛い時に考えられる原因は?

Thyroid problems

首のあたりを触ってみて、しこりがあると気付くと、何となく脳やリンパ節などにも近いし、何か重大な病気ではないかと、つい心配になってしまいますよね。

ただ、首のあたりにできるしこりは、いろいろな原因があって、風邪や甲状腺、悪性腫瘍などいくつかの原因が考えられるようです。

首筋のしこりが痛いのはなぜ?

1、 疲労

首にしこりを感じる時は、パソコンを長時間使っている方やスマホなどでインターネットやゲームを延々としている人の中には、頭痛やめまい、吐き気など、絶えず疲労感を感じている方が多く、首こりを患っていて、それでしこりができることがあります。

2、 筋肉のはり

慢性的な筋肉の使いすぎや姿勢不良などが原因で、筋肉の痛み、硬直、機能低下を引き起こし、筋肉の貼りそのものがしこりに感じられる時があるそうです。

3、 リンパの腫れ

首の腫れがある時、多くはリンパ節の腫瘍であることが多く、悪性腫瘍だけではなく、扁桃腺のようにリンパ節の炎症で腫れることもあるので、検査の上、風邪などの原因を確認する必要があります。

4、 脂肪腫

脂肪腫は、皮膚のすぐ内側にできる良性の脂肪細胞のかたまりで、ほとんどのものが簡単に指で動かせる可動性で、がんに発展することはないとされています。

5、 甲状腺の腫れ

首のしこりが気になる時に、首の腫れ、のどの違和感、声が枯れる、首にしこりがあるといった症状が現れているようであれば、甲状腺の腫れが疑われ、このしこりには悪性の腫瘍(いわゆる癌)と良性の腫瘍の2タイプに分かれます。

そして、がんと聞くと怖いですが、甲状腺の悪性の腫瘍の80%以上は乳頭癌といって、おとなしい癌で、手術で取り除けば生命にはあまり関わらないで済むことが多いそうです。

6、 耳下線炎

唾液腺腫瘍といって、おたふくかぜなどで腫れることもある耳下線が炎症を起こしてしこりができることがありますが、痛みを伴う場合は悪性腫瘍ができている可能性があるとされています。

そして、この悪性腫瘍は頸部リンパ節に転移することがあり、その場合は頸部のしこりが現れるなどしますが、正確な病気の有無の判断が難しい部位のため、必ず病院で診断を受けるようにしましょう。

7、 悪性リンパ腫

首のしこりで怖い病気の一つに、リンパ球のがんである悪性リンパ腫があって、これによって首、脇の下、足の付け根などにあるリンパ節が腫れてきて、次第に大きく成長し、大きいと卵大以上になることもあるそうです。

そして、腫れているリンパ節を触っても特に痛みがないのが特徴ですが、合わせて肝臓や脾臓、腹水、胸水などが溜まる場合や、発熱、体重減少、寝汗をかくなどの自覚症状が現れるそうです。

8、 良性腫瘍

首のあたりにしこりができると悪性のがんではないかと不安になるかもしれませんが、良性腫瘍である場合もあるので、まずは鑑別をしてもらうことが大切とされています。

そして、顎下腺、耳下腺、甲状腺などに良性腫瘍ができることもあり、これらの臓器にできるのは珍しくないので、悪性かどうかを判断するのにしこりに針をさし、細胞を調べる検査などを行なうそうで、良性であっても手術で摘出するのが一般的です。

また、特徴としては良性腫瘍の場合は小さくなることはなく、非常にゆっくりとしたスピードで大きくなって、5年から10年かけて徐々に目立つようになっていくものだそうです。

首筋のしこりが痛い時の対処法は?病院には行った方が良い?

Senior Caucasian woman rubbing her shoulder

首のしこりの場合、症状によって病院の専門は異なり、唾液腺炎が疑われる場合は耳鼻科で、甲状腺が疑わしい場合は甲状腺科になるなど、症状が具体的になるほど分かれて行くのですが、初診ではまずは内科か耳鼻科に行くと良いでしょう。

そして、腫瘍ができている場合、良性であっても基本的には摘出するか、薬物療法によってしこりを小さくしていく対処法をとり、さらに抗がん剤治療を行なう化学療法を組み合わせるケースが多いそうです。

ただ、腫瘍ではなく首こりや筋肉疲労であれば、病院に行くほどのことはないため、まずは首筋や肩のこりをほぐすように、肩をまわすストレッチや肩甲骨を刺激する運動などを毎日の習慣に取り入れてみましょう。

そして、寝具の見直しをしてぐっすり眠れるように工夫したり、姿勢を正したり、1日3食の食事をバランスよく規則正しく食べるなど、基本的なことも首のしこり解消に間接的に効果が現れるので、おすすめです。

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しこりのチェック方法は?

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首のしこりの場合は、押して痛むかどうかが大切な指標になりますが、こうした痛みがある場合は炎症性のリンパ節の腫れが考えられるので、耳下腺や扁桃腺などが腫れているケースかもしれません。

そして、無痛の場合は問題ないように見えて、実はがん転移や悪性リンパ腫の初期症状など、怖い病気の無痛の状態かもしれません。

そのため、痛みがなくてもそれだけでは安心するのは危険なので、しこりが柔らかいか硬いかもチェックした方がよく、硬い場合にのみがんの転移や悪性リンパ腫が考えられるそうです。

そして、触ると弾性のある硬さがあり、がんの転移の場合は表面がなめらかでないというのも特徴なので、しこりが硬くて痛む時には、こまめに触ってチェックし、異変を感じたらできるだけ早く病院へ行くようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、首筋のしこりが痛い時に考えられる原因と対処法や、病院には行くのかといったことについて詳しくお伝えしました。

そして、首筋のしこりには疲労、筋肉の腫れ、脂肪腫、リンパ節や甲状腺の腫れなどもあり、ほとんどがリンパ節の腫れですが、一方で腫瘍で悪性か良性かのタイプに分かれることがあるのでしたね。

そして、首のしこりは個人の判断では難しい部位が多いため、できるだけ病院に行った方がいいですが、始めは内科か耳鼻科で、その上で甲状腺科などを受診し検査を行なって、悪性腫瘍で必要であれば摘出し、術後に化学療法を行なう場合もあるのでした。

こうした首のしこりは、ほとんどが病院へ行くほどのことなく、生活習慣の見直しで改善できるものですが、柔らかさや痛みがポイントになるので、異変を感じたらこまめにチェックし、きちんと病院を受診しましょう。

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