気管支炎の時のレントゲンの所見や診断!影や白い部分についても

画像1気管支炎は、風邪やインフルエンザなどの後にかかりやすく、風邪や他の呼吸器系の症状とも似ているので、見分けづらいですよね。

そのため、気管支炎で病院へ行くと、症状によってはレントゲンを撮ることがあるので、その所見や診断について知りたいのではないでしょうか?

また、気管支炎でレントゲンを撮って、影や白い部分が映った場合、その意味は何なのかも気になりますよね。

そこで今回は、気管支炎の時のレントゲンの所見や診断、また、影や白い部分についても詳しくお伝えしていきます。

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気管支炎の時のレントゲンの所見や診断は?影や白い部分もついても

気管支炎は、風邪などをひいたことがきっかけで、ウイルスや細菌に感染したり、ホコリやチリなどが原因となって喉の下にある気管支に炎症が起きている状態のことを言います。

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そして、激しい咳と、37.5~38度くらいの発熱といった症状が特徴なので、風邪や肺炎などとも症状が似ていて外側からの診断では分かりづらいですよね。

また、気管支炎の場合は原因によっては抗生物質を服用したり、対症療法を行なえば3週間以内には収まることがほとんどですが、肺炎の場合はそうはいかず、放っておくと命の危険にも関わる重大な病気へと発展してしまいます。

そのため、気管支炎で病院へ行くと、まずはレントゲンを撮影し、体の内部の状態を確認することが多いそうです。

そして、胸部レントゲンを撮ると、気管支炎だけを起こしている場合には、いつもより気管支が濃く(白っぽく)映りますが、これは気管支にからんだ黄色い痰のためだと言われています。

ただし、肺炎まで重症化していると、気管支に起こっていた炎症が気管支周辺の肺など広範囲に広がり陰影を形成しているので、レントゲン写真ではっきりと分かるそうです。

また、こうしたレントゲン写真の所見に加えて、内診で、ゴロゴロといった痰のからんだ咳や、首や背中や関節が痛んだりする程度であれば気管支炎という診断が下り、原因ウイルスや細菌を検査キットで調べることがあります。

そして、激しい咳に加え、胸の痛みや4日以上の高熱などの全身症状が見られ、黄色や緑がかった痰が現れている時は、肺炎を起こしているという診断がなされ、他にも胸の痛みや呼吸困難、倦怠感などが問診されるのでしっかりと答えるようにしましょう。

肺炎は、風邪などをこじらせてかかる場合や、気管支炎が重症化してかかるケースなど原因は様々ですが、抗生剤の内服だけで治ることもあれば、人工呼吸器を使って息をするのを助けてもらわなければならないほど重症化することもあるので注意が必要です。

そのため、病院へ行って気管支炎と診断された場合でも、その後自宅で対症療法を行なっても治らず、高熱が4日以上続いたり、呼吸がひどく苦しく、痰の量や色がおかしいようであればもう一度病院へ行って医師に診てもらうようにしましょう。

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気管支炎で解熱剤や鎮痛剤を使っていいの?

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気管支炎の熱は、気管支に異物が侵入したことに対する体の反応で現れているため、発症から3日間程度は37度~38度前後で上がったり下がったりを繰り返すことがほとんとです。

そして、インフルエンザなどのような高熱ではないので、人によっては熱のためにうなされるほどではないのですが、この熱で頭が痛い、食欲がない、水分が摂れないなどといったことがあれば、症状を緩和する目的で解熱剤や鎮痛剤を使っても良いそうです。

ただし、気管支炎の根本的な治療にはならないことと、解熱剤の使いすぎやあまり効果の強い解熱剤は、病気の治療にプラスにならない上に、副作用の恐れがあるため、十分な注意が必要ですよ。

もし、解熱剤などの使用に抵抗がある方で、熱を早く下げたい場合は、首元や手足をきちんと長袖のパジャマなどで覆い、いつもより毛布を一枚多くして汗をかかせ、かいた汗はこまめに拭き取るようにすると比較的早く熱が下がります。

とはいえ、毛布を使いすぎると熱がこもって熱中症になったり、大量に汗をかいてかえって体を冷やしてしまうことがあるので、注意しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、気管支炎の時のレントゲンの所見や診断、また、影や白い部分についても詳しくお伝えしました。

まず、気管支炎では風邪などと症状が似ていてわかりづらいため、痰のからんだ咳が数日続く場合は病院でレントゲンを撮り、気管支が白っぽく濃く映るのでしたね。

ただ、気管支炎などをこじらせて肺炎を起こしていると、気管支の周囲や肺にくっきりとした影が映るのと、高熱が4日以上続いたり痰の色が緑や黄色とおかしな色になるので、ここで見分けて適切な対処が必要なのでした。

さらに、気管支炎で熱がつらい場合は解熱剤や鎮痛剤を使っても良いですが、使いすぎは逆効果であることと、薬を使わなくても、きちんと温かくして汗をかき、こまめに汗を拭き取るようにすると比較的早く熱が下がるとのことです。

気管支炎は対症療法で治る病気ですが、こじらせると肺炎の恐れなどもあるので、無理せずしっかり休んで早く治しましょう!

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