インフルエンザの下痢の期間と対処法!ビオフェルミンについても

画像1インフルエンザといえば高熱や体の節々の痛みなどが代表的な症状ですが、中には下痢を起こしてしまう人がいるようです。

また、高熱と下痢の両方に苦しむ人がいる一方で、水下痢だけで済んでしまったという人もいて、違いが気になりますよね。

そこで、今回はインフルエンザによる下痢の原因や期間、また熱なしのパターンについてや下痢に有効とされるビオフェルミンについてを対処法とあわせてご紹介していきます。

なぜインフルエンザで下痢が起こるの?

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インフルエンザに感染すると、高熱や関節痛といったよく知られた症状の他に、腹痛や下痢などの消化器の症状が現れることがあります。

そして、インフルエンザで下痢が起こる場合には、次のような理由が考えられます。

■B型インフルエンザに感染していると下痢になりやすい!?

インフルエンザウイルスは喉や鼻の症状以外にも、胃腸炎の症状を引き起こしますが、この胃腸の症状はB型インフルエンザウイルスや新型インフルエンザに感染すると出やすいとされています。

中でも、B型インフルエンザウイルスに感染した場合には、最初は微熱程度にしかならず、風邪だと思っていたら突然熱が上がって腹痛や下痢が始まり、病院に行ったらインフルエンザだったというケースがあるようです。

また、新型インフルエンザとはA型インフルエンザの亜種ですが、突然の高熱などの典型的なA型インフルエンザの症状の他に、消化器の症状が多いのではないかと言われています。

■薬の副作用の可能性も!

インフルエンザ治療のために使われる抗ウイルス薬の中には、下痢などの胃腸への副作用が起こるものがあります。

例えば、タミフルは腹痛、下痢、吐き気、嘔吐が副作用として報告されており、イナビルでも下痢や吐き気が起こることがあります。

しかし、全ての人に副作用が起こるわけではありませんし、インフルエンザから回復して薬を飲まなくなれば下痢などの症状はなくなるので特に心配はありません。

下痢だけで熱なしのインフルエンザがある!?

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インフルエンザで、下痢はしているけれど発熱はないという状態は、以下のような原因が考えられます。

・B型インフルエンザの初期症状を風邪と思って、市販の風邪薬などを飲んでいる

市販の風邪薬には解熱効果がありますので、それによって熱が下がっていると考えられます。

・予防接種を受けていた

予防接種は、受ければ絶対に感染しないというわけではなく、感染する確率や重症化するリスクが低くなるというものですので、そのために通常より症状が軽くなっていると考えられます。

・免疫機能の低下により、発熱していない

発熱は体がウイルスと戦うための免疫反応のひとつですので、加齢や過度のストレスといった要因によって免疫機能が低下していると、体が「発熱するべき時なのに発熱できない」といった状態に陥ることがあります。

また、この他にも、症状だけ見れば風邪なのに、インフルエンザの検査をしてみると陽性反応が出るといったケースもあるようです。

インフルエンザの下痢はどのくらいの期間続くの?

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インフルエンザの症状は通常3~4日程度で治まってきますので、下痢もその程度の期間続くと考えていたほうがいいでしょう。

しかし、抗ウイルス薬がよく効いた場合などには、もう少し短い期間で済んでしまうこともあるようです。

そして、5日以上に渡って下痢が治まらないという場合には、他の病気に感染している可能性もありますので、医療機関を受診し、医師に相談することをおすすめします。

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インフルエンザの下痢への対処法はこれ!

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インフルエンザでの下痢も、基本的にはノロウイルスなどの感染性胃腸炎と同じく、次のような対処法が有効です。

■水分補給は必ず行う

下痢によって大量の水分が失われるため、それを補給しないと脱水症状を起こしてしまいますので、水分補給を必ず行うようにしましょう。

なお、その際には水やお茶ではなく、薄めたスポーツドリンクや経口補水液などを常温、もしくは温めて飲むようにすると胃腸への負担も少なく、水分だけでなくミネラルも補給することができて効果的です。

特に、発熱もある場合には脱水症状を起こす可能性が高いので、OS-1などの経口補水液を購入しておくといいかもしれませんね。

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■無理に食べようとしない

発熱や下痢で体力を消耗しているから、食べて体力をつけないといけないというのは間違いです。

なぜならば、症状がひどい時に無理に食べてしまうと、余計に悪化したり、治りが悪くなったりすることがあるからです。

また、下痢をしている時には脂っこいもの、繊維の多い野菜、柑橘類などは避けるようにし、よく煮たうどんやおかゆなど、柔らかいものを少しずつ食べるようにしましょう。

■下痢止めは使わないほうがいい?

下痢が辛いからといって、薬で無理に止めてしまうと、インフルエンザの症状が悪化したり、長引いたりする可能性があります。

その理由は、下痢は発熱と同じく体がウイルスと戦うための免疫反応のひとつで、ウイルスを外に強制的に排出している状態だからです。

特に、熱もなく下痢だけが起こっているような場合には、下痢を止めてしまうとウイルスがそれだけ体内に長く留まることになってしまいます。

ですので、無理に下痢止めは使わないほうがいいでしょう。

■腸内環境を整えると、下痢の期間が短くなる!?

ビオフェルミンなどの整腸剤を使って腸内環境を整えることも、感染性の下痢には有効な対処法だと言われています。

これは、腸内環境を整えることで免疫機能がより活性化し、感染からの回復が早まることが理由です。

というのも、腸内には免疫細胞の実に6割ほどが待機しており、免疫力というのは腸内の環境に大きく左右されると言えるからなのです。

そして、整腸剤であれば市販でも手に入り、また下痢を止めてしまうわけではないので、下痢が辛い時には試してみてはいかががでしょうか。

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まとめ

いかがでしたか。

インフルエンザによる下痢は主にB型インフルエンザや新型インフルエンザなどに感染した場合に多く、期間はおよそ3~4日程度ですが、5日以上続いているという時には他の病気にかかっている可能性もありますので、医師の診察を受けるようにしてください。

そして、対処法は一般的な感染性の下痢と同じく、水分補給をこまめに行い、胃腸を刺激する食べ物は控え、無理に薬で下痢を止めようとしないというのが基本です。

なお、インフルエンザは治っても違う型のウイルスに感染してしまうことがあるそうですので、治ったからといって安心せず、予防を心がけたいものですね。
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「インフルエンザに二回かかる人に共通している特徴と予防法!」についての記事はコチラ!?

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