インフルエンザの後遺症で咳に要注意!合併症の危険性と対処法!

画像1インフルエンザは、秋口から2月の終わり頃までにかけて流行することの多いウイルス性の感染症で、高熱を始め全身につらい症状が現れることが多いですよね。

そして、インフルエンザの後遺症として咳が長引くことがあるので、詳しい原因を知りたいのではないでしょうか。

また、インフルエンザの後遺症で咳が止まらない時の対処法も気になりますよね。

そこで今回は、インフルエンザの後遺症で咳に注意することや、合併症の危険性と対処法について詳しくお伝えしていきます。

スポンサーリンク

インフルエンザの後遺症で咳に要注意!合併症の危険性や対処法

画像2

インフルエンザは、罹患するとほとんどの場合が悪寒を感じてから間もなく高熱が出て、咳やくしゃみ、倦怠感や関節痛、筋肉痛といった全身の症状が現れますよね。

こうした症状は、個人差もありますし、ウイルスのタイプによって異なるのですが、インフルエンザのウイルスというのは、喉に感染するため、咳は必ず出ることが多いようです。

そして、抗インフルエンザ薬を服用し、自宅で安静にしているとやがて解熱し、回復期間に入っていきますが、咳だけが治らず、微熱が続くこともあるそうです。

これは、インフルエンザのウイルスそのものや他の細菌による二次感染を起こしていることが原因となって生じているインフルエンザの後遺症としての咳で、気管支炎を合併している危険性が高いです。

そして、気管支に炎症を起こしているので、最初は「コホコホ」とした空咳が続きますが、やがて痰をからんだ粘着質の「ごほごほ」という咳になり、中にはさらに悪化して、呼吸をすると「ヒューヒュー」、「ゼーゼー」という「喘鳴(ぜいめい)」という症状に陥る人もいます。

それから、気管支炎は、インフルエンザや風邪をひいた後に、後遺症の形で発症することが多く、インフルエンザがまだ治っていないのか、他の病気に感染したのかはっきりしないので分かりづらいのです。

インフルエンザの後遺症で気管支炎を起こしているときの対処法!

画像3

インフルエンザの症状が落ち着いてから3週間以内の気管支炎であれば、インフルエンザウイルスの二次感染で急性気管支炎を起こしている可能性が高いのですが、残念ながらこれに対する特効薬はまだないそうです。

そのため、病院では抗生物質が処方されることもありますが、処方薬で根本的に気管支炎が治ることはほとんどなく、咳でウイルスを排出し切るまで症状は治りません。

ただ、長引く咳で喉が痛み、水分をとりづらくなったり、食欲も低下するため、体力が落ちてさらに症状が治りづらくなってしまうので、対症療法として喉を労るために次のような対処法を行ないましょう。

1、 抗炎症作用のある食材をとる

急性気管支炎でダメージを受けたのどには、抗炎症作用のあるハチミツや、抗菌作用のある大根がおすすめで、大根ハチミツといって、大根を小さくカットしてハチミツに漬け、上がって来た液体の上澄み液を飲む手法が効果的です。

一方で、香辛料の入った辛い食べ物や、柑橘系のフルーツなどは刺激が強過ぎておすすめではないので、控えるようにしましょう。

2、 マスクを着用し、加湿器をつける

咳が続くと喉は乾燥し、さらに咳が出る原因になってしまうので、マスクを着用したり、加湿器をつけて潤いを保つようにしましょう。

3、 水分をこまめにとる

水分補給ものどの潤いに効果的ですが、一気に大量に飲むと咳き込んでしまい逆効果なので、少しずつこまめにとることで、脱水症状予防も行ないましょう。

このような対症療法を行なうことで気管支炎の症状は和らぎますが、あまりにつらいようであれば、病院を受診すると、気管支拡張薬といって喘息用の薬なども処方してもらえます。

また、3週間以上気管支炎が続く場合は、慢性気管支炎を起こしているか、他のウイルスに感染している可能性があるので、病院の内科か呼吸器科を受診するようにしましょう。

スポンサーリンク

インフルエンザの後遺症の咳で感染するの?

画像4

インフルエンザの症状は、解熱してから2~3日でだいたいの症状が回復し、子供は学校への登校を再開できる期間に入るのですが、これはウイルスが解熱後3日以内を目安に体から排出するとされているからです。

ただし、この後も咳だけが続くことは珍しくなく、病院で処方された抗ウイルス薬を最後まで飲みきらなかった場合や、無理をして動いてしまったりすると、治りかけで症状をこじらせて、ウイルスが多少体の中に残ってしまうと考えられているそうです。

そのため、解熱後3日以降も咳が続くようであれば、その咳でインフルエンザウイルスを他の人へうつす確率はゼロではなく、インフルエンザウイルスは咳で空気に放たれた後、環境にもよりますが1日程度は生存できるものなので、注意が必要です。

なので、もしもインフルエンザの症状が落ち着いてからも咳が長引いている間は、まわりへ迷惑をかけないように、家庭内でもマスクを着用し、手洗いやうがいを徹底することで、他の人へうつすことがないように気をつけましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、インフルエンザの後遺症で咳に注意することや、合併症の危険性と対処法について詳しくお伝えしました。

まず、インフルエンザでは、ウイルスの二次感染や他の細菌に感染することで、後遺症として急性気管支炎の症状が合併する危険性があるのでしたね。

そのため、対症療法として喉の潤いを保つため水分をとったり、抗炎症、抗菌作用のある大根やハチミツなどの食事をとったり、マスクの着用もおすすめで、どうしても辛ければ病院で気管支拡張薬を処方してもらうと良いのでした。

また、インフルエンザの症状の回復から3週間以内はウイルスが体内に残っている可能性があるので、咳で他の人へうつさないように配慮が必要で、3週間以上になると慢性疾患かもしれないので、病院へ行くべきとのことでした。

このように、インフルエンザは後遺症も辛いので、次の記事で2度かからなにように予防法をチェックしましょう!
↓↓↓
「インフルエンザに二回かかる人に共通している特徴と予防法!」についての記事はコチラ!?

スポンサーリンク

このページの先頭へ