インフルエンザでタミフルでも熱が下がらない時の原因と対処法!

画像1インフルエンザと一言でいっても様々なウイルスの型がありますが、多くの場合は38度以上の高熱や全身症状が現れることが特徴です。

そして、インフルエンザで病院を受診すると抗ウイルス薬としてタミフルを処方されますが、それでも熱が下がらない場合があるのでその原因や対処法を知りたいですよね。

また、インフルエンザではウイルスのタイプを検査する方法はどのようなものがあるのかも気になるのではないでしょうか。

そこで今回は、インフルエンザでタミフルでも熱が下がらない時の原因と対処法について詳しくお伝えしていきます。

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インフルエンザでタミフルでも熱が下がらないのはなぜ?対処法も

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インフルエンザでは、A型、B型、C型と大きく分けて3種類のウイルスのタイプがあり、最も症例が多く感染力が強いのがA型と言われています。

そして、次に多いのがインフルエンザB型で、インフルエンザで病院を受診すると、A型かB型の場合はタミフルなどの抗ウイルス薬を処方されることが多いですよね。

ただし、インフルエンザA型についてはタミフルを服用すると、24時間以内には熱が下がるのに対して、インフルエンザB型の場合はなかなか熱が下がらず、タミフルを服用しても効果が現れないことが珍しくないそうです。

そして、その熱はA型のように38度以上の高熱にならず、37~38度程度の微熱が続くのですが、高熱でない代わりにA型よりもウイルスがしぶとく生き残り、解熱までに時間がかかることが特徴です。

そのため、インフルエンザB型の場合はタミフルを服用しても解熱の即効性が薄く、平均的に解熱の効果が表れるのは44時間後で、それよりも長くかかるケースもあるため、「タミフルがなかなか効かない」と感じる方が多いのです。

また、インフルエンザB型では、発症から48時間以内にタミフルを服用すれば早い段階で解熱できますが、それ以上かかると効果が薄くなるという説もあるそうです。

なので、インフルエンザB型でタミフルが効かない場合には、次のような対処法を実行して、体を温めると良いでしょう。

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1、 下痢止め薬や解熱剤は服用しない

インフルエンザB型では下痢の症状が出ることが多いですが、この下痢の便によってウイルスが排出されているので、その働きを止めてしまうと悪化することもあるので、注意が必要です。

また、タミフルで熱が下がらないからといって解熱剤を使うと、種類によっては重篤な症状が出ることもありますし、インフルエンザB型では解熱であっても熱の上昇でウイルスを死滅させようとしているので無理に解熱させるのは禁物です。

2、 部屋を暖かくし、毛布を一枚増やす

部屋の温度を上げて、毛布を一枚増やしたり、長袖のパジャマを着た上にマフラーで首もとを温めるなど、体を外側から温めることも効果的です。

3、 お風呂には入らないようにし、汗を拭くようにする

お風呂に入ることで体力を奪われますし、湯冷めする可能性もあるので、インフルエンザでは症状がしっかり改善されるまではお風呂は控えるようにしましょう。

また、かいた汗はこまめに拭き取るようにしないと、かいたままでいることで肌が冷えて、症状が悪化することもあるので、注意が必要です。

4、 マスクを着用し、加湿器を使う

インフルエンザのウイルスは熱と同じように高い湿度も苦手で、50%以上になると長く生息できなくなるため、加湿器を使って湿度を50%程度に保つようにすることもおすすめですが、それ以上高くすると他のウイルスが発生するので注意が必要です。

また、インフルエンザでは咳が続いて喉を痛めるので、マスクを着用することで喉の潤いを保ち、症状の改善につながるので、おすすめです。

5、 消化に良い食事をとり、タンパク質をやビタミンAを意識する

インフルエンザB型では消化器系もダメージを受けるため、うどんや雑炊、おかゆなど、消化がしやすく体を内側から温める食事を気をつけて摂るようにしましょう。

そして、タンパク質は人間の体温を上昇させて免疫力を高める効果があるので、主に卵、納豆、豆腐や白身魚がタンパク質を豊富に含んでいるのでおすすめです。

それから、ビタミンCも免疫細胞の白血球を活発にするので、キャベツやピーマン、ブロッコリーやじゃがいも、キウイやレモンなどを摂ると、インフルエンザの症状改善に効果的だそうですよ。

また、解熱の効果がなくても、医師から服用を止められない限り、タミフルは処方された分を最後まで飲み切るようにしましょうね。

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インフルエンザのウイルス検査について

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インフルエンザのウイルス検査は、ほとんどの医療機関で「迅速診断キット」を使って行なうのですが、のどや鼻から摂取した粘液を調べます。

そして、だいたい15分以内に結果を出せる優れものなんですが、インフルエンザの感染初期だと陽性反応にならない場合があるので注意が必要です。

これには、ウイルスの数量によって結果を出すキットの性質によるので、ウイルスの数が少ない感染初期は陰性となる可能性があるとされています。

ですが、インフルエンザウイルスは驚異的なスピードで増殖するので、1つのウイルスに感染すると8時間後には100個程に増殖し、1日経つ頃には数百万個にまで増殖すると言われています。

そのため、インフルエンザではウイルス検査を行なうタイミングが重要で、だいたい発症から12~24時間以内が適切とされています。

ただ、インフルエンザB型は特に突発的な高熱などが現れにくく、普通の風邪と似たような症状で非常に分かりづらいので、インフルエンザB型が流行する2月や3月に、風邪に似た症状があれば、熱がでてから1日~2日以内に内科を受診しましょう。

そして、適切なタイミングできちんと検査を行なうことが、少しでも早く症状の改善につながるので、気をつけるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はインフルエンザでタミフルでも熱が下がらない時の原因と対処法について詳しくお伝えしました。

まず、インフルエンザのB型だと抗ウイルス薬のタミフルを服用しても解熱しないケースがあり、これはB型では発症から48時間以内に服用しなければ効かないことが多いからでしたね。

こうした場合は、対症療法として体を外側から温めたり湿度を高く保つなど症状改善の方法をお伝えしたので試してみると良く、解熱の効果がなくてもタミフルは最後まで飲みきるべきとのことでした。

また、インフルエンザの検査は受診するタイミングがポイントで、発症から1~2日以内が良いのですが、B型は風邪と似て分かりにくいので、2月や3月に風邪のような症状が現れたら早めに病院へ行くと良いとのことでした。

B型はA型より症状が軽いですが治りにくいなどの特徴があり、体力を奪われるので、感染予防は次の記事をチェックしてしっかり行ないましょう!
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「インフルエンザに二回かかる人に共通している特徴と予防法!」についての記事はコチラ!?

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