腕のしこりが痛い時は要注意!癌の可能性と対処法!何科に行く?

画像1普段、あまり気をつけて触れることの少ない腕ですが、もししこりができて痛みがあるようだったら、要注意ということをご存知でしょうか?

そして、腕のしこりを押すと痛い場合は、癌の可能性があるそうなのでびっくりですよね。

そのため、腕にしこりがあって押すと痛い時は、どのように対処したら良いのか、何科に行くのかといったことも気になるのではないでしょうか。

そこで今回は、腕のしこりが痛い時に注意することや、癌の可能性と対処法、また、何科に行くべきなのかといったことについて詳しくお伝えしていきます。

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腕のしこりが痛い時は要注意!癌の可能性についても

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お風呂で体を洗っている時や、日焼け止めクリームを塗っている時などに、腕に覚えのないしこりができていたら、驚いてしまいますよね。

そして、腕に限らずちょっとしたしこりなら体のあちこちにできることがあり、ほとんどが良性の腫瘍なんですが、稀に悪性の腫瘍であることもあります。

それから、腕のしこりは大きく分けて2種類あり、1つは体の組織が部分的に変化して生じる腫瘍タイプで、このタイプは悪性と良性に分けることができ、悪性のものはいわゆる癌で、悪性も良性も自然に治癒することはないため摘出手術が必須になります。

また、もう一つは感染によるタイプで、細菌感染によって炎症を起こして生じるのですが、原因となっている細菌を除去すると自然治癒ができるそうです。

腕のしこりについて

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腕によくできるとされるしこりには、次の3種類があります。

1、 石灰性上皮腫(せっかいせいじょうひしゅ)

皮膚直下の組織が石灰にように硬くなってしまう病気で、若年層に多く、触ったり押したりしても違和感はあってもひどい痛みを伴うことはありません。

2、 脂肪腫瘍

50代以上の中高年の方が患うものの代表的なものに脂肪性腫瘍や脂肪性腫と呼ばれるものがあり、これは脂肪組織に異常が起こることでしこりになり、感触は柔らかく、二の腕の皮膚と筋肉の間などにできて、ほとんど自覚症状がない間に成長します。

そして、ほとんどが良性で、すぐ命に関わることはないため、放置しても良いと考えることもできますが、良性か悪性かは、検査をして初めて分かるそうです。

3、 軟部肉腫

軟部肉腫は、希少がんと呼ばれるしこりの仲間で、悪性のしこりですが、痛みが少ないため発見が遅れてしまうなど、状況次第では命に関わってくる病気で、年間2000人以下の人が発症しています。

そして、20代以下の若年層で見つかることが多く、発症当初は痛みもほぼないため見逃しがちで、よほどしこり部分が成長して大きく広がるまでは、分かりやすい痛みも少ないのだそうです。

そのため、やがて、押すと痛いといった症状が現れるようであれば、癌が進行している危険性があるため、しこりの早い成長など異常を感じたら、すぐに対処する必要があります。

腕のしこりが痛い時の対処法は?何科に行くべき?

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お伝えした腕にできやすいしこりのうち、石灰性上皮腫、脂肪腫瘍については、自然治癒することはないのですが、形成外科を受診して、外科的摘出手術を受ければ、命の危険に及ぶことはなく完治することができます。

ただ、軟部肉腫の場合は、発見が遅れることが多いため、覚えのない痛みのあるしこりがあると気付いてまずは皮膚科や整形外科を受診することになりますが、その後近くのがんセンターや大学病院で精密検査を行なうことがほとんどです。

そして、癌の進行具合によって、早期であれば外科的摘出手術で取り除くことが可能ですが、悪性腫瘍の場合は腕以外の臓器に転移したり、広範囲に治療を行なう必要が出てくるため、化学療法を選択することもあります。

それから、化学療法で用いられる抗がん剤には、がん細胞の増殖抑制や、再発や転移の抑制などの効果があり、一種類のみ投与する場合と数種類の薬剤を組み合わせる場合など治療方法は症状に応じて異なるそうです。

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腕のしこりは虫さされが原因の場合も!

腕のしこりについて、悪性の可能性のあるタイプを3種類お伝えしましたが、実は単なる虫さされによるしこりができている場合もあります。

そして、これは冒頭で紹介した感染によるタイプで、虫刺されによって虫の毒成分が注入され、細菌が入ったことによって起こるしこりで、先にかゆみを感じる場合がほとんどなので、原因が分かりやすく、虫さされ用の塗り薬を塗れば治ります。

ただし、息苦しさがある、動悸がする、体全体が発熱してきた、気分が悪いなど普段と違った急性症状が出て来た場合には、何らかのアレルギーショックの可能性もあるので、日中であれば皮膚科、夜間の場合は救急で診てもらうようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、腕のしこりが痛い時に注意することや、癌の可能性と対処法、また、何科に行くのかといったことについて詳しくお伝えしました。

まず、腕のしこりには腫瘍タイプと感染タイプがあり、腫瘍タイプは良性の場合が多く、外科的摘出手術で対処できる石灰性上皮腫と脂肪腫の他に、悪性の可能性がありいわゆる癌の一種である軟部肉腫があるのでしたね。

そして、軟部肉腫は自覚症状がほとんどなく気付きにくいのですが、押すと痛い場合は悪性ができている可能性が高いので精密検査の上、整形外科などで外科手術と、化学療法を行なって対処するとのことでした。

さらに、感染タイプで虫刺されによるものであれば悪化は稀ですが、気分の悪さなども感じたら皮膚科や救急にできるだけ早くかかると良いのことでしたね。

こうしたしこりはほとんどが良性ですが、稀に痛みを生じる悪性タイプもあるので、油断せず異変に感じたら早く対処しましょう!

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